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美術少女と異世界に住まう魔王の旋律  作者: Spell
Episode 02 ナイトメアと現実世界の二週間
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第26話 I don’t know fantasy I will going still編

私は、会議を黙って見てる傍観者だった。

国の話と家族の会議。

私には荷が重すぎた。


私は場所を離れることにした。


「私...ちょっと外行ってくる、話はみんなで済ませて」


私はこの場を去った。


...世界の共存なんて私にはわからない。

私は、元どおりになった

ブニダーズの街に行き、空気を吸った。

地球と同じくらい鮮やかな空気。

涼しい風。

それはまるで地球そのもの。

そりゃあそうか、だって元々ナイトメアは

地球だったんだもの。


「世界を二つにする計画...それを元に戻そうとするのはそんなに悪いことか...?」


人はいつか死ぬ。

それなのになぜあるべき姿に

戻すことを拒むのか。


人は死ぬ...

絶対に死ぬ。


どんな生き物でもいつか死ぬ。


戦争で死のうが

病気で死のうが...

死ぬんだ。


だけど...みんな死なない

ほうがいいに決まってるじゃない。



1時間後、私は再び魔王達の部屋に戻った。

会議はまだ続いていた。

世界の共存が正しいかどうか...


私は考えがまとまらずに1時間惰性になって

過ごしてたけど...


「共存はやはり無理だろ...」


魔王は否定。


「わたしも反対するよ」


花奏ちゃんも否定。


「浅海...頼むから世界を共存させるのはやめてくれ...」


帝魔王様も否定。


「...だったら...わたしはなんのために共存の活動をしてきたの?」


浅海さんは、否定を認めない。

1時間もずっと同じようなことを話していたのだろうか。



「もうさ、私たちだけで決めるんじゃなくて、国で決めようよ」


わたしも意見を述べた。

これはもう私たちだけの問題じゃないと思うから。


「この国の上位に立つ人たちだけが決めても国の人は納得しないと思う...

だからさ、一度選挙をするのはどう?」


「...選挙?」


「そう、選挙よ、日本では選挙をして3分の2以上賛成の意見があれば成立ってことになるのよ...

ブニダーズはいままでどんな風に決めてきたの?」


「国の上位に立つ者...城にいる王やその家族...

あとは城の大尉や中尉だ」


魔王が国のルールを決める方法を教えてくれた。


「じゃあさ、普通の国民の意見は...?」


「それは基本的に受け付けてない...

だが日本はそんなルールがあるのか?」


「ええ、憲法では国民は皆平等であり、出身や階級などで差別されず、国の王だけで支配することもできない、そして選挙は誰でも受けられるようになっているわ、ただし18歳以上に限るけどね」


「なるほど...その案はいいかもしれない、ならば国中で選挙をすることにしよう...」


帝魔王様は賛成してくれた。


「浅海、これだったらいいだろ?」


「ええ...それだったらいいわよ」


浅海さんも同意。


「私もいいですよ」


「ああ...俺もだ」


花奏ちゃんと魔王も同意。


ブニダーズに日本のルールを教える...

これも一つの共存かもしれない。

それにしても

ブニダーズが国民に選挙権を与えないのは意外だったな。

日本の常識とブニダーズの常識は違うんだな...


私は授業で習った知識を活かし。

日本の選挙方法を紙に書いて帝魔王様に渡した。

公民の授業は

美術ほどではないけど得意な方だったから

自身があるわ。


「3日後...選挙を始めることにする...

この国では前例はないが...

だが、この案はとてもよい...

日本のルールは素晴らしいな」


「それじゃあ...私は一旦家に帰るね」


「じゃ...じゃあ私も一緒に行ってもいいですか?


「私の家に行くの?」


「行って見たかったんです、沙羅さんのお家に!」


「うん、いいわよ、でもこの件が終わってからね」


私は色々と調べたいこともあるし、花奏ちゃんの気持ちは嬉しいけど

今はまだ無理。


「わかりました、ありがとうございます!」


私は魔法結界を開いた。

光が私を包む。


「3日後にまた来てくれ」


魔王と帝魔王様はそう促した。


「ええ、一週間にまた来るわ」



私は光に飲まれ、元の世界に戻った。

さて、3日後は選挙だ...

それまでに色々と勉強しなきゃ。



ブニダーズの大選挙編に続く!

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