大鎌の少女
開いてくださりありがとうございます。(*゜▽゜*)
是非楽しんでいってください。
________________「な、なんなんだよ!頑張ってください?ふざけんなよぉ!最低評価のク○ゲーでももうちょっとマシな説明あるだろ!」
俺は現実世界のク○ゲーを批評しながら、この世界のルール説明とやらに文句をつける。
________「くそっ!まず第一に、十五業大戦ってなんだよ。なんかのイベントか?だったらなんで俺は参加させられてるっていうんだよ....」
俺は呆れたようにそういう。
なにも知らない状況で何もない状態でいきなりこんなところに放り込まれたら誰だってこうなるだろう。
「はぁ〜これからどうし....」
(バコーン!!)
________「こ、こんどはなんだ??」
俺はその激しい音に驚いて後ろを振り向くと.....
________そこには大きな鎌を持った身長低めの女の子と、大剣をもった大男が戦っていた。
「ぇ、ゑーー!!」
俺はその圧倒的すぎる戦いに驚く。
________「いや、いやいやいや女の子絶対不利でしょーー!」
そう思っていたが....
(いや、そうでもないか.....てか、逆に女の子の方が押してないか?)
俺はそう思いながら戦いを見続ける。
ずっと大剣で女の子の大鎌を受けていた大男がこんどは大剣を女の子に向かって振るう。
「ちょ、あぶな....」
そう言いかけていると、その大剣よりもはやく女の子は大鎌を大男に振った。
大男はかすり傷ですみ、また大剣を振るおうとすると....
________________ (ブシャッッ!)
なんと大男の切られたかすり傷から、謎の黒い液体が飛び出す。
その直後、大男はその場に倒れた。
________「う、うそぉ....」
俺は呆気にとられる。
_________ (ギラリ!)
「げッ!ヤバイ見られた......」
物陰の隅から戦いをのぞいていたら、場所がバレてしまった。
するとその直後、女の子は物騒な大鎌をもって俺の方へ高速スピードで迫ってきた。
________「いや、これこそ うそぉーー!」
俺はそんなくだらないギャグをとばし、女の子にマウントをとられたような体制になり、鎌を首に突きつけられる。
________________「あなたは何?....」
(いや、何ってなに!?あの主語と述語をもうちょっと....じゃなくて!!や、ヤバイ殺されちまう!.....」
_________「お、俺はなにもわからないんだ!!」
するとその女の子は一度視線を下に向け、何か言ってくれるのかと思えば....
________(プチッ!)
________「ひ、ひぃ!」
もともと首に近づけられていた鎌を首に当ててくる。
_________「そう、とぼけるのなら死になさい。」
_________「い、いやちょっとまってくれ!俺は本当に...!」
拒否をアピールするために手を伸ばす。
(ムニュ〜〜ゥ)
________「あっ....」
________________「んッッ////......ハッ!!」
顔を耳まで赤らめている女の子が、俺を恥ずかしそうな顔で睨む。
つい伸ばした手が女の子のおっπを鷲掴みにする。
(で、でかっ!!....じゃなかった!や、ヤバすぎる!こんどこそ...)
________「よ、よくも....痛めつけて殺してやる〜!」
(いややっぱりーー!)
そう叫びながら俺のチ○コを思いっきり蹴飛ばす。
「あ゛゛だだだだだだだだだーーー!」
俺はその男にしかわからない壮絶な痛みと戦いながら、後方へぶっ飛ぶ。
________「ひゅ〜、ひゅ〜、ひゅ〜...あっあぁああぁ...」
「次はこの鎌で....」
________________ (ピーーー)
そんな機械音と共に、俺は音の鳴る方を見ると....
_________「と、トラップ??」
_______(バコーン!!)
そう言ったとたん大爆発する。
「うわぁあぁ゛ーーー!!」
俺はその爆風でこんどは前方にぶっ飛ぶ。
(ムニュ〜〜ゥ)
________「あっ....」
(やっぱほんとにデカいな...てか、柔らか....)
________「ハァッ!/////....こ、この....ヤリ○ンど変態がーーーー!」
「おいおい!それだけはちげーyッッんガッ!!ぁ゛!」
俺はそこだけ真剣な顔で言いかけて思いっきり2度目のチ○コに蹴りをもらう。
.....
________
「ち、ちくしょう....」
俺は小声でそう言う。
「ち、ちくしょうですって...まさか本当に私で犯そうと...!」
「いやそういう意味じゃねーよ!!」
あまりにもひどい勘違いに俺は全力でツッこむ。
_____________「??ヤ、ヤリ○ン....あなた本当になにも知らないの?」
そう聞いてくる女の子。
一応は話を聞いていてくれたらしい。
俺は少しだけ感心しながらも女の子を警戒しながら答える。
________「あ、あぁ。俺は本当になにも知らないんだ。てか、知ろうと思ったがなんなんだよこの適当すぎるルール説明....なにが起きているのかさっぱりわからない....あとそのヤリ○ンやめてね。」
「.....じゃあどうやってヤリ○ンはここまできたの?」
「それは...なぜか急にここまで転移させられた....あとそのヤリ○ンはやm....」
「どういうことだろう.....しかもヤリ○ンほど弱い人が一体なぜ....それにヤリ○ンはなにも《職業》を選択していない...」
自分の綺麗な白い髪をいじりながら考えるそぶりをする女の子。
「お前もわからないのか....あといいかげんそのヤリ○ンはy....」
「ッ....さすがにここまでヤリ○ンだとヤリ○ンね....ヤリ○ン、ヤリ○ンがヤリ○ンのはヤリ○ンだけ?」
「いやいやここまでくるともはやヤリ○ンって言いたいだけだよなぁ!!」
俺はさすがにいきすぎたおふざけに耐えきれずつっこむ。
(まったく...こんな可愛い子がヤリ○ンヤリ○ン言ってられると無駄に緊張してくるな...)
________「...こほん...あなたは本当になにも知らないしなにもわかっていないようね。」
なにもなかったかのように切り替え喋ってくる。
「だから、最初からそう言ってただろ。」
「あなたが私で犯そうとするから悪いのよ...」
顔を赤らめながらそういう女の子。
「だから違うって...はぁ〜...」
俺は大きなため息をつく。
________「...このゲームが終わったらいろいろと教えてあげる...。私の名前はマユ。私と今だけパーティーをくんで。そうすれば私がパーティーリーダーだから、このゲームが終わった後私の隣に転移するから。」
いきなりそんなことを言われ、とまどってしまう俺。
「お、おう。俺の名前は漆亜紀斗。なんか...悪いな...。」
俺は申し訳なさそうにそう言う。
________「い、いいよ別に...あなたは...亜紀斗は、こんな私なんかとまともに喋ってくれたし....」
とても小さい声でいう。少し顔を赤らめているが、その中にわずかな悲しみがのっているような顔をしている。
「え?今なんかいったか?」
「な、なにもいってないよ!!....あ、あと10秒でゲームが終わる...今回も決着はつかないまま...か....」
そうマユが呟くと、俺とマユは同時にその場所から姿を消す。
読んでくださりありがとうございました。(*゜▽゜*)
楽しんでいただけたでしょうか?
また次回も投稿するつもりなので、楽しみにしていてください。