私のお抱え作家の絵と小説が売れに売れます
公爵家という後ろ盾はでかい
イネスに小説を頼んで数ヶ月。イネスの書いてくれた小説を本にして売り出すと、私のお抱え作家の作品ということもあり売れに売れた。書いたイネスが幼いということもありさらに有名になり売れた。けれどそのうち、その中身も評価されるようになり、さらにさらに売れた。うんうん、もっと注目して読むといいよ。面白いもんね。私も読ませてもらった時とってもドキドキワクワクして、楽しかったよ。もっともっと読んで!いい作品だから!
さらに、オーギュスタンさんのうちに納めたもの以外の絵も売れに売れているらしい。私のお抱え画家として有名になったかららしい。でも、最近ではその優しい世界観が有名になりきちんと作品そのものの価値も高まっているそう。うんうん、よきかなよきかな。素敵な絵だもんね。売れて当たり前だよ。うん。
それは良かったんだけど、お抱え作家である二人の作品が売れるということは、つまり私の懐にもそれなりのお金が入ってくるわけで。
散財したつもりが倍以上になって帰って来たんだけどどうしたらいい?
いやー。お金持ちってこうやってさらにお金持ちになるもんなんだなぁ。すごい。
お父様とお母様に報告するも、私が稼いだお金だから好きに使いなさいとのこと。うーん、逆に困った。
ということで、帰ってきたお金を使って両親とシリル、お友達と屋敷の使用人達全員にプレゼントを買うことにした。まずお父様には小さな怪我なら治せる魔術の組み込まれたアミュレット。お母様にはお父様と色違いのアミュレットを。シリルにはうさぎのぬいぐるみを。リシャール様にはブローチを。フェリベール様には好きだと言っていた詩集を。パトリックには欲しがっていた今や品薄のイネスの小説を。アンナにはやってみたいと言っていた油絵のセットを。イネスには小説の設定に活かせるような色々な絵をいくつか。グレイには、身体中私を護衛するためにと鍛えている際に出来た傷だらけなので、普通のポーションを大量に。リリーには手が荒れているので高いハンドクリームを大量に。プラムには新しい眼鏡を。他の使用人達にはお菓子の詰め合わせをプレゼントした。
プレゼントはみんなから大いに喜ばれた。うん、喜ばれたのは素直に嬉しい。よかった。
お金を思い掛けず稼ぐセレストでした




