表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
また君に会えたなら  作者: 結城コウ
月葉編
2/104

1話-1

『月葉編』




時々、夢を見る



何の前触れもなく



突然


忘れかけていた頃に同じ夢を…






激しい雨が降っている


私と兄は傘もささず


そのどこかの歩道に立っていた


一瞬の間を置いた後


私は兄の傍に一歩


歩み寄ると


兄は私にもたれ掛かる様になった


そして、そのまま私から

滑り落ちる様に地面に突っ伏した


やがて、彼の腹部から大量の朱い液体が流れ出す


私は訳が分からず


視線を下に下ろす


すると私の左手には


刃が朱い液体に塗れたナイフがあった


私は声にならない悲鳴をあげて


その場にしゃがみ込む


だけど


しゃがみ込んだ場所のすぐ隣にあった水溜まりに映った私は



笑っていた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ