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最終章 最終話 あの娘と共に過去へ、そして新たな未来作り

 夜道を歩き、冷たい風を受ける中、俺はとある女性のもとに向かう。


 海鳥の鳴く声が耳に入る中、俺は港にやってくる。


 首を左右に振りながら辺りを見渡し、ここに待っている女性を探す。


しばらく歩いていると、波止場に赤い髪のクラシカルストレートの女性が立っている姿が見える。


 海を眺めているようで、こちらに背を向けていた。


 再び風が吹き、彼女の髪が靡く。


「待たせたな」


 ゆっくりと彼女に近づきながら声をかけると、レイラは振り返る。


「デーヴィッド」


 彼女は俺の名を言うと、その場に立ち尽くしたままだ。


 そんなレイラの態度を見て、逆に俺のほうが驚かされる。


 可笑しい。


 俺は彼女を選んだ。


 俺がこの場にいる以上、自分は選ばれたのだとレイラも自覚しているはず。


 彼女の性格を考えれば、喜んで飛びかかって来ても良さそうだ。


 なのに、どうしてあんな寂しげな表情をしている。


「ここに来たということは、余を選んでくれたのだな」


「ああ、そうだ」


「理由を聞いてもいいか?」


「レイラとは約束がある。これ以上精霊を犠牲にして、悲しい魔物を生み出さないようにする方法を考えると。これは約束を果たすチャンスだ。レイラと一緒に過去に行き、母さんの願いを叶えれば、その後の未来では、魔物は生まれなくなる」


 答えると、レイラはこちらに近づく。


 そしてニコッと笑みを浮かべた。


 だが、そう思ったのも一瞬だった。


 すぐに睨みつけるように視線を鋭くすると、右手を後方に下げる。


「そんなので余が喜ぶと思っているのか! このバカ者が!」


 後方に下げた右手を勢いよく前に出す。


 きっと、俺の頬にビンタをしようと思っているのだろう。


 そんなの、わかりきっていた。


 俺だって彼女の立場なら、そのような行動に出るだろう。


 だけど、実際にそんなことを考えていた自分がいたのは事実。


 だからこそ、嘘偽りなく当時に感じていたことを言うべきだと思った。


 だけど、素直にビンタを受けるつもりはない。


 俺は優れた動体視力で、レイラの手首を左手で掴む。


「放せ、デーヴィッド!」


「話は最後まで聞け。確かに俺は、最初そんなバカなことを考えてしまっていた。だけど、それだけの理由でレイラに決めたわけじゃない。俺はこれまでの過去を思い返していた。そんな中で、素直に好意を表してくれていたのはレイラだけだった。俺がアナの恋人役を演じたとき、やきもちを焼いてくれた。あのときは困っていたが、正直嬉しかった。本当に俺のことが好きなんだと思うことができた。カレンと勝負したときも、やりすぎではあったけど、レイラなりに俺を喜ばせようとしていたのが伝わってきた」


 俺はそのまま彼女を抱き寄せる。


「あんなに好意を向けられて、意識しないわけがないだろう。誰を選ぶべきか考えれば考えるほど、俺の頭の中ではレイラとの思い出が蘇ってくる。何時の間にかお前のことしか考えられなくなった。そんなとき、俺は気づいてしまった。俺はレイラのことが大好きなんだって」


 俺は抱きしめる腕の力を少しだけ強めた。


「大好きな人と離れ離れになりたいと思うやつはいない。だから、俺はレイラを選んだ」


 腕の力を緩め拘束を解くと、レイラを見る。


 彼女が今どんな心情なのかはわからないが、目尻には涙が溜まり、今にも零れ落ちそうだ。


「これで納得しないのなら、思いっきり振ってくれ。そっちのほうが、俺は前を向いていける。一人で過去に飛ぶことができる」


 悔いが残らないように、彼女に伝えたいことをすべて伝える。


 俺はやれることはやった。


 これでフラれることになったのなら、気持ちを切り替えられる。


「これが答えだ」


 再びレイラが右腕を後方に下げる。


 その動作を見た瞬間、俺は悟る。


 ああ、俺の想いは伝わらなかった。


 それもそうだろう。


 前から彼女は俺に好意を向けてくれていた。


 それなのに、俺は関係が変わってしまうのが怖くて、返事を後伸ばしにしてしまっていた。


 今更好きだと言ったところで、手遅れだったのだろう。


 だけど、これで自分の気持ちに整理がつき、スッキリするはずだ。


 両の瞼を閉じ、俺は叩かれる覚悟を決める。


 すると、頬に痛みはなく、身体がしがみつかれるような衝撃を受ける。


 閉じた瞼を開けると、レイラが抱き着いていた。


「バカ者。返事が遅すぎるのだ。よくも余をここまで待たせたものだ。だけど、嬉しい。デーヴィッドが余のことを好きになってくれた。これまでの余の努力が、ムダではなかったのだからな」


 一瞬何が起きたのかわからなかった。


 だけど彼女の言葉を聞き、俺はフラれたのではなく、受け入れてくれたのだと実感する。


 俺はレイラを抱きしめる。


「大好きになってくれてありがとう」


「何を言う、それは余のセリフではないか」


 お互いの気持ちがひとつになり、俺たちはしばらくの抱きしめ合う。


 どれだけ時間が経ったのかはわからない。


 だけど、そろそろここから離れたほうがいい。


「レイラ、今から母さんのところに行こう」


「でも、約束の時間は早朝であったはず」


「十二時を過ぎれば、きっと選ばれなかった人たちが合流し、ここにやってくるだろう。別れの挨拶はしたくない。俺たちはいずれここに戻ってこよう。これは永遠の別れではなく、一時の別れなんだ。湿っぽいことはしたくない」


「わかったのだ。では、デーヴィッドの母上のところに向かうとしよう」


 俺たちは手を繋ぎ、母さんのいる洞窟に向けて歩く。


 洞窟の中に入り、母さんと再会した場所に辿り着く。


「予想よりも早かったですが、どうやら答えが見つかったようですね」


 俺たちが入ってくると、母さんが椅子に座った状態で声をかける。


「ああ、俺はレイラと過去に向かう」


 レイラと握っている手に少しだけ力を入れると、彼女も握り返してくれた。


「わかりました」


 母さんはレイラに視線を向ける。


「レイラ、デーヴィッドのことを頼みました」


「お母上、任せるのだ。いざと言うときは、余がデーヴィッドを守る」


 握っていないほうの左手で、彼女は自身の胸を軽く叩く。


 すると、母さんは椅子から立ち上がり、俺たちを抱きしめる。


「あなたたちには、辛いことを押しつけていることはわかっています。ですが、未来を変えるには、過去を変えるしかありません。頼みましたよ」


 耳元で囁くような優しい声音で言うと、母さんは俺たちを抱擁から解放する。


「これを」


 母さんが懐からナイフを取り出すと、俺に渡してきた。


「これでわたしを殺してください。契約している精霊までも、過去に送ることはできないので。魔法も使えなくなります」


「わかった」


 魔法が使えないというのは、少しやり難さがあるだろう。


 だけど、それは仕方がないことだ。


 ナイフを受け取り、ポケットに仕舞う。


「栗色の髪のミディアムヘアーで赤い瞳を持つ、十歳ぐらいの少女を探してください。丘の上で花冠を作っていたときに、二人組に殺されました。時間帯は日が傾きつつある夕刻。今から、その日にあなたたちを送ります。目を瞑ってください」


 言われたように、両の目を瞑る。


 俺の視界は真っ暗になり、レイラの手を握っているという感覚しかない。


「では、今から心の中で十秒数えてください。そしたら目を開けて構いません」


 母さんの指示に従い、心の中で十秒数える。


 一、二、三、四、五、六、七、八、九、十!


 十秒数えたところで瞼を開けると、目の前に母さんは居なくなっていた。


「母さんがいない」


「本当であるな。足音のようなものは聞こえなかった。つまり、ここは過去の世界と考えてよいのかもしれぬ」


 辺りを見渡す。


 俺たちが来たときとは雰囲気が違っていた。


 レイラの言うとおり、過去の世界に来たのだろう。


 レイラの手を握りながら、俺は洞口の外へと歩く。


 洞窟の出口には、太陽光の明かりが漏れている。


 詳しい時間帯は分からないが、朝から昼にかけての時間帯であることは間違いない。


 洞窟から出ると、周辺の光景も様変わりしている。


 まだ開拓されていないようで、森になっていた。


「これでは、どっちに進めばいいのか分からぬな」


「レイラは飛べただろう。前見たいに、俺を空中に連れて行ってくれないか?」


「了解した。では、もう反対の手も余の手に捕まるがよい」


 握っていないほうの手もレイラの手を握る。


 その瞬間、浮遊感を覚えると、俺の足は地面から遠ざかっていく。


 高所恐怖症のせいで、怖くて周囲が見られないかもしれない。


 そう思っていたが、全然怖くなかった。


 不思議だ。


 前は高いところが怖くて、身体が硬直していたというのに、今は全然怖いとすら思わない。


 きっと彼女を信じているからだろう。


 レイラはこの手を離さない。


 信頼しているからこそ、俺は恐怖を感じないのだろう。


 周囲を見渡していると、森が終わり、平原となっている場所が見えた。


 そして平原の奥には丘のようなものが視界に映る。


「母さんが言っていた丘は、もしかしたらあの場所かもしれない。行ってみないか?」


「わかったのだ」


 レイラに連れられ、丘だと思われる場所に向っていく。


 しばらくすると、間違いなく丘だと認識することができた。


 周辺には花畑で、たくさんの種類の花が咲いていた。


 空中から周辺を見渡していると、一人の少女が花を摘んでいる姿が視界に入る。


 栗色のミディアムヘアーだ。


 外見からして母さんで間違いない。


「レイラ、ゆっくりと高度を下げてくれ」


「うむ」


 レイラに下降するように言うと、次第に地面との距離が縮まっていく。


 なるべく少女を驚かせないように、遠くに降りてから近づこうと思った。


 けれど運が悪いことに、母さんと思われる女の子と目が合ってしまう。


 見つかってしまった。


 見られた以上は、このまま彼女のところに向かうしかない。


「レイラ、予定を変更する。そのまま母さんのところに降りてくれ」


「わかったのだ」


 地面に着地すると、俺は身体を屈めて少女と同じ目線になる。


「お兄さんとお姉さんは天使さんなのですか?」


 あどけない顔をしながら、大きく可愛らしい目で少女は俺たちを見ると尋ねてきた。


「て、天使か。そんな風に見えるかな?」


「はい。お二人は空からきました。空を飛べる人は天使さんしかいません」


 天使ではなく、君を殺しにきた悪魔のような存在とは、口が裂けても言えない。


 見つかってしまった以上は、彼女を油断させるしかないだろう。


「俺はデーヴィッド、彼女はレイラ。君の名前は何て言うのかな?」


「わたしですか? わたしはアリシアです」


「アリシアか。いい名前だね」


「ありがとうございます。お兄さんの名前も凄くいいですよ」


 穢れを知らない純水な眼差しを俺に向けながら、彼女は俺の名前を褒める。


「デーヴィッド」


 俺の袖を引っ張りながら、レイラは俺の名を言う。


 早くやるべきことをやって、終わらせようと言いたいのだろう。


 確かに時間はあんまり残されていないのかもしれない。


 母さんの話では、夕方に二人組に殺されたと言った。


 だから、早くしなければならない。


 俺は幼い母さんの肩を掴み、逃げられないようにする。


 あとはポケットからナイフを取り出し、首の静脈を切ればいい。


 緊張してしまっているのか、心臓の音が聞こえてくる。


 手も汗ばんでいるようで、湿り気を感じた。


「お兄ちゃん。何だか顔が怖いよ。もしかして気分でも悪いの?」


 思わず顔が強張っているようだ。


 幼い母さんが、俺を心配してくる。


 何も考えるな。


 俺は言われたとおりのことをするだけだ。


 カレンたちがいる世界から、ゲーティアをいなくさせるには、今のうちに目の前にいる母さんを殺さなければならない。


「デーヴィッド、日が傾きつつある。早くしなければ来てしまう」


 レイラが夕方になりかけていることを告げる。


 もう、時間がない。


 早くしないと、母さんの命を狙う二人組が来てしまう。


 ポケットに手を突っ込み、ナイフに触れる。


 うん? 二人組?


 二人組という人数が頭の中で引っかかった瞬間、俺の腕は鳥肌が立った。


 俺とレイラ、この組み合わせは二人だ。


 そして時間帯は夕方。


 もしかして、いや、そんなはずはない。


 だけど、もしそうなら、きっかけ作りは俺たちということになる。


 最悪の展開が頭に浮かんだ瞬間、俺はポケットから手を出す。


 そしてゆっくりと立ち上がり、レイラのほうをみる。


「今は止めよう」


「どういうことなのだ! どうして実行に移さない。早くしないと現れてしまう」


「落ち着け。よく考えてみてくれよ。母さんは二人組だと言っていた。それは、俺たちにも当てはまる。そしてシチュエーションは夕方だ。その条件を考えれば」


「もしや、余たちがその二人組だとでも言うのか?」


 戸惑いを見せる彼女に、俺は無言で頷く。


「とりあえずは様子を見よう。それが答えになる」


 俺たちは幼い母さんに手を出すことなく、時間が過ぎていくのを待つ。


 けれど、母さんの言っていた二人組は現れなかった。


「これで決まりだな」


 なんとも皮肉なものだ。


 未来を変えるために、母さんに送り込まれた俺が、その快楽殺人鬼だったなんて。


 俺はポケットからナイフを取り出すと、そのまま地面に捨てた。


 そして幼い母さんを抱きしめる。


「ごめんなさい。ごめんなさい」


 少女に対して、謝罪の言葉を何度も繰り返す。


「どうして謝るの?」


 突然謝罪の言葉を述べる俺に困惑しているようだ。


 幼い母さんはどうして謝るのかを尋ねる。


 だけど、俺にはその理由を言えなかった。


 未来の君に、自分を殺すように頼まれたなんて言えるはずがない。


「いい子、いい子。痛いの痛いの飛んでいけ!」


 まるで幼い子どもを相手にするような優しい口調で、幼い母さんは俺の頭を撫でる。


「アリシア、君のご家族は?」


「村にお父さんとお母さんがいるよ」


「そうか。なら、暗くなってしまったから送っていくよ」


「うんありがとう」


 幼い母さんは俺の手を握ると、もう反対の手でレイラの手を握る。


「皆で、手を繋いで帰ろう」


 明るい笑顔で幼い母さんは俺たちを見る。


 母さんは殺されなかった。


 いや、殺さなかった。


 だからもう、彼女がゲーティアになることはないだろう。


 これでこの世は、魔物が存在しない世界となる。


 そして魔法も存在しない世界だ。


 いままで体験したことのない生活が俺たちを待っている。


 怖くあり、楽しみでもある。


 だけど、俺の隣にはレイラがいるのだ。


 きっと、彼女と一緒ならどんな困難でも乗り越えて行ける。


 そう信じて、俺は明日への一歩を歩き出した。


 最後まで私の作品を読んでくださり、ありがとうございました!


 全二百四十二話、二百四十日間連続投稿と言う結果になりました。


 ここまで結果を伸ばすことができたのも、すべて毎日読んでくださっているあなたがいたからです!


 前作は途中で心が折れてしまい、エタらせてしまいましたが、今作は無事に完結させることができました。


 本当にありがとうございます!


 大袈裟に聞こえるかもしれませんが、あなたは私にとっての神様です。


 何度お礼を言っても言い足りないぐらい、とても感謝をしております。


 それでは、ここら辺で評価をしてくださったかたへの感謝の言葉を残します。


 評価1をつけてくださったかたへ、


 当時、評価1をつけてもらった私は、正直なところ不満を持っていました。

 どうして、こんなに毎日頑張って執筆しているのに、こんな低評価なのだろう。これは可笑しい。

 と、当時はこんなバカなことを考えてしました。

 

 ですが、評価1を貰う度に、私は悔しい思いを感じ、己を奮い立たせることができました。

 その結果、どうして私の作品はこんなに低評価ばかりつくのか、必死になって調べると、小説家になろうには、隠された裏ルールがあり、それを知らないと低評価をつけられることになることを学ばせてもらいました。


 あなたのお陰で、作品を完結させる決断ができ、前を向いて次に望みをかけることができました。

 あなたが評価1をつけてくれなければ、私は今も底辺作家の理由がわからないまま、ムダに話を長くしていただけでした。


 本当に感謝しております。

 評価1をつけて下さり、ありがとうございました。


 評価2をつけてくださったかたへ、


 評価2を貰ったとき、私は正直安心していました。

 自己評価では、評価2ぐらいが自分の実力だと思っていたからです。

 ですが、評価2をつけてくださったあなたのお陰で、次は評価3を貰えれるように頑張ろうとおもう気持ちになりました。


 更なる高見へと昇るために、毎日頑張ってこれたのも、評価2をつけてくださったあなたがいたからです。

 

 本当に感謝しております。

 評価2をつけて下さり、ありがとうございました。


 評価3をつけてくださったかたへ、


 評価3を貰ったとき、喜びました。私の中では、評価3は普通だと思っていたからです。

 ようやくここまでの評価を貰えれるようになった。

 私にとっては、ひとつ上の評価だったので、満足してもいいはずだったのですが、人間不思議なもので、更に上の評価を貰いたいと思うようになり、更に頑張る決意をすることができました。


 あなたのお陰で、更に上の評価を貰えるように頑張ることができました。


 本当に感謝しております。

 評価3をつけてくださり、ありがとうございました。


 評価4をつけてくださったかたへ、


 評価4を貰えたとき、かなり喜びました。満点まであともう少し、あともう少しだ!という思いに駆られ、更に努力をして次こそは評価5をつけてもらおう。

 そういう決断に至れたのも、評価4をつけてくださったあなたがいたからです。


 本当に感謝しております。

 評価4をつけて下さり、ありがとうございました。


 評価5をつけてくださったかたへ、


 初めて評価5をいただいたとき、私は心臓が高鳴っていたことを覚えております。

 最初は信じられない思いになり、これは何かの間違いなのではと、何度も評価を見直しました。

 最高評価をつけてもらえた。


 このとき、ちょっとした達成感に包まれ、さらにもっと多くの人から高い評価を貰うために頑張ろうと、やる気を引き出し、直ぐに執筆に取り掛かることができました。

 あなたが評価5をつけてくださったお陰で、ここまで頑張ってこれたのです。


 本当に感謝しております。

 評価5をつけて下さりありがとうございました。


 そして最後に私からお知らせがあります。


 明日12月17日、夜中の12時より、新作を連載開始します。


 そのタイトルは!


『Sランク昇進をきっかけにパーティーから追放された俺は、実は無能を演じて陰でチームをサポートしていた。~弱体化したチームリーダーの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る~』


 です!


 そして、ここまであとがきを読んでくださったかただけに、投稿前のあらすじをお見せいたします。


 あらすじ


 シロウ・オルダーは、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、それはこの世界を亡ぼすことのできるスキル!

なので、彼は無能を演じ、陰の実力者としてチームをサポートしていた。

Sランク昇格の際に、彼は所属している赤いバラのリーダーであるマリー・オルウィンから、スキルなしの無能であることを理由にパーティーを追放される。

彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑むが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったりなどさんざんな目に遭う。

一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!

これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放された様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!


 と言った感じの内容になっております。


 現地主人公追放ものを今回書かせてもらいました!


 更に、日刊総合ランキングにのるために、書き溜めをしていた20話を、金、土、日の3日間で投稿する予定です。


 もし、タイトルやあらすじを読んで、興味を持たれましたら、ぜひ読んでいただければと思っております。


 あなたに新作を読んでもらえる。


 私にとって、これほど光栄で、幸運なことはありません。


 画面の一番下にある、作者マイページを押してもらうと、私の投稿作品が表示されておりますので、そこから新作を読んでいただければと思っております。


 そして、検索のほうでも、『魔学者』と入力していただければ、おそらく、一番上のほうに、私の新作であるタイトルが表示されてあるかと思います。


 長いあとがきになってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


 あなたと、物語を通して出会えて本当によかったです。

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