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【電子書籍発売中】悪役令嬢として捨てられる予定ですが、それまで人生楽しみます!  作者: 下菊みこと


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シルバードラゴンの子供を拾いました

いつも読んでくださってありがとうございます!

今日も今日とて王宮で勉強に勤しみました。ようやく帰れます。


いつも通り馬車に揺られて我が家を目指していたところ、急に馬車が止まり外が騒がしく。何事かと思い戸惑っているとリリーが隙を見て私を馬車の外にそっと連れ出し物陰に隠れ、グレイが私を守るようにしながら外を伺います。どうやら強盗団のようです。護衛隊が必死に戦ってくれているようです。


グレイは私に目敏く気付いた強盗達を、体格差も物ともせず暗器を使って一人また一人と倒していきます。強い。大男の股下を潜って短刀で大怪我を負わせたりとか大立ち回りを演じつつ私を守ってくれます。護衛隊もすぐにこちらに来てくれて、なんとか無事に強盗団を捕まえることができました。


強盗団を速やかに捕縛し治安部隊に連絡を入れます。治安部隊が来るまでの間に強盗団の持ち物を改めていると、ドラゴンの卵を見つけてしまいました。


「グレイ、リリー!これ、ドラゴンの卵!」


「お嬢様、すごいものを見つけましたね」


「ドラゴンの卵なんてどこで手に入れてきたんだか…この強盗団にはつくづく呆れる」


ドラゴンの卵を見つけてテンションが上がり、わいわいと騒いでいるとドラゴンの卵にひびが。そして。


「きゅう?…きゅう!」


生まれてしまいました。ドラゴンは生まれて最初に見たものを親と思うそうです。これはつまり。


「あー…えっと…」


「このドラゴン、お嬢様を親だと思ってるみたいですね」


「どうしましょう、お嬢様」


「んー…治安部隊に話して、許可されたら連れて帰るしかないねぇ」


ということで到着した治安部隊に説明。強盗団は連行してもらい、ドラゴンは私が貰い受けることで話がついた。屋敷に連れて帰る。


「このドラゴンにはなんて名前をつけるんですか?」


「そうだなぁ。このドラゴンの種類にもよるよね」


「羽もありますし、飛竜でしょう。恐らくは見た目通りのシルバードラゴンかと」


「シルバードラゴンかぁ。男の子かな?」


「オスですね」


「なら…うーん、青月かなぁ…」


「セイゲツ、ですか?不思議な音ですね」


「青い月って意味だよ。可愛い?」


「可愛らしいかと」


「きゅう!きゅう!」


「セイゲツも気に入ったようですね」


「よろしくね、青月!」


「きゅう!きゅう!」


その後屋敷に着くとすぐにお父様とお母様に強盗団に襲われたことを説明し、その際にドラゴンの子供を拾うことになったと伝えた。特に反対もされず好きに飼って良いとのこと。それよりも強盗団の件でかなり心配された。その後シリルが青月を見てはしゃいだので、二人で青月を構い倒した。青月のご飯は動物の生肉なので、お腹いっぱい食べさせた。可愛い。

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