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婚約しました

婚約者決定

さて。今日は王妃陛下主催のお茶会が開かれる。女児のいる伯爵家以上の貴族の夫人が呼ばれて女児も連れて来られる。まあ早い話が第一王子殿下の婚約者探しである。王妃陛下の気に入った子供が選ばれるのであって、第一王子殿下に決定権はないんじゃないかなとは思うけど。


さて、第一王子といえばリシャール・ルノー・イストワール殿下。金の髪に緑の瞳の美男子。乙女ゲーム『聖女は星の夢を見る』のメインヒーロー。本来ならセレストと幼い頃に婚約し、彼女から過度の束縛を受け彼女を嫌う。基本的には大らか。…らしいんだけど、果たして本来のセレストではなく今の私でも選ばれるのだろうか?


ー…


王妃陛下主催のお茶会。お菓子美味しい。紅茶美味しい。お母様からは特にリシャール様と懇意にしろとも言われてないので、リシャール様へのアピール合戦や女の子特有のマウント合戦からこっそりと逃げてひたすら美味しいお茶菓子と紅茶を楽しむ。


これで婚約者に選ばれたらそれはそれですごいなぁと思いつつお菓子をむしゃむしゃ。すると何故かリシャール様がこちらにきた。え?なに?リシャール様から引き離された女児達からの目線が痛い。


「ご機嫌よう、素敵なお嬢さん。お茶会は楽しいかい?」


「はい!お菓子も紅茶も美味しいので!」


「素直だなぁ。ねえ、君は僕に気に入られたいとは思わないの?アピールしなくてもいいの?」


「全然大丈夫です!母からなにも言われてないので!」


「…くっ…あはははは!そっかそっかぁ。うーん。君いいね。最高だよ!」


「え?」


「母上ー!僕この子と婚約したいです!この子以外興味湧きません!」


「ええ…?」


なんでそうなるの?そして決定権はリシャール様にあるのね。予想外だよ。ていうか他の子達からの目が!痛い!


「ほう。シャロン公爵令嬢か。よろしい。では今日からセレスト嬢がお前の婚約者だ」


「え?君がセレストなの?別館をファンシーな感じに魔改造してお茶会を開いたっていうあの?わあ、嬉しいなぁ。一度話してみたかったんだよ。婚約者になったなら幾らでもお話しできるね。楽しみだよ」


「あはははは」


笑うしかない。どうしてこうなった。まあ、別に回避しようなんて考えてはなかったからいいけどさ。


その後しばらくしてからお茶会は解散。帰りの馬車の中でお母様から、「さすがセレストちゃん!セレストちゃんなら選ばれると思った!」と褒められた。期待してたのか。なら何故お茶会前になにも言わなかったのか。言われたらアピール合戦に嫌々でも参加したというのに。まあ結果的にアピール合戦に参加しなかったのが功を奏したようだけど。

リシャールが選んだのがセレストだからOKが出ただけ

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