はい、やっぱり捕まりました
はい、捕まりました。割と早くに捕まりました。前の様に勢いよく外に逃げると音でばれて捕まると思ったので、今日は趣向を変えて、押し入れから天井裏に隠れてみましたが、割と早く見つかって捕まりました。
「なんであんたは隠れてるのよ。なに、予行練習なの?天井裏に隠れて1人検証をする予行演習なの?」
「そうなんだ、シルバ凄いね。まだ何も言っていないのに。空気で感じたってことでしょう」
「ん、シルバ怖いものなし。1人かくれんぼ」
「ピッピ」
「そういうつもりはなくて、ただ無性に暗い所にいたくなっただけです。あと絶対にやらないよ。1人検証も1人かくれんぼも絶対にやらないからね」
お姉ちゃん達の言葉からは僕への呆れた感が感じられるけど、僕はお姉ちゃん達の言葉から恐怖と無謀の気配を感じるよ。なに、1人検証って?、何1人かくれんぼって。とても怖い。
「大丈夫だよ、シルバ。シスターのオレが居るんだから。お前を怖がらせる奴はオレがぶっ飛ばしてやる。だから、・・・あの、あのね、私から離れない様にしてよね」
カーリさんはそう言うと1人で照れて顔を真っ赤にしている。最近カーリさんはオレになったり私になったりと、よく一人称が変わる。普段はオレ、優しくなると私、僕はそう捉えているが、何でだろう?
「楽しそうですね。1人検証って深夜の廃墟で何を検証するのかしら?・・・きっと、思うに真っ暗な闇の中で、どこまで致しても大丈夫かを見せて競う検証なのかしら。脱衣かしら、開脚かしら。それとも言葉攻め? ヘスティア!後ろ、後ろって言って、振り返った私に何をする気なのシルバ君!!興奮するでしょ」
「止めて下さい。先生。お母さんの前です。僕に変な濡れ衣を着せないで下さい」
ハアハアと息を荒げて興奮を続けるヘスティア先生に釘を刺すために僕がそう注意をするが、
「水に濡れた着物を着せて、私を濡らすの!。深夜の廃墟でそんなに仕打ち。私を喜ばせてどうするつもりなのよ!」
「そんなことは、し・ま・せ・ん! 語源はそうみたいですけど。第一に、濡れ衣を着せられたの僕の方です!!」
僕の声がヘスティア先生に届かない。糠に釘の状態である。ヘスティア先生は僕の言葉を理解してくれるだろうか?
「えっ、一緒に、濡れるの?」
いや、悪化している。
「シルバがまたいやらしいことばかり考えて、最近少しエッチが多いんじゃない?」
「シルバー駄目だぞ。ルリお姉ちゃんはエッチなことは君にはまだ早いと思うよ」
「ん、スケベ」
「まあまあ、男の子の成長って早いのね・・・」
「いや、しないよお母さん。僕、何にもしないよ」
僕の好感度がどんどんと下がっていく。
「えっ、そこから濡れたまま放置もしてくれるの?」
「わかりました先生。わかりましたよ先生。少しあっちで話あいましょう」
「分かりました。先生本当はサプライズ派で、ちょっぴり残念だけど、シルバ君のプレイ計画を聞きましょう。興味があります」
「ヘスティアはシルバと随分仲が良いんだね。私もその輪に混ぜて一緒にプレイ計画を聞かせて欲しいな」
「・・・・・・はわ、はわわわわ、」
やめてやめて、ヘスティア先生にカーリさん。
僕の好感度被害が止まらない。止まってくれないよ
一時被害の発生時(1人検証・かくれんぼ・ヘスティア先生)から、二次被害の発生(エッチで好感度減)、
「シルバは本当にエッチなんだから!」
「駄目だぞ。ルリお姉ちゃんは本当にまだエッチなことは、まだまだ早いと思うよ」
「ん、スケシルバ!」
やめてお姉ちゃん達僕のことをそんな油虫を見るような目で見ないで、僕はエッチじゃないよ。何も知らない男の子だよ。
「まあまあ、いつの間にか大人になってしまって。今夜はお赤飯かしら?」
やめて、お母さん。僕のことそんな目でみないで、そんな子供の成長を喜ぶような顔しないで。僕はまだ子供だよ。僕はまだ純真無垢な真っ白で、どの色にも染まっていない二次成長前の幼い子供だよ。
そして三次被害が(大人の階段疑惑)発生して、僕が生きてきた7年間が今なお延焼を続けています。
「今日はシルバのお祝いにお赤飯を炊くから、肝試し前にみんな食べて行きなさい」
「「「「はーい、ご馳走になりまーす・ピュアピッピ」」」」
「あらあら、元気ね。じゃあ、お買い物にいかないと。えーと、尾頭付きのお魚と、紅白なます、お吸い物と・・・」
「お母様、私もお手伝い致しますわ。シルバ君が大人になったのは私達のせいでもありますし」
「私も手伝うよ。ミューズお母さん、料理はあんまりだけどさ。買い物の荷物持ちは任せてよ」
「「私達もお手伝いする―!!」
「ん、シルバの男祝い」
「あらそう?助かるわ、ねえ、やっぱりみんな家の子にならない。歓迎するわよ」
キャッキャ、ウフフと僕をおいて話が進む。
“神様助けて下さい。もう僕の力ではどうすることも出来ません。神様、どうか神様迷える子羊をお助け下さい”
僕は、目を盗んで家を飛び出し、日が暮れるまで教会で膝をついて神に祈った。
・・・・・・・。
「ああ、シルバやっと見つけた。なにやってのよ、早く帰ってご飯食べたら肝試しに出発するわよ」
「教会のシスターから連絡があったの。ずっと飲まず食わずで祈り続けている子供がいますって。もう、本当に心配したんだからね。出かける時の声掛けは忘れない様にしないと、メッ、だぞう。後、肝試しのシルバ分の準備は私がしておいたから感謝してよね」
「ん、悩みは相談。でも今日は怪談・・・ぷぷつ」
祈りは全然神様に届いていなかった。
・・・・・・。
(届いておるぞ。シバァよ。なかなか楽しそうじゃな。今のところは満点じゃ。このまま頑張っていけたら、ご褒美じゃな。そうさな、祝福の儀でお前がもっと、面白くなる力をやろう)
20話目です。ここまで読んでいただきありがとうございます。早く、剣と魔法のお話に出来るように、頑張りたいと思います。
先ずは、お姉ちゃんたちの洗礼の話からですかね。
ちなみに、カーリは剣技と身体強化、ヘスティア先生は支援補助の魔法とスキルを、洗礼で授かっているのですが、今のシルバ君との絡みでは、なかなか使う機会がありません。次の話から幽霊が出る予定なので、活躍できるようにしたいなと考えています。
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