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美鈴、バトルが勃発しそうです

ヴァウロイとエリュードは互いに睨み合っていた。美鈴はこのままじゃまずいと思い自分の能力を使うことにする。

 エリュードとヴァウロイは互いに睨み合い、今にもバトルが勃発しそうな雰囲気だった。


 美鈴はどうにかならないのかと思考を巡らせるも思いつかず頭を抱える。


(なんでこうなったの? どうしたら……ん? ちょっと待って。もしかしたら、ウチの能力でなんとかなるかも。

 でも失敗したら……だけど、このままじゃ間違いなく戦闘になっちゃう)


 試行錯誤していたが美鈴は『やるしかない』と思い、ステータス画面を脳裏に浮かべ手を前に翳した。


 すると美鈴の目の前にステータス画面が現れる。


(さっき一回、失敗してるんだよなぁ。そうなると、もう失敗できない。って、そういえば永遠にってことは流石にないよね?)


 美鈴は一瞬、大丈夫なのかとためらった。


 だがエリュードとヴァウロイを早く止めないとと思い、スロットの右脇の項目から攻撃を選んだ。だが一瞬、手が止まる。


(えっと、この場合って単体と全体のどっちだろう? んー、まぁエリュードとヴァウロイだし全体でいいかな)


 そう思い全体を選択した。そしてスロットと書かれたボタンを押すとリールが回り始める。


(よし、あとは文字が停止するのを待つだけ)




 一方ヴァウロイとエリュードは、睨み合ったまま互いに動く気配すらなかった。


(この使い魔。まだ戦ってないにも関わらず、なんて威圧感だ。

 って事は……。コイツの主人ってのは相当の使い手のようだな。

 そうなるとデットウルフのグリムドか? それともヴァンデエルフの……だが、頭のいいヤツが……いや待てよ、あり得る。

 頭がいいからこそ思い付くことかもしれない。女神が召喚した勇者を抹殺するため、使い魔を放ち探させてたってんならな。

 だがなんでミスズを助けた? 確かに女神を恨んでいる。……そのため利用する価値があるって思ったのか? もしそうだとしたら厄介だ)


 そう思い腰に差している二本のナイフを一本ずつ両手に持ち身構える。


(コイツ、噂どおり強いニャ。恐らく、少しでも隙をみせればやられるのニャ。だけど、このままこうしてもいられないしニャ)


 どうすればこの場を切り抜けることができるのかと思考を巡らせていた。




 そうこうしている内に、スロットのリールが停止して『力』と言う文字が表示される。


(『力』かぁ。そうなるとアレしかないかな)


 これなら今の状況に合う言葉があると思い嬉しくなり笑みを浮かべた。


 そして美鈴は、その言葉を放つためヴァウロイとエリュードの方へ両手を向ける。

読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)


『大丈夫かな? うん、さすがに大丈夫だよね』…by,美鈴


『それは次話のお楽しみなのニャ!』…by,ヴァウロイ


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)

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