☆第一章のあらすじ☆
第一章のあらすじですが、普通のあらすじとは違う感じにしたので、是非読んでください!
あらすじを書くのに二時間かかったのは内緒だよ!
これまでのできごとを忘れないために、俺の経験したことをここに残す。
恥ずかしい思い出もあるが、これを読んでくれている人が笑っていてくれたら嬉しい。
成長し、成人になった俺は、村おこしのために開催されたイベントでモモさんと出会った。
二回目の食事に誘った帰り道、俺は彼女に告白するも、振られてしまう。
思い出しただけで自分自身に腹が立ってくる。
もし、過去に戻れるのであれば、調子に載っている俺の顔を殴ってやりたい。
翌日、傷心状態でありながらも、魔学者として母校のラプラス学園に向かい、臨時教師として義妹であるカレンのクラスの授業を受け持つことになった。
俺の失恋を、何故か女子生徒が知っていた。
彼女たちに頼まれ、俺は恥ずかしい思いをしながらも、生徒達に話した。
話しが終わって授業を始めたが、俺のコミュニケーションのとりかたが悪かったようだ。
女子生徒に俺が振られた決定的な原因を告げられ、しばらく放心状態になってしまう。
そんなとき、俺は痛みを感じて我に返った。
カレンが俺に魔法を使って怪我をさせたのだ。
いくらなんでも攻撃する必要はないんじゃないか? もっと他の方法があっただろう! 優しく身体を揺するとかさぁ。
まぁ、今更の話だけど。
怒った俺は契約している火の精霊、ジャック・オー・ランタンの力を使い、巨大な火の塊を生み出す。
そして、生徒達にこの火の玉を消せと問題を出した。
だが、生徒達は諦め、誰も問題を解こうとはしない。
制限時間が訪れ、俺は水の精霊ウンディーネの力で水を生み出し、消化作業を行った。
生徒達は、火は水で消えるという当たり前のことができなった。
いくら炎が大きくても、ただ大きいってだけなのになぁ?
問題の答えを生徒たちに教えたその直後、学園長がこの場に現れ、村に魔物の大群が迫っていることを告げられる。
生徒たちを学園長に任せ、俺は村の出入り口に向かった。
目的地に着くと、そこには腕に自信のある猛者たちが集まっており、その中で知り合いであるライリーがいた。
まぁ、彼女のことだから当然いるだろうとは思っていたよ。
そして時間が過ぎ、複数のゴブリンが村に接近して戦闘になる。
だが、敵は予想以上にチームワークがなかったのだ。
なので苦戦することはなかった。
しかし、この戦いに違和感を覚えた俺は悪いシナリオが頭の中を過ると、それが現実に起こる。
村の中央で爆発が起きたのだ。
今戦っている敵は陽動役だと気づいた俺は、この場をライリーに任せて爆発した場所に急ぐ。
走りながら向かうと、間違いなくラプラス学園から煙が上がっていた。
脳内でカレンや生徒たちが、魔物に襲われているビジョンが浮かんでしまったが、それがフラグとなってしまった。
まったく、頭で考えたことが現実に起きるならもっと他のことにしてよ。
美人で綺麗な女の子が俺に告白してきたりとか。
まぁ、そんなことは置いといて。
グラウンドには複数のゴブリンがおり、生徒たちを襲っているのを目撃。
すぐに精霊の力を借り、ゴブリンを倒すが、そのうち一体は素速さに特化したハイゴブリンだった。
水の力で弾き飛ばすウォーターカッターが一度も当たらない状況に陥る。
発想を変えて敵を拘束することにした俺は、ウンディーネとフラウの力で水を凍らせ、ハイゴブリンを拘束することに成功。
身動きが取れないうちにウォーターカッターを当て、ついにハイゴブリンを倒した。
ハイゴブリン。
なんてやつだ。
見た目は本当にゴブリンなんだぞ! 初見じゃわからないって! 初見殺しにもほどがある!
お陰でウンディーネが消滅しかけたって。
愚痴っていても仕方がない。
当時はあれが本当に気づくのがおそかったのだ。
その後、グラウンドにカレンが現れ、オーガが校舎を破壊しているという情報を得る。
直ぐに向かうと、カレンの話どおりにオーガが昇降口を破壊しているのが見えた。
倒すために、俺はケツァルコアトル、ノームの力を借り、塵旋風や岩の塊を投げて攻撃するが、決定打を与えることができない。
オーガは予想以上に強敵だった。
しかし、敵の攻撃が思わない突破口へとつながる。
オーガは魔法を使い、目の前に風を生み出して砂塵を巻き上げ、俺の命中力を下げてきた。
だが、この攻撃で相手はハイクラスではなく、エレメント階級だということに気づく。
今思えば、あのオーガが風を生み出さなければエレメントであることに気づかなかった。
俺はジャック・オー・ランタンの力でファイヤーアローを生み出し、オーガに当てる。
弱点をつかれたオーガは炎に焼かれて絶命した。
けれど、オーガを倒したのもつかの間だった。
青空の先に二体の浮遊している魔物の姿が見えた。
一人は甲冑に身を包んでいる男、もう一人は赤い髪のクラシカルストレートの女性だ。
もう俺には戦う余裕がない。
だが、この場に戦えるのは俺しかいない。
最後まで戦い抜くつもりだった。
しかし、やつらは不思議なことに、俺の功績を褒めた。
そして俺がいる限り、再びこの村を襲うという誓いの言葉を、村中に残して去っていく。
俺は村のみんなが心配になり、グラウンドに向かう。
すると、ちょうど村のみんながこちらにやってきた。
ぶじであるかを聞いてみると、村人の殆どが俺のことを疫病神と言い放ち、石を投げてきた。
あのときは本当に悲しかった。
このまま誰からも助けてもらうことができずに、殺されてしまうのだろう。
そう思ったとき、カレンが俺の前に来て庇ってくれた。
まだ俺に手を差し伸べてくれるひとがいたんだ。
そう思い、温かい気持ちが身体の中で駆け巡たのを今でも覚えている。
カレンの言葉に勇気をもらったライリーもこちら側に就いてくれた。
その結果、村人は石を投げるのを止めてくれた。
だが、自分たちが正しいと主張を変えはしない。
両陣営で口論を重ねる中、カレンの父親であり、俺の育ての親でもあるおじさんが、村を出て行くようにお願いをしてきた。
本当はいやだったが、村のことを想うと俺が犠牲になるしかない。
俺自身でも結論づけ、村を出ることを決心する。
家族と過ごす最後の夜を過ごし、出発の準備を整えているとあることに気づく。
俺、無職じゃねぇか!
あのときは本当に怒りが混み上がってきた。
魔学者は魔法の研究を主にするのだが、それには危険が伴う。
だけど、その分給料が高く、小さい子どもの憧れの職業となっている。
必死に勉強してやっと手に入れた夢だったのに! あのバカ魔王軍のせいで職を失ったじゃないか!
怒っていても起きたことは仕方がない。
俺は眠りにつき、早朝に村を出た。
森を歩いているとカレンが追いかけてきた。
最後の別れの挨拶ではなく、俺の旅について行くと言い出す。
嬉しかったが、なんとかして追い返そうと考えた。
だが、俺の考えたことは全てが先回りされており、彼女を仲間にする道しか方法はなかった。
そんなとき、俺はカレンが手ぶらであることに気づく。
聞いてみると、何も持ってこないで追いかけてきたとのことだ。
どうするか悩んでいると、ライリーが現れ、彼女もついてくると言い出す。
しかも自分の仕事を辞めてまでだ。
あいつら本当に何を考えているんだよな! 定職についていないと生活が大変になるっていうのに!
まさか、あいつら俺の貯金でどうにかなるだろうと思っていないか!
いくら元魔学者でも、貯金額はそれなりにある。
まぁ、しばらくならなんとかなるだろう。
こうして俺たち三人は、次の目的地であるロードレスに向かうことにした。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ここまで読んでいただけたと言うことは、それなりに楽しんでいるかと思います!
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正直に言えばもっとポイントを増やしたい!
明日は第二章を投稿予定です。
最新作
『Sランク昇進をきっかけにパーティーから追放された俺は、実は無能を演じて陰でチームをサポートしていた。~弱体化したチームリーダーの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る~』が連載開始!
この作品は、今回の反省を活かして執筆しております。
なので、面白くなっていることが間違いなしです。
追記
この作品はジャンル別ランキング、ハイファンタジー部門でランキング入りしました!
興味を持たれたかたは、画面の一番下にある、作者マイページを押してもらうと、私の投稿作品が表示されておりますので、そこから読んでいただければと思っております。