表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
また君に会えたなら  作者: 結城コウ
月葉編
3/104

1話-2

『……ッ!!』


私は目を覚ますと同時にさっきまでの出来事が夢だと理解した


…私の頬は濡れていた


あの夢をみた日はいつもそうだ


そして、決まってその日は雨が降ってる


まぁ、でもそれは関係無いと思う


此処…


私達の住むこの島…


雨御島-アマミシマ-は降水量がとても多い


一年の内の約300日は雨が降っている


この島は


ただその点を除けば快適な島だと言う


適度に田舎


適度に都会


街が五つ程あって


一応、小中高に大学…全部の学校が島の中にある


離島だけど


船で15分で本島に行ける


この島で暮らす上で傘が必要不可欠だと言う事を除けば暮らし易いのは確かだ


けど、何故か


私…燕条月葉-エンジョウツクハ-はこの島が好きになれなかった


明確な理由はわからない


そもそも存在したのかさえわからない


けど、


私の心の何処かで


この島が嫌いだと言う感情が芽生えていたのは確かだった…




私はパジャマの裾で涙を拭うと洗面所に向かった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ