第27話 統治の試練 (信長と天下を獲る――戦国タイムリープ日本統一記――/全100話完結)
天正十一年(1583年)夏。
天下統一から半年。
信長は安土城を拠点に、統治を始めた。
俺は物流改革を全国に広げ、伝馬制を整備した。
兵糧の補給を効率化し、各地の市場を活性化。
民は豊かになり、信長への支持は増した。
信長は茶会を開き、千利休を重用した。
文化の黄金期。
だが、信長の苛烈さは変わらなかった。
寺社への圧力は続き、僧兵の反乱が各地で起きた。
秀吉は九州で独自の政策を進め、家康は関東で勢力を固めた。
信長は家臣たちを疑うようになった。
「裏切り者は許さん」
俺は信長に進言した。
「殿、家臣を信じましょう。天下は、皆で築くものです」
信長は俺を睨んだ。
「浩太、お前もか?」
その言葉に、俺は息を飲んだ。
信長の孤独は、深まっていた。
ある日、信長が俺を天守に呼んだ。
「浩太、天下は取った。次は、どうする?」
俺は答えた。
「殿、民を豊かにし、平和な世を築きましょう」
信長は笑った。
「平和? 俺は戦う男だ。平和は退屈だ」
その言葉に、俺は背筋が冷えた。
信長は統治に興味がなかった。
苛烈な政策は、民の不満を増やした。
反乱の火種は、各地にくすぶっていた。
俺は決意した。
――俺は、織田信長と共に天下を獲る。
ただの生き残りではない。
この時代の“勝者”になるために。
だが、信長の心を変えるのは、俺しかいない。
統治の試練は、始まったばかりだった。
信長は地図を広げ、静かに言った。
「次は……」
その言葉を聞いた瞬間、俺の背筋が凍った。
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これからも信長と共に天下を目指しますので、よろしくお願いします!!
次回、第28話「反乱の火種」。
信長の統治と、迫る新たな危機――。




