学園卒業、そして結婚
これにて完結です。今までありがとうございました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
イストワール学園に入学して早三年。今日は学園の卒業式です。一人一人が卒業証書を受け取り、在学生達に見送られてイストワール学園にさよならを告げます。
「卒業おめでとうございます、お嬢様」
「お嬢様、リシャール様がお待ちだ。行こう」
そしてこれから、ついに私とリシャール様は結婚式を迎えます。中央教会でたくさんの貴族達に見守られる中、私とリシャール様は誓いの儀式を行います。
「リシャール・ルノー・イストワール。汝は如何なる時もセレスト・エヴァ・シャロンを愛し、守り、慈しむことを誓いますか?」
「はい。我が名にかけて、必ず」
「セレスト・エヴァ・シャロン。汝は如何なる時もリシャール・ルノー・イストワールを愛し、支え、慈しむことを誓いますか?」
「はい。我が名にかけて、必ず」
私とリシャール様は、妖精王の像の前で誓いのキスをします。
「リシャール様…」
「セレスト…ようやく、ようやく僕だけのセレストになった」
「初めて会った時から、リシャール様だけのものですよ」
「…ふふ。そうだったね。愛してる」
「私も愛しています」
そっと、触れるだけのキス。歓声と祝福の言葉に中央教会の式場が満たされます。
そのまま今度はパレードに移ります。馬車に乗って、街を周り平民達に結婚式が恙無く終わったと示して、新しい第一王子妃の誕生を祝ってもらいます。
「第一王子殿下万歳ー!」
「第一王子妃殿下万歳ー!」
「第一王子殿下、おめでとうございます!」
「第一王子妃殿下、おめでとうございます!」
「第一王子殿下、お幸せにー!」
「第一王子妃殿下、お幸せにー!」
こんなにたくさんの方々に祝福されて、なんて幸せなのでしょう。パレードも恙無く終わると、今度は皇宮で披露宴です。
会場に先程中央教会に集まってくれていた貴族達をもう一度呼び寄せ、盛大なパーティーを開きます。
披露宴も大盛況で、たくさんの祝福をいただき恙無く終わりました。ああ、これで本当にリシャール様と結婚できました。とても嬉しくて、幸せです。あっという間に夜ですが、興奮しているためか疲れを感じません。今は私のお部屋でリシャール様とお話ししています。
「セレスト、今日は一日お疲れ様。よく頑張ってくれたね。堂々としていて格好良かったよ」
「ふふ、ありがとうございます。リシャール様こそ、とても素敵でした」
「セレストに褒められると嬉しいな」
リシャール様がそっと私の頬に触れ、撫でます。
「これから先、ずっと幸せにすると誓うよ」
「私も、リシャール様をずっとお支えすると誓います」
触れるだけのキス。これから私達は本当の夫婦となります。いっそこの瞬間が止まってしまえばいいと思うほど幸せです。これから私達は、第一王子、第一王子妃として共に手を取り歩いて行きます。どうかその道行が、幸せなものでありますように。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました!皆様のお陰でなんとか完走できました!.°(ಗдಗ。)°.
よかったら他の完結作品もよろしくお願いします!・:*+.\(( °ω° ))/.:+




