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第十一章 第四話 ダンス、ワルツ、タンゴ

 今回のワード解説


 読む必要がない人は飛ばして本文のほうを呼んでください。


リバースターン…… 社交ダンス や 競技ダンス で左回りで踊られるステップ。. ワルツ 、 ヴェニーズワルツ 、 スローフォックストロット 、 クイックステップ のベーシックステップとして規定されている。


ルーティン(社交ダンス)……ダンスをする際のステップの組み合わせ。


ロックターン……プロムナードターンとセットで続けて踊られることがほとんどのステップ。


ナチュラルスピンターン……六歩で構成されているステップの事です。 ナチュラルスピンターンのコツは回転量が大きいステップゆえに互いの位置とバランスが崩れやすいステップです。


ナチュラルプロムナードターン……タンゴの基本ステップの一つ。初心者の頃は、パターンとして大抵ナチュラルプロムナードターンからロックターンの二つのステップがほぼセットで続けて行われる場合が多い。


クローズドチェンジ……このステップは、いわば ステップからステップへの橋渡しの役割 を果たすステップです。


クローズドブロムナード……上級者になってからも使い続けられ、使用頻度の高いステップ。


ホールド……支えること。からだなどを一定の状態に保つこと。


コントラスト……「対比」「対照」を意味する語であり、とりわけ画像などの視覚情報における明暗や色彩の差異を意味する語である。


タンゴウォーク……社交ダンスの中でも『超』がつくほどの基本ステップ。


プログレッシブリンク……タンゴのステップの中でも超基本的なステップであると同時に、初級から上級者になっても、ずっと使い続けるとても頻度の高いステップ。


バックコルデ……上級者になってもずっと使い続けられるステップ。

ポイントは男性が一歩目で左サイドリーディングで後退する。

女性は右サイドリーディングで右足を前進させる。



 大広間では曲が流れ複数のグループが踊っていた。


 どうやら一回目には間に合わなかったようだ。


「もう、デーヴィッドが遅いから始まったじゃない」


「悪い。だけどダンスはこの一回だけではないから、終わるのを待とう。順番は決まっているのか?」


「私、エミ、レイラの順番よ。アリスはダンスを知らないから見ておくって」


「ライリーも踊らないのか?」


「あたいはそんながらじゃないからね。それに仕方なくドレスを着たが、足がスース―するし、落ち着かないんだよ」


「似合っているのになぁ」


 思っていることを呟くと、突然ライリーは笑いだす。


「ははは、そのセリフはあたいに対して言うセリフじゃないだろう。もっと言ってあげる人物がいるじゃないか」


 そう言えば、パーティーが始まってからは色々とありすぎて、着飾っている女性を褒めることを忘れていた。


「アリスとても似合っている可愛いよ」


 アリスは胸元に大きいリボンがついているドレスを身に着けている。


「ありがとうなのです。デーヴィッドお兄ちゃんもいつにも増して格好いいですよ」


「…………」


「…………」


「そのあとは何もないのかい!」


 俺が無言になるとライリーがツッコミを入れる。


 いや、彼女が言いたいことはわかっている。


 もちろんカレンたちの服装も褒めなければならない。


 だけどとても似合いすぎて言葉が出てこなくなる。


 今だって心臓の鼓動が高鳴り、僅かに体温が上がっているのを感じられるほどだ。


 なんて言葉をかけようか悩んでいると、どうやら最初のダンスが終わったようで、周囲の人が拍手を行う。


 次に踊る人が中央に集まるのを見て、俺はカレンの手を握った。


「踊るのだろう。早くいかないと曲が始まってしまう」


 彼女を引っ張る形で中央に向かい、空いているスペースに陣取る。


「ワルツでいいよな」


「ええ」


「ルーティンはナチュラルスピンターン、クローズドチェンジ、リバースターン、クローズドチェンジでいいか?」


「いちいち確認しなくていいわよ。踊っていれば自然と次のステップがわかるし、デーヴィッドこそ間違えないでよ。右足からだからね」


「頑張ってエスコートさせてもらいますよ」


 曲が始まるまでに、俺たちは踊りを始める準備を始める。


 右股関節が前後一直線上の位置で向かい合って立ち、ここからホールドと呼ばれるものを行う。


 社交ダンスの基本だが、これが意外と難しい。


 お互いが相手のことを思いやり、心をひとつにしなければ無様な醜態を晒してしまう。


 自分の腕の力だけでホールドを張ろうとすると、綺麗なホールドは張れずに二人のバランスを崩してしまい、踊れなくなることにつながる。


 互いにバラバラになっているバランスをひとつに整理する。


 左の掌にある親指の付け根の出っ張った骨の部分を、カレンの右手の同じ部分にくっつけ、その部分をくっつけたまま手首を回し、骨の間の溝部分に左手の中指、薬指、小指の三本を当ててフィットさせる。


 そして残った右手を、カレンの左肩甲骨辺りに包み込むようにして添える。


 カレンも同じように指を組み、俺の右腕に左手を添えた。


 これで準備はできた。


 あとは曲が始まるのを待つだけ。


 近くで見るとより一層綺麗に感じる。


 彼女は薄い黄色のドレスを着ており、スカートの部分はヒラヒラだ。


「とても似合っているよ」


「え?」


 似合っていることを伝えると曲が始まり、俺は右足を前に出す。


 曲が始まるのを待って準備をしていたはずだが、俺のテンポにカレンが合わせおらず、お互いの足が触れ合う。


「ごめんタイミングを言うのを忘れていたな」


「私こそぼーとしていた」


 お互いに自分のミスを主張し、俺たちは謝る。


 だが、このままここにいては他の人とぶつかってしまうかもしれない。


 すぐに移動しなければ。


「三、二、一で行くからな。三……二……一!」


 合図を言い終えると同時に、俺は再び右足を前に出した。


 今度はタイミングに合わせてカレンが左足を後方に下げてくれたので、接触することはない。


 心の中で数字を数え、ツーで右足を軸に半回転、スリーで両足をくっつけ、次のワンで左足を後退、ツーで左足を軸に半回転、スリーで右足を軸に半回転をして膝を曲げて身体を軽く逸らす。


 これでナチュラルスピンターンは完了、すぐにクローズドチェンジに移行する。


 ワンで右足を前に出して前進、ツーで左足を横に出して移動、スリーで膝を曲げて身体を逸らす。


 俺の動きに合わせてカレンは右足を下げてくれた。


 クローズドチェンジが終わり、リバースターンに切り替える。


 ワンで左足を前に出して前進、ツーで左足を軸に半回転し、その後右足を後退、スリーで両足をくっつける。


 これをもう一度繰り返す。


 リバースターンを終え、もう一度クローズドチェンジを行い、ナチュラルスピンターンに戻る。


 あとは曲が終わるまでこのステップを繰り返すだけ。


 音楽が終わると、大勢の観客から拍手が送られる。


 最初のミスがあったものの、しっかりとホールドしたお陰であとはバランスが崩れることなく、最後まで踊り切ることができた。


 踊る相手を変えるために一度中央から離れると、貴族のご令嬢たちが集まってきた。


「流石です王子様、素敵でした」


「次私と踊ってください」


 みんな俺と踊りたいのだろうか?


 それとも俺に気に入られるためにわざと褒めているのだろうか?


 どっちにしろ、次の相手は決まっている。


「悪い、先約があるんだ。順番が終わってからでいいかな?」


「あと何人待ちですか?」


「あと二人と約束しているから、そのあとになるけどそれでもいいのなら」


 俺の言葉に、彼女たちは溜息を吐くとこの場から離れて行く。


 よく考えれば時間的にも踊れてあと二回ほど、そのあとは時間が余っておれば一回踊れるかもしれないといった感じだ。


 あやふやな中、約束だけしても叶わなかったら空しいだけとなる。


 彼女たちが聞き分けのいい娘で助かった。


 おそらくレイラと踊ったあとは体力的にもしんどく、最後まで踊り切れる自信はない。


 エミのもとに向かうと彼女に手を差し伸べる。


「ほら、次はエミの番」


「やっぱりあたしはいいわよ」


 なぜか彼女は俺の手を握らずにそっぽを向く。


 あのできごとから、まだエミとは仲直りをしていない。


 嫌いになった相手とは手を握りたくはないのだろう。


 よく考えればエミとはよくケンカをしている。


 あのときも俺が招いた誤解のせいで、彼女を怒らせてしまった。


 でも、アリスが間に入ってくれて、仲直りをするきっかけを作ってくれたのだ。


 今回のダンスも、彼女の提案によるものなのかもしれない。


 だけど、俺の一方的な想いでは、逆にエミにいやな想いをさせるだけ。


 彼女の意思もある程度は尊重しなければならない。


 俺は片膝をついてもう一度エミに手を差し伸べる。


「レディー、宜しければ一緒に踊ってくれませんか?」


「ずるいわよ、そんなことをしたら断われないじゃない」


 彼女の言葉を聞き、俺は冷静にものごとを考える。


 しまった!


 よく考えれば今の俺は普通の冒険者ではなく、この国の王子!


 王子がこのような行動をとったのに、断れるわけがないだろう!


 断れば侮辱したのも等しくなる。


 周囲の人から、エミが悪い印象をもたれることになる。


 これでは脅迫したのも同然ではないか!


 拒否権がない選択肢を用意してどうするんだ!


「本当に嫌なら断っていいからな」


 俺は慌てながらすぐに拒否をしても問題ないことを告げる。


「いいわよ。早く踊って終わらせましょう」


 エミは中央に向かっていく。


 ヤバイ。


 このままではいやいやながら踊ってしまうことになる。


 ダンスは相手のことを思いやらなければ成功しない。


 気持ちがひとつにならなければいけないのだ。


 こうなれば、全力でサポートをする方に徹しなければ。


「ダンスの経験はあるのか?」


「前に体育の授業で習ったことがあるぐらいね」


 一応最低限のことは知っているようだ。


 彼女は頭がいい。


 一度覚えれば完璧に近い動きをしてくれるだろう。


 俺はもう一度、一から教えて彼女とホールドを組む。


「失敗しても気にするな。とにかく楽しむことを優先しよう」


 曲が流れ始め、俺たちはステップを踏んで踊り始める。


 緊張しているのか、俺の動きにエミはついて来られずにバランスを崩す。


 やっぱり気持ちがひとつになっていない分、上手く踊れない。


 ダンスは自分の心を移す鏡だ。


 彼女は素質があるのに上手く踊れない。


 それは心に陰りがあるからだ。


 その原因は高確率で俺にある。


 もし、このパーティーが始まるまでに仲直りができていたのなら、今とは違った景色が見えていただろう。


 周囲に視線を向けてみると、観客たちは不安そうにこちらを見ている。


 きっとあの人たちには、エミが足を引っ張っているように映っているはず。


 だけど本当はそんなんじゃない。


 本当に悪いのは俺なんだ。


 曲も中盤に差し掛かっている。


 だけどこのままでは終われない。


 まだ、ダンスは終わっていないのだ。


 まだ本当の彼女を皆に見せるチャンスは残されている。


「エミごめん」


「え?」


 突然の謝罪にエミは驚いたような表情をした。


「あのときは言いすぎた。俺はエミが元の世界に帰ったほうが幸せになれる。そう思っていた。だけどカレンに怒られ、俺が間違っていることを指摘されたよ。冷静になって考えると、あれは俺のエゴだった。これが本当に正しいのだと、自分自身に言い聞かせていただけだったんだ」


「あたしこそごめん」


「え?」


 今度は俺が驚く番だった。


「あたしのほうこそデーヴィッドの気持ちを考えないで、自分勝手なことを言ってしまったわ。あのときのあたしは、酷いことを言われたと思い込んでかってに被害妄想を膨らませて、あなたを困らせてしまった。もっと早く仲直りができていたら、こんな無様なことにはならなかったのかな」


 エミも同じことを考えていたようだ。


 悪い意味で、お互いの気持ちは同じだった。


 なら、その逆もまた然り。


「大丈夫、今からでもお互いに見たかった景色を見ることができる。二人の気持ちが分かり合えた今なら」


「本当?」


「俺を信じろ」


「嘘だったらあたしのお願いを何でもひとつは叶えてよね」


 エミの言葉に俺は返答を悩む。


 よく約束ごとに何でもするという言葉が出てくるが、人間は神ではない。


 できる範囲は限られている。


 可能の範囲でしか叶えることができない。


 だから即答するわけにはいかないのだ。


「返事をしないっていうことは嘘何だ」


「ち、違う。分かったよ。満足できなかったら俺にできる範囲で叶えてやる」


「嘘、嘘、冗談よ」


 エミが笑ってくれた。


 どうやら心の底からこのダンスを楽しんでくれているようだ。


 残りの時間、俺とエミはダンスを楽しむ。


 先ほどとは違い、彼女は足捌きを間違えないで俺の動きについて来てくれた。


 曲が終わり、ダンスが終了すると周囲の人から拍手が送られる。


 カレンのときと負けず劣らずの拍手だ。


 中にはエミのことを褒める言葉が耳に入った。


「途中からあっという間だったわね」


「そんなものだろう。それだけエミが楽しんでくれたということだ」


 三回目のダンスが終わり、踊った人とこれから踊る人が入れ替わる中、レイラがこちらに来る。


「エミよ、今のダンスはなかなかだったぞ。最初はたどたどしかったが、後半から一気に変化し、観客の目を釘つけにするとは中々のパフォーマンスだったぞ。余も負けておられん。そなたに負けない……いや、それ以上の拍手喝采を観客から搔っ攫って見せよう」


 どうやらエミの最初の踊りはパフォーマンスの一種で、わざとやっていたとレイラには思われてしまったようだ。


 誤認させるほど、彼女の踊りは素晴らしかったということになる。


「褒められて複雑ね。ダメだったらデーヴィッドから願い事を叶えてもらえたのに」


 彼女の言葉に、俺は苦笑いするしかなかった。


「願い事とは何だ?」


「いや、何でもない。それより何で踊る?レイラもワルツか?」


 これ以上、詮索されるのはよくない。


 そう思った俺は強引に話をすり替える。


「いや、踊るのはタンゴだ。情熱的なスピード感、静と動のコントラストであるダンスを、余は所望する」


 タンゴは激しい動きをするが、上下の動作がないことから年齢層が高い人にも踊りやすく、感情表現がしやすいので、誰にでも楽しめ馴染みやすい人気のダンスだ。


「分かった。ルーティンはウォーク、プログレッシブリンク、クローズドプロムナード、バックコルデでいいか?」


「いや、タンゴウォーク、プログレッシブリンク、クローズドプロムナード、プログレッシブリンク、ナチュラルプロムナードターン、ロックターン、ウォーク、プログレッシブリンク、ナチュラルプロムナードターン、クローズドプロムナードでいく」


 ルーティンの数を増やしやがった!


しかも俺があまりやったことのないステップまである!


 彼女はそこまで踊りの上級者なのだろうか。


 一応俺も知識としては踊り方を知ってはいるが、実戦したことはない。


「もしかしてこのルーティンに怖気ついたのか?安心しろ、もし失敗しても余がサポートしてやろう」


 レイラは自身満々に言ってくる。


 どうやらハッタリではないようだ。


 だけど、男が女性にサポートされるような踊りは、個人的にはあまり褒められたものではないと思っている。


 何としても食らいついて最後まで踊り切る。


「いいだろう。受けて立つ」


「それでこそ余が惚れた男だ」


 俺たちは立ち位置を確認してホールドする。


 音楽が流れ、俺は最初の一歩を踏み出す。


 ワルツは三拍子なのでワン、ツー、スリーとカウントするが、タンゴは二拍子、スローとクイックでカウントする。


 最初のスローで左足を前に出して、次のスローで右足を前に出す。


 これで最初のタンゴウォークは終わりだが、すぐに次のプログレッシブリンクの動きに変える。


 一番目のクイックで左足の前進をヒールからステップする際に、左のつま先を右斜めに向け、前面を壁方向に向けながら移動。


 クローズドプロムナードに切り替え、両手を壁に沿わせながら部屋の壁の平行に直進してステップを踏み、ひとつ前のプログレッシブリンクのステップで壁から離れる。


 距離を空けるとナチュラルプロムナードターンを開始。


 スローで左足を横に出して横に進み、クイックで右足を斜め上に出して次のクイックで右足を軸に半回転、更にクイックで左足を軸に半回転後に右足を軸にして九十度回転、最後のスローで左足を前に出す。


 だが、このとき俺は気づいてしまった。


 プロムナードターンとロックターンはセットで続けて踊られる。


 そのためナチュラルプロムナードターンの三歩目で、俺の右股関節とレイラの左股関節がコンタクトして、二人でV字に開くプロムナードポジションから、互いの右股関節がコンタクトして互いに向き合った状態のクローズポジションになり、左足の位置を横の少し後ろにする必要があった。


 しかし俺は間違って左足を前に出してしまった。


「誰にだって間違いはある。気にするではないぞ」


 そういうとレイラは左足を後方に下げる。


 プロムナードターンからやり直すようだ。


 彼女の動きに合わせて足を動かし、最後の足の位置を間違えないようにすると、ロックターンに入る。


 ロックターンのポイントは揺さぶるように見せるのが特徴だが、やり方を間違えると腕でお互いを振り回してしまい、揺さぶるのではなく振り回されてしまう。


 静かに適度で前後に揺さぶる動作をする必要があるのだ。


 スローで右足を前に出す際に、一緒に左足も連れて行くような感覚で右足の横に左足を沿える。


 次のクイックで添えた左足に体重を乗せ、このときの左足の位置は、右足の横の少し後ろに来るようにする。


 そして二回目のクイックで右サイドを使って右足に体重を乗せ、スローで左サイドを使って左足を小さく後退させる。


 三回目のクイックで右足を左足に交差しながら後退し、四回目のクイックで左足を右足の横少し前に出す。


 最後のスローで右足を左足の少し後ろに閉じてロックターンを終える。


 そしてタンゴウォークに戻り、プログレッシブリンク、ナチュラルプロムナードターン、クローズドプロムナードをやり終えると、曲が終わるまでこれを繰り返した。


 曲が終わり、足を止めると観客からは盛大な拍手を送られる。


 あまりやったことのない種類のダンスに疲れながらも、手と手が触れる衝撃音を聞くと、心地よさを感じる。


「うむ、よくやったデーヴィッドよ。中々のものだったぞ」


「はは、失敗しちゃったけどな」


「あまり経験がないのにあれだけやれれば上出来であるぞ」


 ダンスは正直だ。


 身体の動きで相手にどれだけの力量があるのかが伝わってしまう。


 自分なりにベストは尽くしたつもりだ。


 最悪でも及第点は取れただろう。


 今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。


 誤字脱字や文章的に可笑しな箇所などがありましたら、教えていただけると助かります。


 また明日も投稿予定なので、楽しみにしていただけたら幸いです。

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