ゆるゆる終わりなエピローグ
時刻は早朝。
場所は、銀杏が占拠していた砂漠に広がっている新エリア。
モフモフ猫たちの露店街<大オアシスのネコ市場>。
キラキラと輝くオアシスの水面が、賢い僕とサクサク衣なメンチカツさん――。
そして、ウニャウニャと商売に勤しむ行商ネコたちを映している。
まるで市場を作るために必要だったかのようなこのオアシスは、何を隠そう先の銀杏戦争の名残。
元は戦争の跡地。
僕こと氷竜帝マカロニが放った、大規模破壊魔術<アルティミック>……神話時代の魔術により発生した新たなクレーターである。
しかもどうやら僕が放ったアルティミックと呼ばれるあの魔術。
魔術を撃った後にもその場所を呪い続ける追加効果もあったらしく……近寄るだけで大ダメージを受けるエリアと化してしまったのだ。
さすがに砂漠のど真ん中に地獄の底が覗けるような、近づくだけで死ぬ恐れのある<死の渓谷>ともいえる亀裂が走っているのはまずいだろう!?
というわけで、神話時代の魔術の影響で永続スリップダメージが発生した空間を完全浄化。
魔術の威力で発生した亀裂に僕は水をダバー!
僕の三分の一を構成する水の支配者リヴァイアサンの水の力を用い、グペペペペエ!
僕が責任をもって<水の魔術>でクレーターを泉に改造したのだ。
この地は僕の生み出しているウォーターサーバーの水で清め続けていないと、たぶんまたスリップダメージが発生する。
実際に、楕円状に広がるオアシスの各地には、<ペンギン印のウォーターサーバー>が”無償”で設置されていた。
無償なのは、まあ……さすがに僕も狙ってこうしたわけではないという意思表示である。
まあ無償とはいっても、これでダガシュカシュ帝国は僕との関係を絶つことができなくなっている。なかなかに大きな制約なのだろうが、迷惑をかけたのはこちらが先とダガシュカシュ帝国の新皇帝ダカスコス陛下は納得済み。
結果的に審判のケモノたる獣王が生み出した、祝福されたオアシスとなったのである。
そして砂漠に広がるオアシスという場所は、かなり魅力的に映るようで――。
空で待機をしていたネコの行商人ニャイリスが、ふわふわな獣毛をウニャ! っと揺らしオアシスを観察。
ここはいい場所だにゃ! と、仲間を呼んでオアシスを囲むように、テントを設置。
招致されたネコの行商人たちが露店を作り――。
ちょっとした、の枠を超えた大市場となったというわけだ。
僕はビシっとオアシス市場をフリッパーで指差し。
『北部連邦から干渉されてたって事実もあるしな! これは装備を増強しないとマズイだろうしな! さあ! ダガシュカシュ帝国の騎士達、ネコの機嫌を取るためにも<砂漠騎士の鎧>を買いまくれぇ!』
ネコの行商人ニャイリスが僕に近づき、顔を上げ。
『あ、いたいたなのニャ! おみゃーが氷竜帝マカロニさんニャ?』
『ああ、そうさ! この僕があんた達の”ために”この市場を作る場所を用意した、スナワチア魔導王国の王マカロニさ!』
偶然なのに恩着せがましい野郎だなぁ……と毒竜帝メンチカツが、カモノハシなフェイスでジト目を作っているが気にしない。
ネコの行商人ニャイリスも商売人、場所を用意してくれたのならなんでもいいと気にしていないのだろう。
ニッコリ糸目のネコ顔で丸い口を開く。
『感謝するにゃ! これで在庫に埋もれて不貞寝することもなくなったのニャ! 砂漠も戻ったのニャ! ご褒美に、後でニャーたちが砂浴びをする姿を見る権利を上げるのニャ!』
毒竜帝メンチカツが、あぁん!? と眉間にしわを寄せ。
『砂浴びをする姿を見る権利だぁ? それのどこが褒美だってんだ』
『落ち着きなよ、サクサクメンチカツ』
『こらクソペンギン、いつの間にか変な枕詞をつけるんじゃねえ!』
枕詞なんて言葉知ってるんだと突っ込みたかったが、キレられても面倒なのでやめておこう。
ペンギンとカモノハシのコントだニャ!
と、集い始めたネコの行商人たちが撮影会を開始する中。
僕は言う。
『まあ、砂浴びする姿を見る権利っていうのもさ。猫にとってはかなりの報酬扱いなんだろう。文化や価値観の違いってやつさ』
『文化の違いだぁ!?』
『実際、今も天からギャーギャーその権利を言い値で買い取りますよって、最高神っぽい声がしてるし。ネコ好きには”ネコが砂漠でコロコロ転がってる場面”ってのが褒美になるってことなんだろ』
ニャイリスは頷き。
『そうなのにゃ! そしておまえたちマカロニペンギンとカモノハシが、グワグワと騒いでケンカっぽい漫才をする姿も、こっちの世界では高く売れるのニャ!』
『おめぇら……どんな世界から来てるんだ』
毒竜帝メンチカツも理解ができずにいるようだが、正直、僕もあまり理解ができていない。
だが、メンチカツは狙ったわけではないだろうが、どんな世界から来ているのかというのは気になる。
ニャイリスはウニャっとモフモフな首を横に倒し。
『どんな世界かにゃ? 剣と魔術と科学文明と神話と異能とかが全部混ざった、普通の世界にゃ』
言って、ニャイリスは背負っていたカバンに顔を突っ込み、ゴソゴソゴソ。
バランスをとるようにモフモフしっぽを左右に揺らし、たしかここに模型が……っとアイテムを取り出す。
盤上に築かれた世界や、菩薩の笑みを浮かべる聖女が支える乙女ゲームのような世界や、なんか見覚えのある、地球に似た世界の模型を見せてくれたのだが。
どこからどーみても、普通じゃねえ。
『んだ!? そんなバカみてえな世界……げぷし! って! なにしやがるペンギン!? いきなりフリッパーで頭をどつくたぁ、どーいうことだ、あぁん!?』
『他人の世界の悪口なんて言うもんじゃないってことだよ』
と真面目な顔で言いつつも。
こっそり。
ネコの機嫌を損ねて情報を貰えなくなっても困る、と耳打ち。
……カモノハシの耳ってどこだと思いつつも、まあ伝わったようだ。
どうやらメンチカツもメンチカツで元の世界には戻りたいようで、ちっ、と大きな舌打ちをして黙り込んでしまう。
ともあれ。
彼らが来ている場所はどうやら、地球ではないようだ。
僕が氷竜帝マカロニとして卵から生まれるまでの間に、地球がそんな状態になっているはずもない。
相手の世界をバカにするのもどうかと感じ、僕は嘴で愛想笑いを作り。
『へ、へえそうなんだ。でさ、感謝して貰ったついでにちょっと話を聞きたいんだよ』
『話ニャ?』
『情報料が必要なら値段も提示してもらえれば、まあ出せる額は出そうじゃないか』
情報を聞かせて貰えれば対価を払う。
商売人に対しての取引としては悪くない態度だったはずなのだが、なぜかニャイリスはジィィィィィィっと僕の顔を見て。
『あんたは”あの”アシュトレト様の眷属ニャ。お代はとらない、というより取れないニャ』
僕とメンチカツは顔を見合わせ。
『”あの”って、あんたもあのクソ……じゃなかった、能天気女神を知ってるんだな』
『昼の女神アシュトレト様は外の世界でも有名な方だニャ! 決して敵にしてはならない三女神、その中でも最強の魔術の使い手として名をはせていたのニャ?』
『昼の女神? 天の女神じゃないのか』
『アシュトレト様たちはあの夜空の星……猫の足跡銀河を渡った先の世界にいたのニャ。この世界の創造神になられた時に、神としての役職を変えたんだと思うのニャ』
言ってネコの行商人ニャイリスはちょっと言いにくそうに顔を逸らし。
『我らネコを束ねるネコ神様がおっしゃってるのニャ、厄介だし面倒だから”あの”アシュトレトとは敵対しないでくれたまえ……ってニャ。天上天下唯我独尊な我らがネコ神様があれほどはっきりと、敵対するニャとおっしゃるのは稀なのニャ。だからニャーたちはおまえには無償で情報を与えるのニャ』
でもさすがに商品は金を貰うニャ!
と、商人の顔でニャイリスはにんまり。
しかし。
あのテキトー女神、外の世界でも有名なのか。
これは僕が思っているよりも権威のある女神の可能性も、かなーりでてきてしまったわけだが……。
『ネコを束ねるネコ神様ねえ』
どーせ変な神様なんだろうなあ……と思いつつも、本題ではないのでそこには触れず。
『まあいいや。僕とこっちのカモノハシは実は転生者でね、元の世界と元の姿に戻りたいと思ってるんだけど』
『おみゃー達の世界にニャ?』
『ああ、でさあ。おまえたちは世界と世界を行き来してるんだろう? それってどうやってやってるかってのは教えてもらえたりできるか』
商売上の秘密だったりするのならばさすがに教えてはくれないだろうが。
ニャイリスは言う。
『ニャーたちは世界を自由に渡れるフリーパスをもってるにゃ!』
『それって売ってもらったり、どこで入手できるかの情報は――』
『入手は簡単だニャ! この世界の最高神にウニャン! と欲しいアピールをすれば貰えるニャ!』
そんな簡単なことなのか……。
と、僕の中に安堵と呆れが浮かんだのだが。
フリーパスをやはりカバンから取り出し、ニャイリスは淡々と告げる。
『でも、使用制限があるニャ! これはネコ族にしか使えないニャ!』
免許証にも似たカードには確かに、使用種族制限が設定されている。
……。
僕は考え。
『ちょっと見せて貰っても』
『かまわないニャ』
複製や改竄ができないか、鑑定してみるが。
カモノハシたる毒竜帝メンチカツがぼそり。
『おい、これを悪用したら魔術の悪用になるんじゃねえか?』
『だろうね――それにやっぱり猫にしか使えないってのは本当らしい。かなり厳重な魔術が施されているっぽいし……』
ぐわぁあああああああぁぁぁぁっと叫びたい衝動を堪え。
『ありがとう。はい、返すよ。でさ、もう一つ聞きたいんだけど』
『なんなのニャ?』
『おまえたちは猫の足跡みたいな夜空を通って来てるわけだろ? そこさえ通ればパスがなくても――』
『行けると思うのニャ』
よっし!
フリーパスがバスの定期券のようなものだとすれば、定期券を使わない方法もあるということなのだろう。
徒歩で行けばいいだけの話。
僕も夜空で待機し、歩いていけばいいのだ!
あとは人間に戻る方法を確保すればすべて解決である!
銀河を渡って外の世界に出て、じっくり地球を探せばいい。
と思っていたのだが。
『でもいいのにゃ?』
『ん? なにかあるのか』
『あの夜空の星が三千世界……ここではない世界と繋がるのは百年に一度なのにゃ』
ビシっと僕の顔が固まる。
『百年に一度!?』
『そうにゃ、知らなかったのニャ?』
そういえば、この世界の神話に……そんな一節があったようななかったような。
……。
後でちゃんと読んでおこう。
『じゃ、じゃあ人間に戻る方法か。あるいはネコになる方法を知ってたりはしないか!?』
『んー……人間に戻る方法はたぶんないニャ。”あの”女神アシュトレトさまの恩寵を解ける存在となると、あまりいないのニャ。ついでに言うニャら、解こうとすること自体が反逆、不敬にあたるのニャ……よーするに、女神に殺されるかもしれないけど呪いを解いてくれってお願いするようなもんなのニャ』
あんのクソ女神っ。
そこまでやばい存在だったのか……っ。
真っ白になる僕に代わり、無知だからか状況をあまり理解できていない毒竜帝メンチカツが、ヤンキー座りをしながら猫に問う。
『よーするにだ。元の世界に帰るには、ネコになるか最長でも百年を待てばいいんだろう?』
『そうニャ!』
『んじゃ、ネコになる方法はねえのかよ』
『進化したいってことにゃ? 任せるニャ! ニャーはこの世界の職業表を持ってきてるのニャ!』
言って、露店を開き。
キュッキュッキュっと、その職業表の値段を十倍に書き換え。
にひぃ!
さすがは商売人……いや、ネコか。
ともあれ、稼ぐところでは稼ぐつもりのようだ。
払えない額でもないので僕は支払い……。
『なんだよメンチカツ、その顔は』
『う、うるせえ! この金持ち野郎が!』
『はいはい、拗ねるなよ。ちゃんと見せてやるよ』
肉球が代金を受けとり――まいどあり!
ネコの行商人ニャイリスは魔物の進化や上位クラスへの転職を示す、進化表を取り出してみせる。
ようするに……。
これこそがこの世界における、職業やクラス、種族といった概念の攻略本のようなもの。
騎士が聖職者の修業を積めば聖騎士になれる……や。
<劣化悪魔>が成長すれば<上位悪魔>になれるなど、そういったクラスツリーや種族ツリーを表示するアイテムなのだろう。
巻物のように丸まっていたその進化表を肉球が、ズズズズズ!
かなり上までめくり。
広げ、辿り。
仙人や英雄といった最上位職を飛び越え、魔竜王や神龍といった伝説のクラスをさらに通り過ぎ……その肉球は頂点を示し。
ニャハ!
『宇宙で最も尊き猫になるにはまず、菩薩か救世主になるのニャ!』
『菩薩!? って、あの菩薩か!?』
『そうにゃ! ネコは宇宙で一番の種族なのニャ! だから菩薩ぐらいの神性を得れば、そこから進化できるはずニャ!』
確かに、この表にはそう記されている。
そして僕の鑑定結果によると、これが真実とも記されている。
よーするに、後天的にネコになろうと思うなら――釈迦やらイエス的な、あれレベルの最上位の神クラスにならないと無理なのだろう。
ジト目で僕は言う。
『うわ、まじだこれ……どーなってるんだよ、この世界』
『この世界じゃなくともネコは全ての頂点にいるのニャ』
『……変な世界に住んでるんだな……僕たちって』
ちなみに、今の僕の職業は<大いなる君主マカロニペンギン>。
これはマカロニペンギンから進化した状態になるのだろう。
職業取得条件は一国の君主となり、更にその統治した場所で一定以上の信頼を得ること。
だそうである。
さらにちなみに、毒竜帝メンチカツさんの職業はアルバイトである。
まあこれは黙っておこう。
メンチカツさんがいう。
『おいおいおい! じゃあマジで百年待つのか!?』
『まあ百年待てば帰れるってことだし、たぶん僕もお前ももう不老不死みたいなもんだ。外的ダメージで死ぬことはあるだろうけど、百年のうちに寿命で死ぬってことはないと思うぞ』
『能天気なてめえと違って、オレには大事な使命があるんだってんだよ!』
『使命ねえ』
『ああ、そうだ! オレは、ヤツが転生してくるのをもとの世界で待たなきゃなんねえんだよ!』
彼には彼の事情があるようだ。
まああまり興味はない。
ただまあ誰かに会いたくて元の世界に戻りたい、そんな理由ならば納得もできる。
僕は……あれ?
なんで戻りたいんだろう。
まあ、こんな変な世界から帰りたいと願うのは普通なことだろうが。
ペタ足で騒ぐカモノハシを見て、ネコの行商人ニャイリスは言う。
『そうにゃ! だったら三女神じゃない女神様にお願いすればいいのニャ!』
『三女神ってのは天と地と海の女神だろう。そうじゃない女神ってことは――』
『朝と昼と夜の女神の三柱なら、三女神と別のグループなのにゃ。あっちの女神さまなら、帰りたい、人間に戻りたいって願いももしかしたら叶えてくれるかもニャ』
それはこの世界で語り継がれる創世の女神。
女神たちは皆、最高神の妻であるがかつては女神同士で争ったこともあったという。
ようするに、完全に仲良し集団というわけでもないのだ。
『まあ天の女神と海の女神がいるのは、僕たちの存在が証明しているからな。だったら朝と昼と夜の女神が実在しても不思議じゃない。なるほど、悪くない考えだ。さすが行商人! いろいろと考えてるな!』
『ニャハハハ! それほどでもあるのニャ!』
褒められてフンと嬉しそうに、胸モフ毛を膨らませるニャイリスは上機嫌。
気分を良くさせて、僕はすかさず。
『で! そいつらに出会うにはどうしたらいいかも教えてくれると助かるんだけどなあ!』
『簡単なのニャ! ここから北のニャ!』
『うんうん、北の?』
『ソレドリア連邦とかいう名前の国家群なら! 朝と昼と夜の女神のどれかと交渉して、神の恩寵を賜ったって情報が入ってるのニャ! そして北方の地脈を用いた魔導技術でアイテムを生成、女神と直接交信できる祭壇を持っているって話だニャ! ソレドリア連邦に行くといいのニャ!』
うんうん。
ソレドリア連邦に……。
……。
『……なあ、それっていつぐらいの情報なんだ?』
『一カ月ぐらい前の情報にゃ』
ああ、一カ月ぐらい前となると。
……。
『なあ、その祭壇ってもし場所が変わってたり……地脈が変わってたりすると』
『使えるわけないニャ』
毒竜帝メンチカツが、ググググっと眉間にヤクザなしわを刻み。
『なあ、おいマカロニさんよぉ』
『な、なんだよ!?』
『ソレドリア連邦ってのは、たしかてめえが一週間前にぶっ壊しちまった国の名前じゃなかったか!? えぇ!? どうなんだ、おい!』
……。
冷静な僕は前向きに考え。
滅んだばかりの北を眺め……。
冷静に。
冷静に……。
……。
『あぁあああああああああああぁぁぁぁぁ! やらかしたぁぁあぁぁあぁぁあ!』
『あ!? てめえ! やっぱそうじゃねえか! どうしてくれるんだよ!』
『僕だけのせいじゃないしっ、だいたい話は簡単だろう!? 祭壇を作ったってことは、それを作れる技術のあるやつはいるってことだ! そいつを見つけて、難癖つけて罪でも被せて――恩赦が欲しいなら分かるだろって脅して、もう一度祭壇を作らせればいいだけだろう!』
毒竜帝メンチカツもそれもそうか、と頷き。
北を眺める。
僕らの意思は決まった。
とりあえず、北に行くか!
である。
ニャイリスが言う。
『……おみゃーたちはやっぱり女神の眷属にゃ、主人と似て唯我独尊だにゃぁ……』
祭壇を作った技術者を探し。
事情を説明するなりなんなりして、女神と交信できる祭壇をもう一度作る!
これが次の目標であり、一致団結。
いつの間にか、毒竜帝メンチカツは僕を監視する名目で付きまとうようになったが。
たぶんこいつ……。
お金、がちでないんだろうなぁ……。
よーするに、うちでタダ飯を食い続けるつもりなのだろうが。
まあかなりの力があるのも事実なので、変に別行動をされても困る。
というわけで。
毒竜帝メンチカツが仲間になったのだった。
こいつが使えるかどうかは……正直、かなり微妙である。
砂漠帝国ダガシュカシュ:エピローグ
<~おわり~>