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ここではありふれた物語  作者: 越智 翔
第三十二章 緑の闇の中で
689/1107

最初の中継地にて

 緑のドームに覆われた黒い泥土の道。この辺りはまだ、関門城から遠くないのもあり、大勢が行き交うため、自然とそれなりの幅の通路になっている。頭上からは軽快な鳥の鳴き声も聞こえてくるし、日差しも遮られているために暑さも控えめだ。初日には『人食い』に狙われるというハプニングもあったとはいえ、あとは順調そのもののピクニックだった。

 けれども、こうして歩くことで俺は大森林の恐ろしさをなんとなく悟りつつあった。


 まず、頭上だ。スーディアの山道も森に覆われていたが、こちらの視界は更に限定されている。一度、下り坂の底が沼地の縁だったことがあり、そこから少しだけ視界がひらけていたのだが、それ以外では完全に緑の繭の中にいるような状態だった。また、沼地から見えたのも、捩じくれた低木と灰色の泡立つ泥沼、遠くに鬱蒼と繁る緑の丘だけだった。その時は雲が分厚く、太陽の位置を確認できなかったのだが、仮に見えたとしても、この世界の赤道付近に位置する大森林においては、時刻を正確に把握できていないと、方角を判断する材料にはなり得ない。要するに、これでは万が一迷子になろうものなら、とてもではないが助からない。

 それから、虫の存在。大きなのと小さなのがいる。小さな虫は、ブヨみたいなのが数えきれないほどいた。しっかり全身を装備で覆っていたフィラックやタウルにはほとんど被害がなかったが、急遽参加することになったクーやラピは軽装で、そのためにズボンの裾の隙間から入り込んだやつに刺されていた。だから二人の足には、既にして真っ赤な腫れができている。なお、ジョイスはというと、割合マシな状況だった。多分、毛深さが役立ったのだろう。

 では、大きな虫はというと、今のところさしたる実害はない。森の暗がりのそのまた向こうに潜んでいるが、時折羽音が聞こえてくる。そう、あの見慣れた黒いやつだ。魔宮にもいたし、人形の迷宮にもいた。本当に、世界のどこにでもいるらしい。ただ、聞いた限りでは、こいつらは人間が弱っているところを見ると、急に態度を変えて襲いかかってくるという。また、日中は比較的おとなしい。

 単なる地形に危険が潜んでいることもある。どういうわけか、俺達は黒い斜面を登ったり下りたりしているのだが、そこに起伏がある……つまり高低差がある地形では、何かが落下したり、転がってきたりすると大変なことになる。俺達が通る道はただ踏み均されただけで、別に舗装もされていないし、ガードレールもない。幸いにも岩が転がってきたことはないし、大きめの石も滅多に見かけないのだが、幹の半ばからへし折れた樹木が散見された。

 あれは何かとタウルに尋ねたところ、古木が自重に耐えかねて折れることがあるとのことだった。斜面に生える樹木は陽光を求めて伸びていくのだが、必ずしもまっすぐに育つとは限らない。そして、一抱えもある大木ともなれば、僅かな傾斜もその自重ゆえに、大きな力となってのしかかる。それが年月を経て古木となり、中身がスカスカになってくると、非常に脆くなる。何かのきっかけで幹が裂け、折れてしまう。だから宿営地は慎重に選ぶ必要がある。注意しないと、眠っている最中にいきなり木が折れて倒れてきたりもするのだそうだ。


 とはいえ、まだ出発してから二日目だ。

 しかも、今夜の宿営地はなんと村の外れだという。王国の当局にしかるべき登録を済ませた、つまりは比較的安全な場所ということだ。

 既に時刻は夕方近い。この坂を登り切ったら、そのマンガナ村があるという。


 登り切ってみると、果たしていくつもの小屋が見えた。屋根は草葺きで、ちゃんと地面と床が離れている。手間暇をかけて拵えた立派な家だ。雨が多いこの大森林で過剰な湿気を避けるには、こういう家を建てる必要がある。関門城の傍にあった半地下の家は、収穫物の貯蔵を考えなくていいから、あんな構造にできたのだ。自給自足が原則のこの村では、そういう造りにはできない。

 村の敷地は、見て取った限りでは、ひょうたん型をしているように思われた。北側が小さく、南側が大きい円形だ。家の位置に規則性はなく、バラバラに建てられている。ただ、そこはやはり雨で崩れるのを恐れてか、あまり低い位置にはない。ほとんどは丘の頂上付近に集中している。家の軒数は少なく、北側で十もなく、南側でも二十はなかった。規模からすると、村中みんなが顔見知り、そういう小さな集落だ。


 ただ、家がないところには畑があり、そこにはびっしりと作物が植えられている。総勢六十名もの集団が、どこで休めばいいのか?

 俺が左右を見回していると、タウルが横に立って指差した。


「あちら、南の村の端に通路がある」


 先行するペダラマンの班にとっては珍しいことなど何もなく、彼らは淡々と村の高台の斜面に沿って歩き、南のひょうたんの尻のところから伸びている通路に足をかけていた。

 果たしてそこまで行ってみたところ、しっかりした土台の、幅四メートルはある通路があった。奇妙なほど平坦で、きれいに整備されているのがよくわかった。ただ、左右に手摺のようなものはない。

 少し進んで左右を見ると、落ちたら大怪我は避けられない高さになっていた。足下の更に下から木々が生えているのだが、途中でその背丈が低くなる。木々が頭上を覆わないその場所で、久しぶりの夕陽を目にすることができた。通路の下に視線を向けると、そこに広がっていたのは夕陽の赤に染まった沼地だった。

 見晴らしのよさに思わず立ち止まった。まばらに生える低木の合間に、赤く濁った水面が見える。そのまた向こうは黒々とした森だ。やはりというか、今俺達がいる場所と同じように、ちょっとした丘になっていた。

 百メートルほどの通路の先に、新たな丘があった。振り返って考える。これが自然の地形とは考えられない。少なくともこの通路は、誰かが建造したものだ。しかし、今ここに住む村人には荷が重い工事であるような気がする。とすれば、統一時代の開拓者達が築いたのか、それともイーヴォ・ルーの信徒達が作り上げたのか。それと、今の俺達には通路として利用されているが、建造時の目的としては、また別の何かがあったのかもしれない。例えば防衛拠点、その城壁とか。

 考えを纏める時間はなかった。後ろからタウルに急き立てられて、俺は場所取りをしなくてはならなかったからだ。


 全員で大急ぎでテントを立てた。ペルジャラナンが火をおこすと、ラピがこの時ばかりはと炊事を受け持った。どうせなら俺がやったほうがと思わないでもなかったが、そこで思い直した。そうなるとまた、彼女が役立たずになってしまう。というわけで、手持ち無沙汰になってしまった。


「もう一回やってみろ」


 焚火の横で、タウルがクーにロープを握らせていた。

 これも事前に聞かされている。ケカチャワンに着いてから沿岸を遡行することになるが、ボートの管理はクーに任せる。難しい話ではない。毎回しっかりとボートを対岸の木に繋いでおくと、それだけの話だ。ただ、単なる雑用とはいえ、適当なロープワークでは事故が起きるかもしれない。正しい結び方を覚えさせる必要があった。


 こんなことではいけない。ラピもクーもタウルも、しっかりと仕事をしてくれている。でもこの探索は、誰より俺自身のためのものだ。俺は俺でみんなに貢献できることを見つけなければいけない。なんといっても主催者なのだから、最大の責任者なのだから。

 もちろん、だからこそ体を休めて緊急事態に対応できるよう余裕を残しておくのも、選択肢としてはありなのだが。


 俺達が陣取った丘の上は、六十人という頭数に大量の物資を積むとなると、決して広いとはいえなかった。真ん中に食料などの物資を積み上げてあり、そこに各班のリーダーが集まっていた。ただ、さほどの伝達事項もないらしく、俺が見かけたときには、ゲランダンもペダラマンも背を向けていた。


「ああ、ファルス」


 フィラックが俺に気付いて手を振った。アワルもこちらに向き直る。


「なにか」

「アワルの班は、半分がここに残る」


 ここから更に四日ほど進んだ先にある拠点が、次のアワルの班の拠点になる。その二箇所に陣取って、荷物を川岸に運び続けるのが彼らの仕事だ。

 なお、当面のところは二つ目の拠点を副班長のヤンに任せて、アワル自身は二十人の人足を指揮してケカチャワンの河岸まで同行する。ボートや物資を残り三つの班に引き渡した時点で、彼は二つ目の拠点に引き揚げる。人足はそのまま、関門城に引き返して報酬を受け取って解散だ。


「ただ、その拠点というのが」


 アワルの表情が曇る。彼は伏し目がちになりながら俺に説明した。


「あまりいいところじゃない」

「と言いますと?」

「そちらも村なんだけど、王国の許可は受けてない。脱法移民の集落なんだ」


 納得した。つまり、危険度の高い奥地になればなるほど、人間の支援は得づらくなる。出自に怪しいところのある集団は、そうして奥地に陣取ることで、独特の地位を獲得し得る。彼らの身分は確かに違法なのだが、魔境の奥地に踏み込む冒険者達にしてみれば、交渉して支援を得られる可能性があるのは、そうした村落以外にない。そのような違法がまかり通るからこそ、関門城の南は無法地帯であるといえるのだ。


「なんでもありの場所だから、気をつけて欲しい。ここも別に、そんなに安全な場所じゃないけど」

「王国の許可を得て建設された村なのに?」

「それはそうだけどね。そんなの紙一重だ。今は大所帯で、居場所がはっきりしてるから誰も手出しをしない。それに多分、ここに五人しか残さなくても、俺達が大勢と奥地に行くってわかってるし、やっぱり何も起きないと思う。だけどもし、探索に失敗した冒険者が、一人きりでこちらに流れ着いたら……」


 アワルは、静かに手刀を首に添え、スッと掻き切る仕草をしてみせた。


「本当にあやふやなんですね、その」

「そういうこと。ファルス様も気をつけて。珍しいからって、一人で遠くに行っちゃだめだ」


 俺の強さを知るフィラックは苦笑していたが、俺は真剣に頷いた。


「あっ、おかえりなさい! ご飯できてますよ!」


 話を終えて、俺はフィラックを伴って自分のテントのある区画に戻った。既に頭上の赤は薄まって、空は黒と灰色の雲に埋もれつつあった。


「みんなを呼んでくるよ」


 俺はそのまま、ディエドラのところに向かった。テントの入口の布をめくりあげて中を見ると、そこには三人の人影があった。

 一人はディエドラ本人で、もう一人はその見張り役を引き受けてくれているペルジャラナンだった。ところがあと一人はというと、シャルトゥノーマだった。

 思わず彼女と目が合って、言葉が出てこなかった。彼女の方もそうらしく、しばらく奇妙に気まずい時間が流れた。


「どうしてこんなところへ?」


 俺がやっと尋ねたが、彼女は返事をしなかった。


「知り合いですか?」

「……まさか」


 やっとそれだけ答えると、彼女は入口に立つ俺を押しのけるようにして、外に出た。


「獣人に興味でも」

「まぁ、そんなところだ」


 知り合いでもないのに……いや、それは嘘かもしれない。同じルーの種族の仲間を助けにきたとか、そういうことだろうか?

 でも、安易には判断できない。大森林におけるルーの種族の内情を、俺は知らない。もしかすると、獣人と風の民が、今では対立している可能性だってある。

 昨日クーとラピが危険にさらされたときには、本気で助けようともしてくれていた。もし俺を敵視しているのなら、二人はあのまま見殺しにして死なせた方が有利なはずだ。料理番もいなくなり、ボートの管理役もいなくなる。その分、こちらが手薄になるからだ。

 やっぱりまだ、なんともいえない。なんにせよ、やはり彼女の動きには今後とも要注意だ。


「ペルジャラナン、夕食だ。みんなと食べよう。ディエドラも連れてきて」

「ギィ」


 みんなで車座になって座っているところに、俺達は遅れて戻ってきた。既に周囲はすっかり暗くなっている。鍋にかかる火だけがやけに赤く浮き上がって見えた。


「おかえり」


 声をかけてきたノーラの隣に腰を下ろして、ふと気づいた。


「あれ? ジョイスは?」

「気分が悪いって」

「あいつが? へばるとも思えないんだけど、病気とかだとまずいな」

「少し休めばよくなるわ。いつものだと思うから」

「ああ」


 それで察した。神通力の副作用だ。

 人の心を読めるのは大きな利点だが、この能力にはスイッチがない。常時垂れ流しの状態で他人の感情や思考が押し寄せてくる仕様だ。昔、ティンティナブラム盆地に連れて行ったときもそうだったっけ。城下のスラムを通り抜ける際に、あいつは膝を抱えて冷や汗を流していた。

 とすると、ここの六十人あまりの人間の頭の中も、それくらいドロドロしている、ということなのだろう。今更だ。一応、マオ・フーの下で修行して、直接に人の心を読み取らず、無視する訓練は積んだのだろうが、なかなかうまくいかない場合もある。


「あとで起こして、食わせてやろう。絶食したんじゃ、明日は踏ん張れないだろうし」

「そうね」


 そうして俺達は静かに食べ始めた。いの一番に平らげたのはアーノだった。


「済みません。お替りはないんです」

「はっはは、気遣いは無用。自ら戦場に来ておいて飯の文句など、恥にしかならぬ」

「あっ、はい……」


 ラピがアーノ独特の受け答えについていけず、生返事が尻すぼみになる。


「そういえば」


 助け舟をだすのでもないが、自然と俺は彼に尋ねていた。


「昨日、見せていただいた刀ですが」

「おう、気に入ったか」

「見たこともない色でしたが。刀身が金色でしたし」

「これか」


 すると彼は空になった茶碗を脇に置き、刀を引き抜いた。暗闇の中、黄金色の刀身が赤い焚き火に照らされて輝く。


「業物に見えますが、やっぱり由来ある品なんでしょうか」

「うむ、これは霊刀『クガネ』という」


 クガネ、か。現代の日本語の『コガネ』の古語だ。けれども、これでは何も言っていないに等しい。黄金色の刀ですよ、というだけ。ただ、日本語に由来するということは、やはりあの英雄が関わっているのは間違いない。


「前に霊剣タルヒという武器を見たことがあるのですが」

「なに? ではファルスはキースと会ったことがあるのだな?」

「はい。お世話になっていますよ」

「ふーむ」


 霊刀を鞘に戻し、彼は座り直した。


「お知り合いでしたか」

「打ち負かしたことがある」

「えっ!?」


 あのキースを?


「手柄にもならぬ。何度思い出そうとも、あれは恥ずかしくてならぬわ」

「何があったんですか」

「女神の手習いで、何もせずとも勝ったようなもの。八つの時に胸を借りるつもりで挑んだのに、恩寵を授かってしまってな」


 それで察した。

 キース相手の試合がきっかけで、神通力に目覚めてしまったのだ。


「それがために、凶兆ありと神託が下されてな。この通り、霊刀を与えられることになったのだ」


 いかにも不満げに彼はそう言った。


「でも、霊刀ですよね? それ、すごく貴重なものなんじゃないんですか?」

「小耳に挟んだだけだが、かの英雄が最後の戦いに用いたのも刀だったという。だが、これではなく、別に神刀を女神から授けられたと聞き及んでいる」


 そう言うと、彼は皮肉げに笑った。


「まぁいずれは、神刀をも我がものとしたくはあるな。はっはは!」


 翌朝早く、俺は横で寝ていたジョイスの呻き声に叩き起こされた。彼は苦々しげな顔をして、乱暴にテントの入口を押し開けて、外に出た。

 宿営地に朝日が差し始めた時間帯だった。折り重なるテントの向こう側、丘の外周に、違和感をおぼえさせる影が見えた。


 地面に突っ伏したまま、動かない男が一人。その背中から斜めに棒が生えている。槍に胸を刺し貫かれて、既にこと切れていた。

 下手人と思しき男は、憤りと弱気とに挟まれて、悩ましげな顔をして突っ立っていた。その周囲を、ゲランダンやペダラマン、それにアワルが取り囲んでいた。


「何があった!」


 俺もジョイスと一緒に、慌ててその場に駆けつけた。


「どうしてくれるんだ」


 アワルは色をなしてペダラマンに食ってかかっていた。


「俺に言われても困る。なあ、シニュガリ」

「おっ、俺は、こいつが俺の金を盗もうとしたから……信じてくれねぇのかよ!」

「信じないとも言ってない」


 どうやら、ペダラマンの手下の一人が、アワルの連れてきた人足を刺殺したらしい。ジョイスが跳ね起きたのは、犠牲者の恐怖と苦痛を感じ取ってしまったからだ。


「騒いでも仕方ない」


 ゲランダンも、顔色をまったく変えていなかった。


「ペダラマン、けじめはつけなきゃいけない」

「どうしろと?」

「簡単だ。シニュガリは代わりに人足の仕事をこなすこと。その分、手が足りなくなったのは、お前の班でなんとかするのさ」


 ゲランダンが肩をすくめながらそう言うと、ペダラマンは深い溜息をついた。


「仕方がないな。シニュガリ、代わりにしっかり働いてこい」

「ボス、俺は」

「聞こえなかったのか? うちの班の連帯責任だ。ああ、それとアワル」

「なんだ」


 詰め寄るアワルに、彼はごく落ち着いた様子で告げた。


「死んだ奴の荷物はお前の管理に任せる。盗んだものがあるかどうかはそっちで調べてくれ。あと」


 視線を部下に向けて、彼はどうでもよさそうな口調で言った。


「シニュガリへの命令も、全部そっちでやってくれ。ケカチャワンに着くまでは」

「ボス!」

「それまでに何があっても、俺は口出ししない」


 アワルはゆっくりと何度も頷いた。

 それから、ペダラマンは俺達の方に向き直った。


「朝から騒々しくして悪かったな。こっちの問題だ。気にしないでくれ」


 こともなげにそう言って、彼は鼻で笑った。

 俺はジョイスの肩を叩いて引き戻し、自分達のテントに向かって歩き出した。


「なんなんだ、あいつら……うっすらとしかわかんねぇ、わかんねぇけどよ」


 何を言いたいかならわかる。

 彼らは、人が死んだことには頓着していなかった。ただ、仕事に差し支える部分だけを問題にしていた。そこには怒りも悲しみも何もない。

 殺した側の、シニュガリという男にしてもそうだ。責任を問われるのは厄介だが、それさえ回避できれば後はどうでもいい。殺人という行為に恐れを抱いてはいなかった。

 だいたい、何かを盗まれたからといって相手を殺す必要があっただろうか。そもそもそれが本当のことかどうかもわからない。

 彼らの頭の中からは、俺達が常識とする何かがゴッソリと抜け落ちているように思われた。


「あんな気持ち悪い奴ら、見たことねぇぜ」


 小声でジョイスは吐き捨てた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 次回 シニュガリ、死す [気になる点] アーノは凶兆なのになんで霊刀与えられたんだろ。 [一言] ヤン爺もゲランダンたちと同じ価値観なのかな
[良い点] ギィがあること [気になる点] 「それがために、凶兆ありと神託が下されてな。この通り、霊刀を与えられることになったのだ」 キースは吉兆だったけど、アーノは凶兆ですか。 キースが負けた…
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