エルフと仲良くなりましょう
散財します
セレストです。今日も今日とて王宮で勉強を続けていますが元気です。
とはいえ勉強ばかりではストレスも溜まるというもの。なにかまた散財してストレス発散したいところ。ふふふ、散財してストレス発散なんて、我ながら公爵令嬢…というか、悪役令嬢らしい。
というわけで、我がシャロン家の領地の北の奥にあるエルフの里にちょっかいをかけようと思います。エルフに貢ぎ物をして仲良くなる作戦です。
ということで、リシャール様とフェリベール様、パトリックとシリル、アンナとイネス、グレイとリリー、プラムを誘ってエルフの里に向かうことにしました。
「ご機嫌よう、素敵なお嬢さん」
「ご機嫌よう」
「リシャール様、フェリベール様。ご機嫌よう」
「エルフの里なんて初めて行くよ。夢に溢れているね。楽しみだなぁ」
「そもそもエルフと会うのも初めてだしな。仲良くなりたいもんだ」
「はい、楽しみですね。是非仲良しになりましょう!」
リシャール様とフェリベール様とわいわいと盛り上がっていると、後ろからシリルが抱きついてくる。
「姉上!はやくエルフの里に行きたいです!」
「みんな揃うまでもうちょっと待っててね、シリル」
シリルの頭をなでなでと撫でると、シリルは嬉しそうに笑います。
「セレスト!ご機嫌よう!来たよ」
「パトリック!ご機嫌よう!エルフの里、楽しみだね!」
「そうだね!わくわくするよ!」
パトリックとハイタッチします。本当にエルフの里楽しみ!どんなところだろう。
「お嬢様ー!おはようございます!」
「アンナ!おはよう!」
「今日はエルフの里に連れて行ってくれるんですよね、ありがとうございます!」
「こちらこそ来てくれてありがとう!楽しみだね!」
「はい!油絵の題材にもなりそうです!」
アンナは真面目だなぁ。この調子なら、将来はお父様の跡を継ぐ絵師になるかもなぁ。
「セレスト」
「イネス、ご機嫌よう」
「ご機嫌よう。エルフの里、小説のネタになりそう。楽しみ」
イネスも真面目だなぁ。お抱え作家に起用した甲斐があったな。
「グレイ、リリー、プラム、準備はいい?」
「もちろんだ。いつでも行けます」
「早速参りましょう」
「このプラムもエルフの里に行くのは初めてです。わくわくしますのぅ」
ということで出発進行。でも、エルフの里に行く前に、まずはお土産を買っていきましょう。
エルフへのお土産を買います
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