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「無」能力だけど有能みたいです〜無能転移者のドタバタ冒険記〜《反逆の章》  作者: みけ猫 ミイミ
それぞれの試練

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美鈴、それは誰かの物みたいです

スイクラムは美鈴とマグドラスの戦況を見据えていたが……。


そんな中、美鈴は能力を使いマグドラスに攻撃するも……。


そしてエリュードは旅支度をしながら装備のチェックをしていたがある物がなくなり……。

 ここはスイラジュンムの遥か上空に浮く女神スイクラムが住まう天空城。


 スイクラムは宙に浮く水晶を覗き美鈴の様子を伺っていた。


 最初は楽しげにみていた。だが、徐々にその表情は苦い顔へと変貌していく。


「ウグッ……。これは、どういう事? なぜマグドラスは、あのような提案を……」


 顔を歪め不満そうにその様子を監視する。


「まぁいいわ。何を考えているかは分からないけれど。もしマグドラスが美鈴を仕留め損ねるようなら、他の方法を考えればすむこと」


 そう言いニヤリと笑う。


 そして再び水晶を覗きみた。




 場所は変わり、ここはドラギドラスの洞窟。美鈴はドラギドラスの肩の上で、マグドラスをキッと睨みながら両手を目の前に翳している。


 マグドラスは、大きな声で笑い余裕そのものだ。


 片やドラギドラスは、どうなるのかと不安しかなくオロオロしている。


 そんな中美鈴は、マグドラスに罵声を浴びらされながらも必死に堪え、なんとかメニュー画面の操作を終えてスロットを回した。


(攻撃を選んだけど大丈夫かな? 運を天に……いやいやいや、危ない危ない。流石に、この世界の女神に任せられなかったわ。

 えっとこの場合は、神よりも悪魔? それとも魔王かな、)


 そうこう考えている内にスロットが静止する。表示された文字は【数】だ。


(……この文字ならアレしかない。だけど、他に何か言葉を付け足さなきゃ。ん~、なんにしよう?)


 美鈴はそう思考を巡らせる。


 その様子をみてマグドラスは、苛立ち始めていた。


「どうしたっ!? なぜ何もせんっ。よもや怖気づいたのではないだろうな」


「それはないけど。……分かった。それなら、これでいくことにする」


 そう言い一度、目を閉じると『大丈夫、これならいける』そう心の中で呟く。


「……」


 それと同時に、エリュードの姿が脳裏に浮かび一瞬無言になる。


(え、えっと……。なんでこんな時にエリュードのこと思い出すの?)


 そう思い顔を赤らめた。


 だけど今は、そんなことを考えている場合じゃないと気持ちを落ち着かせる。


 そして目を見開き、マグドラスに視線を向けた。


 美鈴はマグドラスの方へ向け両手を翳すと、


 《マグドラスを『無数の矢』で攻撃!!》


 そう言い放った。


 すると美鈴の眼前に魔法陣が描かれた。と同時に、一本二本三本……次々と、数限りなく矢が現れマグドラスへ瞬時に放たれる。


 だがマグドラスは、翼をバサバサと大きく羽ばたかせ風を起こし向かいくる矢を次々に地面に落としていった。そして美鈴から放たれた矢は全て出尽くす。


「ほう、水の次は矢か。そうなると、お前はなんでも召喚できる能力が使えるという事だな」


「え、あ、どうだろう。アハハ……」


 またもやマグドラスに攻撃が効かず美鈴は大丈夫なのかと不安になってくる。


「まあいい。だがまさか、それで終わりではないだろうな?」


 そう言われ美鈴は自信なさげに頷いた。


(大丈夫かな。だけど、まだ失敗しているわけじゃないし。文字、次第では倒せるはず。多分……)


 そして再び眼前に両手を翳す。




 一方その頃__ここは、レインライムにあるルイドの屋敷。エリュード達は、自分たちの部屋で旅支度をしていた。



 そしてここはエリュードの部屋。念入りに荷物のチェックをしているようだ。


(ミスズ、大丈夫だよな。……なぜか、変な胸騒ぎが、)


 そう考えながらエリュードは、弓矢のチェックをしようと後ろを向く。


「……ない!?」


 そう言い後ろに置いてある荷物の側に立てかけた矢のケースを覗いた。


「確か、結構な数の矢が入ってたはず。なんでなくなってる? それにここには俺しかいない」


 まさかそれはないだろうと思いつつも、一応確認のために異空間の収納ケースにしまって置いた予備の矢を確認してみる。


「って、おい。これは、どういう事だ? 矢が全てなくなってる」


 そう思いながら一点をみつめ考え込む。


(普通じゃあり得ない。こんな芸当ができるのは、女神か? いや、女神ならこんなちんけなことはしないだろう。

 そうなると、ヴァウロイか? それも違うな。いくら俺を嫌ってるとしても、流石に利益にならないことをするとは思えない。

 だとしたら……。まさか、ミスズか。 あり得るが……。もしそうだとしたら、何かと戦っているのか?)


 そう思った瞬間、今感じている変な胸騒ぎのことが気になり始める。


「ミスズの身に何かあったんじゃないよな」


 エリュードは、美鈴のことが心配になった。その後ヴァウロイとライルとゴルイドにこのことを知らせる。


 そしてエリュード達は、ルイドにそのことを知らせると急ぎ船着き場に向かった。__因みにその途中エリュードは、武器屋により矢を大量に買い込んだ。


(ミスズの居場所が遠すぎる。だが、なんとか間に合ってくれ……)

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『ねぇねぇ、あの矢ってどこから召喚したのかな?』…by美鈴


『そういえば、不思議だドン。それに、この矢からエルフの匂いが微かにするドン』…byドラギドラス


『エルフの匂い? ……。まさか、エリュードが持ってた矢ってことないよね( ̄▽ ̄;)……』…by美鈴


『エリュード? って、誰だドン。……それよりも、この矢に手紙が括り付けてあったドン』…byドラギドラス


『あっ、本当だ。だけど、誰かへの手紙みたいだからみない方がいいね』…by美鈴


その頃____


『ないっ! どこを探してもみつからない。美鈴に届けようと、あの矢の中の一本に手紙を紐で括り付けておいたんだが。もし美鈴がそれをみたら……。まだ気持ちの整理ができてない。ああ、どうしたらいいんだぁぁ……llllll(-ω-;)llllll……』…byエリュード


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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