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『信長と天下を獲る ――戦国タイムリープ日本統一記――』  作者: カクカクシカジカ


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33/35

第33話 天下の守り方 (信長と天下を獲る――戦国タイムリープ日本統一記――/全100話完結)

天正十七年(1589年)春。

天下統一から七年。

安土城の天守は、桜の花びらに包まれていた。

信長は縁側に座り、茶を飲んでいた。

俺は信長に呼ばれ、隣に座った。

「浩太、天下は取った。だが、俺は何も変わらなかった」

信長の声は、静かだった。

俺は黙って聞いた。

信長は杯を握りしめ、続けた。

「家臣たちは俺を恐れている。光秀の裏切り以来、誰も信じられぬ」

信長の目は、遠くを見ていた。

俺は胸が痛んだ。

信長は第六天魔王。

天下人。

だが、彼は孤独だった。

信長は俺を振り返った。

「浩太、お前は俺を変えようとしているな」

俺は頷いた。

「殿、天下は取ったのです。次は、守ることです」

信長は苦笑した。

「守る? 俺は壊す男だ。守るのは、苦手だ」

信長は立ち上がり、庭園を見下ろした。

「俺は戦う男だ。戦がなければ、俺は何者でもない」

信長の言葉は、寂しさに満ちていた。

俺は決意した。

――俺は、織田信長と共に天下を獲る。

ただの生き残りではない。

この時代の“勝者”になるために。

信長の心を変えるのは、俺しかいない。

信長は地図を広げ、静かに言った。

「次は……」

その言葉を聞いた瞬間、俺の背筋が凍った。

読んでいただきありがとうございます!

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これからも信長と共に天下を目指しますので、よろしくお願いします!!

次回、第34話「家臣の離反」。

信長の孤独と、迫る新たな危機――。

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