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美術少女と異世界に住まう魔王の旋律  作者: Spell
Episode 02 ナイトメアと現実世界の二週間
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第25話 I don’t know fantasy 平和と共存編

クリアチムは、両手を掲げている。

世界の共存がもうすぐ始まる。

実現できるんだ。

そんな感情を抱いているのだろう。


「ねえ、あんたはなんで世界を共存しようとするの?」


私は問いかけてみた。

なぜクリアチムは世界の共存を目的としているのか。


「ああ...魔法と科学の文明を両立させればさらなる理想の世界に変わる...」


「...なるほど、だけど現世界でもナイトメアでも、魔法や科学の力で動いているものがあるじゃない、たとえばタブレットとか...カードとかね」


そう、ナイトメアでもタブレットとかカードを使って連絡を取ったりしている。


「確かにそうだ...だがな、俺は更なる文明の発達をしたいんだよ」


浅海さんは儀式をやめない。


「浅海...やめろ...!」


帝魔王様は未だに止めにかかっていた。


「貴方...私はMKK...つまり世界を二つにしたり一つにしたりする権利があるのですよ...」


浅海さんは、MKKとなっていた。

MKK...たしか、ナイトメアの魔法に関することを取り扱っている最上級の資格...

この資格を持っていると、世界を思うように変えることができる...


「...!?」


「クリアチム...浅海...あと一週間だけ時間をくれ、お前達のやっていることが正しいかどうかはわからない...ちょっと頭の中を整理させてくれ」


帝魔王様は、浅海さんとクリアチムに懇願する。

世界を元に戻す行為が果たして正しいのかどうか、それを整理するために...


「...なら、共存を条件にお前と浅海で世界を直結させる意見を一週間以内にもってこい」


「...わかった」


こうして、今日はクリアチムとの話が終わった。

一週間以内に考えをまとめて

案を出す必要がある。

浅海さんを始めとした会議がもうすぐ始まる...


私たちは部屋を出た。

浅海さんを連れて...


「話は終わりましたか、ならあなた方の国へお戻りします」


「ああ...」


アウランジの兵に帝魔王様の家まで飛行船で送ってもらった。

そして、会議は始まる。


ウィーン。

私たちが降りた後、飛空船がアウランジに戻っていく。

荒れてしまった大地...

帝魔王様は早速指示を出すことにした。


「こちら...帝魔王だ、敵襲は収まり、今後は襲撃が起こらないよう交渉に成功した...今から建物の修復魔法を唱える...」


すると帝魔王様は、荒れた空間を修復する作業に入った。

周りの建物が少しずつ元どおりになって行く。


「修復魔法なんてあるんですね...」


私は帝魔王様ではなく浅海さんに声をかけた。

話をしたかった。


「はい、この魔法は摩人さん...夫にしかできない魔法です」


「そうなんですか」


「...あ、そういえばあなたって花奏のお友達ですか?」


「は...はい、そうです、沙羅っていいます」


「私は浅海です」


浅海さんは微笑んだ。

私も微笑んだ。


5時間後、元の空間に戻った。

帝魔王様は修復が完了したことを伝え終えた。

さて、会議はここから始まる。

会議のメインは帝魔王様と浅海さん...

サブメインで魔王と私と花奏ちゃん。

5人での話し合いだ。


「私、お母さんにやっと会えた...

だけど、まさかMKKに所属するなんて...」


「...花奏、私は貴方や貴方達のために計画をクリアチムと立てたのよ、そして私はMKKの神となった...」


「そう...あれは...」


浅海さんは目をつぶり、過去を語り始めた。


浅海さんは、現世界に興味を持っていた。

素晴らしい世界を作ろうと思っていた。



5年前の花奏は、まだ何も知らない10歳だった。

花奏はまだ何も知らなかった。

面白そうだとは思った。

ある日...浅海の姿が突然消えた。

浅海も帝魔王も必死に探し求めていた。

だが見つかることはなかった。

消える前の情報はない。

本当に何気なく消えてしまった。

浅海は、クリアチムのところへ拉致され、クリスタルに閉じ込められた。

世界を共存させるための計画をここでクリアチムと考えていた。

本当は、花奏たちの元に帰りたかった。

だけど、それは無理だと悟った。

だから、世界の共存という夢を叶えるためにクリアチムにクリスタルに力を共存した。

気持ちの一致というものだった。

そして、5年後...ようやく元に戻った。

再び家族と一緒になれた。

それはすなわち、計画の段階が終わったってこと。

5年間かけて世界を共存させる最大級の魔法

アースエクストリーム...

それを発動させる準備が完了したってことだ...


「ということ...だから、いつでも発動できる」


「それをすれば...世界は共存できるの...?」


浅海さんは頷いた。

そして、一枚の紙を差し出した。

そこにはこう書いてあった。


アースエクストリームと発動できる条件...

それはMKKの最上位の存在であること...

そして5年分の魔力をクリスタルに蓄えること。

浅海さんはMKKの最上位に所属する権利を5年前に手に入れている。

浅海さんは世界の神に準ずる魔力を持っていた。

なので、MKKの最上位に適していた。

だからクリアチムはMKKの最上位としてクリスタルに閉じ込められた。

5年間の下積みを得て、ついに解放された。

そういうことらしい。


「私は、発動させようと思う」


「...浅海、お前はなにが目的なんだ...共存させてどうしたいんだ...?」


「そうですよ...浅海さん、貴方は俺達に何を求めているんだ...?」


「世界の発達...本当にそれが目的なんですか...?」


I will going still編に続く...

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