第24話 光秀の追討 (信長と天下を獲る――戦国タイムリープ日本統一記――/全100話完結)
天正十年(1582年)六月三日。
本能寺の変は失敗に終わった。
俺の鉄砲隊が光秀軍を抑え、信長は安土へ無事脱出。
光秀は京を離れ、近江の坂本城へ後退した。
信長は安土城で即座に追討令を発した。
「光秀を討て! 謀反者の首を取った者に、近江を与える」
家臣たちは動揺した。
光秀は知略で知られ、多くの者に慕われていた。
俺は信長に進言した。
「殿、追討軍を速やかに編成しましょう。
鉄砲隊を主力に、光秀を包囲します」
信長は頷いた。
「浩太、お前に鉄砲隊を任せる。秀吉にも連絡せよ」
追討軍は五万。
秀吉が中国から急ぎ戻り、俺は安土から出陣。
光秀は近江で味方を集めようとしたが、家臣の多くが離脱した。
坂本城に立て籠もり、抵抗を続けた。
織田軍は坂本城を包囲。
鉄砲隊が城壁を射撃。
――ドドドドン!
煙が立ち込め、守備兵が次々と倒れる。
光秀は城内から応戦したが、兵数は少ない。
秀吉が到着し、総攻撃を命じた。
城門が破られ、織田軍が突入。
光秀は天守で、刀を構えていた。
「浩太殿……あなたが来たか」
俺は刀を抜き、光秀と対峙した。
「光秀殿、降伏せよ。
殿はあなたを許すかもしれない」
光秀は苦笑した。
「許す? 殿は裏切り者を許さぬ。
俺の決意は変わらぬ」
刀が交わる。
光秀の剣は鋭く、知略だけでなく武芸も優れていた。
だが、俺はこれまでの戦場で鍛えられた。
光秀の隙を突き、腕を斬った。
刀が落ちる。
「光秀殿……」
光秀は膝をつき、静かに言った。
「浩太殿、殿を変えろ。
俺の代わりに……天下を、正しいものに」
光秀は短刀を喉に当て、自刃した。
光秀の首は安土へ送られた。
信長は首を実検し、静かに言った。
「光秀か……惜しい男だった」
家臣たちは沈黙した。
光秀の死で、織田家内の不満は一時抑えられた。
だが、信長の苛烈さは、誰もが知るところとなった。
俺は安土に戻り、信長に報告した。
「殿、光秀の最後の言葉は……」
信長は首を振った。
「聞かぬ。裏切り者は裏切り者だ」
俺は黙った。
――俺は、織田信長と共に天下を獲る。
ただの生き残りではない。
この時代の“勝者”になるために。
光秀の死で、本能寺の変は終わった。
だが、この選択が、本来起きるはずだった山崎の戦いを完全に消し去り、秀吉の野心をさらに大きくさせることになるとは、まだ誰も知らなかった。
信長は地図を広げ、笑った。
「次は九州だ。浩太、お前も準備せよ」
その言葉を聞いた瞬間、俺の背筋が凍った。
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これからも信長と共に天下を目指しますので、よろしくお願いします!!
次回、第25話「九州征伐」。
信長の最終遠征と、新たな影――。




