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午後三時からの警告~世界の秘密と契約と~


 準備は済み。

 近くに寄ってきたベヒーモスを魔物寄せの魔道具と魔術、スキルで荒野の中心におびき寄せ――。

 さあベヒーモス討伐だ!


 となったのだが。

 アランティアが言う。


「あの、マカロニさん……ベヒーモスが装備してるあれって」

『ああ、うん……呪いの装備だろうな』


 地の女神バアルゼブブがベヒーモスに何か細工をしているとの事だったが……。

 あぁあああああああぁぁぁぁ!

 よりにもよって女神と発想が被った!


 地に伏し項垂れる僕の背に、荒野の戦いに参加しにきたマカロニ隊が乗り始めるが。

 ペペペペっと追い払い。


『屈辱って言うのは、こーいう感覚のことを言うんだろうな……これ結構ダメージでかいぞ、おい』

『相棒は繊細だなあ。まあタイマン性能を高めようとすると自然とこうなるんだろ、こーいうのをあれだ、しゅしゅなんちゃら進化っていうんだろ?』

『それをいうならたぶん収斂進化しゅうれんしんかだろ? 環境に適応して進化すると、まったくの別種なのに似た形状になったりするヤツだ……。今ペンギンって呼ばれてる種類が、昔に滅んだオオウミガラスと姿が似ているのも収斂進化説があるらしいが――たぶん、今回の件の例としてはまったくあってないぞ?』


 メンチカツさんの微妙に間違った意見に突っ込みつつ。

 僕は禍々しい装備を身に着け歩いてやってきている超巨大ハリモグラ、大地の獣王ベヒーモスに目をやった。

 ……。

 何度鑑定しても、あれがベヒーモスである。


 目の上に平たい水掻きを乗せたメンチカツが、じぃぃぃぃぃ。

 僕たちの同類ともいえるベヒーモスを眺め。


『相棒、作戦を確認するが。ギザ歯野郎を全員で強化、オレが傷を常に回復させ続ける……で、オレは万が一魅了や混乱を受けたらまずいから絶対に前線には出ないで、回復だけに専念する。でいいんだよな?』

『お、ちゃんと覚えてるじゃないか。回復の腕には本気で期待してるから頼むぞ』

『へへ、任せときな』


 素直でよろしい。

 ゲニウスも望遠鏡を装備し、ベヒーモスを確認しながら言う。


「はははは! まったく同じ考えだったようですな! 今現在、小生の情報網によりますと――ベヒーモスの名で土地の買い占めが始まっておりますので、それもおそらくは水を支配しようとしたマカロニ殿と同じ発想かと!」

『いや土地の買い占めで地を支配するって……女神がそんなことしていいのか』

「ふーむ、直接的な介入かどうかはぎりぎりのラインですなあ。あくまでも直接購入しているのはあのベヒーモスとのことですので」


 なるほど。


『まあ僕もアシュトレトの眷属だしなあ。バアルゼブブも自分の眷属の名を使って土地を買っているだけ、同じといえば同じか』


 呪われた装備を身に着けるベヒーモスがこちらまで到着するのを待つ中。

 呆れる僕に天から声が降ってくる。

 この魔力パターンともいう波動はおそらく、午後三時を得意とする昼の女神ブリギッドだろう。


『同じなわけも、いいわけもないでしょう! そもそもアシュトレトの遣いであるあなたが王国を乗っ取った時点で、厳密には違法よ! 大違法よ! もう! あの子たちったらっ、またルールを破ってる!』

『あの子たち?』

『ペンギンさんだって知ってるでしょうっ、ダゴンが止めたのにあなたを拾っちゃって、よりによって契約の獣王と合成しちゃったアシュトレトと、同じくらいマイペースすぎる地の女神バアルゼブブ! あいつら、自分たちが強いからっていつもやりたい放題なんだから!』


 子供みたいな声だが、わりと真面目な抗議のようである。


 こちらが女神とやり取りをしている間に、もうベヒーモスは間近。

 そろそろ戦闘開始となるのだが。

 少し女神の話も聞きたい。


 僕が一瞬悩んだからだろう、相棒面でメンチカツが言う。


『なんか女神と話があるんだろ? こっちはオレに任せときな。やばくなったらすぐに呼ぶし、無茶はしねえ』


 ふむ――。

 こーいう部分ではわりと空気を読むカモノハシだ。

 もしかしたら生前は、なんらかの組織に所属していた経験があるのかもしれない。


 ベヒーモスは彼らに任せ――。

 天に向かい僕は嘴を開いていた。


『なあ昼の女神』

『そうねえ、あたしを呼ぶ権利は授けてあげるけど――あたしのそれって、朝と夜の女神の間に立つべく入った神名だから、それってしっくりこないのよね。どうかしら、あたしのことは午後三時の女神って呼んで貰えないかしら?』


 午後三時、お菓子の女神か……。


『まああんたがそう言って欲しいならそうするが』

『あら? 女神アシュトレトの眷属なのに凄いまともね……意外だわ』


 ガチで驚き、感心しているようだ。


『午後三時の女神さん、あんた……もしかして普段からあの女神たちに振り回されてるのか?』

『振り回されてるなんてもんじゃないわよ! 天と地と海の三女神の中でまともなのはダゴンだけ! なにかあったら必ずダゴンに相談することね! 淑やかを気取ってる邪悪女ダゴンも変人で腹黒だけど、絶対に一線は越えないから。でも、あの二柱は違う』


 午後三時の女神は、非常にストレスを溜めた声で。


『天の女神アシュトレトは平気で全部ひっくり返す性格だしっ、悔しいけれどそれだけの力があるっ。バアルゼブブは本能に従って生きる蟲の王で悪魔王。昔と違って邪悪な一面は鳴りを潜めているけれど、無邪気な神。善かれと思ったことなら平気で動く……人類そのものを耕す可能性があるわ』

『耕すって……どういう意味だ』

『文字通りの意味よ。魔術の悪用を禁じたのは主神レイド。あの方が禁じた事ならばバアルゼブブはその心に従い動く。人類が悪い方向に向かっていると判断したら、それを正すために人類を捕縛して土に還して、人類のリスタート。人類を作り直して最初からやり直しなんてことすらやりかねないのよ』


 ここまで天から告げて、午後三時の女神は不意に小さな声で僕の羽毛を揺らし。


『他言無用にして欲しいのだけれど、この声、他の子には聞こえている?』

『たぶんメンチカツ……ダゴンの眷属の毒竜帝には聞こえているだろうな』

『そう、ダゴンの。まああの子の眷属ならいいわ。前にダゴンから警告を受けたことは覚えているかしら?』


 色々な警告と助言は受けているが。

 どれのことだ。

 ベヒーモスと交戦し始めた呪われし侍傭兵ギルダースが、強化された刀で空に五月雨を発生させているのだろう。

 ザガガガガガっと剣閃が鳴り響く戦場を背にする僕に、女神が言う。


『アシュトレトがこの世界の人類を壊しかねないって部分よ。前にあの腹黒女ダゴンに言われたんじゃないかしら』


 こいつも勝手に心を読むタイプの女神でやんの。


『あたしはいいのよ、女神様なんですから』


 なんとなく、ゴスロリ姿の小さな女神がふふんと胸を張っている場面が浮かんでしまう。


『失礼ね、あたしはもっと可愛いのよ!』

『それで、勝手に心を読むタイプの女神様は、僕にそれを伝えてどうしたいんだ』

『アシュトレトがこの世界の人類に関心を持ったのはイイことなのだわ。あたしもダゴンも、たぶん夜の女神もここまで育った人類をリセットしたり消しちゃうのは反対なの。だからあなた! アシュトレトがこの世界にもうちょっと興味を持つように頑張りなさい!』


 なるほど、やはりアシュトレトというあの厄介女神は、ただでさえ厄介な女神の中でも特別。

 群を抜いて地雷扱いの女神なのだろう。

 この世界を思えば、その命令も分からなくもない。


 が!


『で? 報酬は?』

『あるわけないじゃない、あたし女神よ?』

『おまえ……報酬未払いでゲニウスに事実上の退職届を出された事を、もう忘れたのか?』


 天から、うぐっと声が漏れる。


『ていうか、ゲニウスを返してもらえないかしら。あたしが直接動かせる駒って、あの子しかいないのだけれど』

『……そんな大事な駒に給料を与えてなかったとか、どーかしてるんじゃないか?』

『し、仕方ないのよ! 人間の感覚と女神の感覚を一緒にしないで欲しいのよ!』

『分かった分かった、返さないがレンタルぐらいはしてやる。本人が良いって言ったらな。それで、報酬の方はどーするんだ』


 アシュトレト案件についての報酬なのだ、さすがにタダでやるほどお人よしではない。


『そうね、ペンギンさん。あなたは何が欲しいのよ』


 欲しいのは、まあ情報か。


『とりあえず聞きたいんだが、僕にかけられたペンギン化の呪いの解呪方法とかは……』

『あら? あなた……三獣神の一柱、”異界白銀狼ホワイトハウル”の逸話魔導書をネコの行商人ニャイリスから買ったんじゃなかったのかしら。あれならどんな呪いも解呪できる筈なのだけれど』

『それが今の僕の最大魔力容量、最大MP的なアレじゃあまだ発動できないんだよ。それに、今ペンギン化を解呪すると今度はこっちの”異界ペンギン大王”の魔導書の補正がプラスどころかマイナスになる。安易に戻るのもどーかって状況でな』


 ちゃんと悩み考える声が響く。


『なるほどねえ、あなた――魔導書を三冊買ったって聞いたけれど《ホワイトハウル》と《アン・グールーモーア》のグリモワールのほかに何を買ったのかしら』

『この白い狼のお仲間らしい白いニワトリの魔導書だ。たしか名前は……』

『あらっ、全てを見通す神の鶏、回復魔術の神とも崇められている《ロックウェル卿》の書じゃない……! って、あなた、なんで三獣神の魔導書を二冊も揃えて、肝心の黒き魔猫の魔導書を買ってないのよ!?』

『三獣神?』


 訝しむ僕に、女神が言う。


『え? そんなことも知らないの?』

『いや、逸話魔導書を読んだから少しは知ってるが。だがな! 神々の常識を僕らの常識にしないで欲しいんだが?』


 本当に神々の世界では常識なのだろう。

 はぁ……と呆れた声が降ってくる。


『仕方ないわねえ……三獣神っていったら、原初の魔王配下の三匹のケモノ。外の世界に存在する、絶対に敵にまわしちゃあいけない獣神の通称よ。あなたが入手している魔導書の”白銀の魔狼ホワイトハウル”。”神鶏ロックウェル卿”。そしてあなたが持っていない魔導書に記されているのが、”巨鯨魔猫・大魔帝ケトス”。これら三匹の神獣は魔族であり、大いなる神。三獣神って言われてて……。あの、それでね? すごく言いにくいんだけど、たぶんその逸話魔導書を三冊揃えていたら、元の世界に帰ることもペンギン化を解除することもできていた筈なのよ?』


 は?


『はぁあああああああぁぁぁ!? いや、だってあの黒猫の魔導書の魔術はすげえくだらない効果ばっかりで』

『あの魔猫ってたぶんありとあらゆる魔術が使える神の猫だから、本当の意味でほぼどんな効果の魔術でも載ってるの。そうね……百科事典って知ってるかしら』

『そりゃあ、まあ』

『百科事典を開けばなんでも単語が載っているでしょう? その中にはくだらない単語だってあるでしょう? あれと一緒。あの書一冊でほぼ全部の魔術効果が使えるのよ』


 いやいやいやいや。

 た、たしかに……あの黒猫の魔導書だけ値段の桁が違ったが……。


『で、でも三獣神の魔導書って消費魔力が半端ないだろ? じっさい、その二冊はまともに効果が発揮できないぐらい魔力消費量がえげつないし』

『だからあの時に買わなかったのは失敗じゃないっていいたいようだけど……』


 と、同情しながら告げつつ。

 午後三時の女神はそのまま話を続ける。


『たぶん、消費魔力を抑えて魔術を発動させる……そんなチート魔術理論だって載っていたはずよ』


 あ。


『なにしろ大魔帝ケトスって言ったら、本当に魔術にどん欲な猫で、ありとあらゆる魔術を網羅した宇宙一の魔術猫。あたしたちがこの世界に来る前にいた世界で、やりたい放題やってた存在ですもの。冗談抜きで、三冊の魔導書を揃えていたら全部解決していたと思うのよ?』


 あぁあああああああぁぁぁ!


『そもそも三獣神の魔導書って、異世界でも最高峰の逸話魔導書だから……かなり貴重なのよ。可哀そうだけれど、もう二度と入手機会がないかもしれないわ』


 ネコの行商人ニャイリス。

 あいつ……実はとんでもない魔導書をこの世界に持ち込んでやがったのか。

 そういや危ない橋を渡っているとは言っていたが……。


 三冊揃えていたら、最大魔力など気にしないでどんな魔術も使い放題だった可能性は高い。


 主神の野郎……。

 そんな危ない状況も、ネコがごめんニャさい! をすれば許してしまうのか。


 なんというか……やっぱりこの世界がテキトーなのはほとんどアレのせい。

 ”主神が戦犯”のような気がしてきたが。

 ともあれ。


 午後三時の女神は、手を叩いたような音を放ち。


『はい! これで情報提供は終了。報酬って事でいいわよね?』

『これだけじゃなあ、ああ、そうだ――聞きたいんだが、転移魔術やらなんやらで僕がいた世界に戻れると思うか?』

『元の世界って、ネコの足跡銀河を渡った先……三千世界のことよね?』

『その三千世界って名称を僕はあまり知らないが、地球って呼ばれていた星があるところだよ』


 そう、やっぱり外の世界から来たんだと午後三時の女神は声を漏らし。


『戻ること自体は可能だと思うわ。けれど、戻って何をするつもりなのかしら』

『なにって……ふつー、戻りたいと思うだろ』

『んー……どうかしら。浦島太郎って知ってるでしょう?』


 随分と懐かしい言葉である。


『こっちにも伝わってるんだな、アレ』

『そりゃそうなのよ、あたしたち創造神には地球にいた頃の記憶がある。祀られていた事すらあるんだから! 舐めないで欲しいのだわ!』

『舐めちゃいないが、それで続きは?』

『せっかちねえ……まあいいわ。そんなあたしたちが作った世界なのだから、当然、この世界もその文化や物語の影響を受けているのよ。ファンタジー世界なのに、あなたが生前どこかで見たことがあるようなモノがあるのなら、それは創造神であるあたしたちが地球の文化を知っていたからってことなのよ』


 まあ一理はあるか。

 ムラサメブレードの存在や、ファンタジーな魔物の存在の出所は創造神が地球の文化を知っていたから。

 そう考えると辻褄は合う。


 女神の声音で、午後三時の女神は告げる。


『それでね、話を戻すけれど――あなたは獣王の卵から生まれている。その時点でかなりの時間が経過しているはずじゃない? それに……』


 と、言葉を区切り。

 午後三時の女神は空にこの世界の歴史と、地球の歴史を表示して見せ。


『ここは地球があった場所とは文字通り違う世界、違う場所、異なる宇宙なのよ。成り立ちも物理法則も異なる世界。時間の流れも違うでしょうから、生まれ直すのに時間が必要だったあなたが今戻ったところで……あなたが生きていた時代、再会したい誰かがいた思い出の時間に戻れるとは限らないわ』

『だが、可能性はゼロじゃないんだろ?』


 魔術とはそれを可能にする現象だ。


『……可能性だけはね。けれどたとえば時を戻す魔術を使うってなったら、それは魔術の悪用になるわ。あたしも許さないし、たぶん主神レイドもそれを許容しない。あまり考えないで欲しいのだわ』


 裏を返せば、時を戻す事も魔術ならば可能という事か。

 しかし――。


『どうして時を戻す事が魔術の悪用になるんだ? おかしいだろー!』

『おかしくなんてないわ。時を変えれば現在が変わるもの。一度確定した現在を変えるって、すごい残酷な事よ? 本来なら得られるはずだった誰かの幸福を奪ったり、命を奪ったりしかねない。それも大量に――それって言い方を変えれば大量殺戮になるって思わない?』

『まあ……そうなる可能性もあるが』

『ペンギンさん、あたしは玩具としてのあなたを気に入ったわ――だから、お願いだからバカなことは考えないで欲しいのだわ。あたしももしあなたが時を戻すって結論に至ったならば、その瞬間に消すわ。それも容赦なく消すことになる。悪くは思わないで欲しいのよ』


 その言葉には強い魔力がこもっていた。

 思わず羽毛が逆立つほどの、本気の警告だった。


 だからこそ、あえて時を戻す魔術の存在を告げたのか。

 たぶん今回の警告は僕のための警告だろう。

 まあ、別の方法を考えるか。


 こちらが結構シリアスな話題を続けているのだが。

 なにやらメンチカツが先ほどから騒がしい。

 なにかあったのだろう。


 耳を傾けると――。


『おい相棒聞こえてるのか!? やべえぞ! あいつ、何度も蘇ってきやがる!』

『は? ベヒーモスの残機はあと一回じゃなかったか? なんで蘇ってくるんだ。ちゃんと調べたのか? 単純に倒しきる前に回復しているとか、死亡時蘇生のアクセサリーやら魔術を使ってるとか』

『いや、確実に倒してるはずだ。オレもギザ歯野郎がベヒーモスの魂を斬るのを何度も確認している。だが、その度に戻ってきやがるんだよ、まるで時を戻しちまったみたいに』


 ……。

 あ、これ……時を戻す魔術か……。

 僕はジト目で天を見上げる。


 じいいいいいいい。


『な、なによ!』

『おい! こら! 時を戻すのは魔術の悪用なんだろう? 人を散々脅しておいて、女神そっちはいきなり使いまくってるじゃねえか!』

『あぁああああぁぁぁ、もう! だから言ったでしょ……! アシュトレトとバアルゼブブはそーいう女神なのよ!? だからあなたにも協力して欲しいの、これで分かったでしょう!?』


 今回はバアルゼブブのしわざのようだが。

 ほんとうにこのせかい。

 ろくな女神がいやしねえ……。


『そうは言うけれど、これでもかなり丸くなったのよ……彼女たち』


 勝手に心を読んだらしいが。

 その声にあるのは胃痛。

 本当の意味で、色々な疲れがたまっているようだ。


 午後三時の女神……こいつも苦労してるんだろうなあ……。


 ともあれ。

 さすがに女神がインチキしているのならと、行動開始。

 僕の体も意識も戦場へと戻り始めた。


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