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実践魔術です

魔術のお勉強

王宮での魔術学の勉強は昨日まで座学ばかりでしたが、今日から実践魔術を行えることになりました!楽しみです!


「では、セレスト様。まずは一番イメージしやすい炎魔術からやってみましょう。指先に魔術の火を灯してみてください。やり方は、教えた通りです」


「はい!」


指先に魔力を集中させて、念を送った。どうだ!


ぼっと火が灯る。自分の魔力で起こした魔術だかららしいけど、習った通り全然熱く感じないや。魔術は術者には損害を与えないようになっているらしい。よくできてるなぁ。


「はい、合格です。では、次は水魔術。指先に水を貯めてください」


「はい!」


火魔術の時と同じように指先に水を貯めた。うん、いい感じ。


「では次は土魔術。砂場に砂山を作ってみましょう。ちょっとだけ難しいかもしれませんが、頑張ってください」


砂場に砂山を作るイメージ、念を送る。…が、何も起きない。指先に魔力を集中するより難しいかも。


「うーん。土魔術はやはりコントロールが難しいですか?」


「はい、指先に集中するのと違って、砂場に集中するのってなんだかイメージが…あ!そうだ!先生、歌を歌いながら魔術を使ってもいいですか?それならイメージが捗りそう!」


我ながらナイスアイデア!


「ふむ。とっかかりとしてはいいと思いますが、歌わなければ集中出来ない癖がつくと良くないです。練習でのみ、ということならば認めます」


「はい!」


適当にお砂場遊びの歌を歌いながら念を送る。よし、砂山が出来た!


「そのイメージを忘れずに、歌を歌わずもう一度!」


「はい!」


砂山を一度散らし、もう一度念を送る。よし、出来た!


「セレスト様はセンスがありますね。よろしい。では次は植物魔術です。この地面から薔薇の芽が出てくるイメージをしてみましょう」


「はい!」


イメージを持って念を送る。しかしなかなか難しい。


「むぅ…」


「植物魔術は難しいですから、気を落とさずに。さあ、もう一度」


「歌いながらでもいいですか?」


「一度だけなら」


適当に前世のどこかで聞いた農業ちっくな歌を歌いながらイメージ。あ、出来た。


「では、次は歌わずもう一度」


「はい!」


うん、出来た!出来たぞ!


「よろしい。では、次は光魔術です。こちらの陰にきてください。そう。では、指先に集中して光を灯します」


「はい!」


指先に集中して念を送る。うん、簡単!


「よろしい。では次は光の当たる場所で。はい、影を操ってみましょう。闇魔法の初歩です」


「はい!」


影に念を送る。あ、これ難しい。


「先生…」


「一度だけですよ」


許可が出たので暗闇をイメージした歌を歌いながらやってみる。お、影が動いた。


「よろしい。では歌わずもう一度」


「はい!」


よしよし、感覚は掴んだ。ほら、影のダンス!


「では、今日の実践魔術はここまでです。初歩は身につきましたね。自主練習をして、この感覚を忘れないように。以上です」


「ありがとうございました!」


錬金術楽しみだったけど、実践魔術楽しい!こっちにもハマるかも!

魔法じゃなくて魔術なのは後々

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