チーム結成
雨の日の学校の下校時間は最悪だ。
俺の靴は深い水溜まりの中だ。
そこの地面には深い穴が空いている。
屋根がある場所から水溜まりを見ながら、ボーッとしていた。
雨が跳ねてきて冷たい。
そのとき後ろからすごい力で俺を押す。
運が悪かったのか、手は水溜まりのなかでびちょびちょだ。
「あっれれ~?」
「なにかにぶつかっちゃった?」
二人組の男子だ。
そんなことは無視し、靴を水溜まりの中からとり、スリッパを鞄に突っ込み靴をはいた。
......冷たい。
帰っている途中に怪しいドアを見つけた。
もちろん入らないという、手段はない。
なんでも挑戦だ!
入ると真っ白な空間にいた。
そして、ゆっくりと周りが見えるようになる。
「ようこそ、異世界へ」
声が聞こえたとたんに俺はある地にたっていた。
周りを見ると3人の人物がいた。
3人の目があうと、一人が自己紹介をし始める。
「俺はウルドよろしく」
「あ、よろしく。俺は栗田洋介。」
ついつい自己紹介してしまった。
あ、俺の名前は栗田洋介。
「私はシノ!」
元気のいい少女だ。
「私はカナです~よろしく~」
なんかゆったりしてる子だなぁ。
「ねぇ!ねぇ!皆でチーム組まない!?冒険するんだし!!」
は?何?冒険?聞いてないんだけど。
「それはいい話だな!」
ウルドさん?マジですか?
「わ、私も賛成です、」
......マジでいってんのかよ、
何事も挑戦だ!
「ということでリーダーは洋介お前な!」
「は?なぜ?」
「お前は唯一の人間だろ?」
え?そうなの?こいつらはなんなの?
「お前らはなんだよ。」
「俺らはこちらがわの異界者だ。」
あ~そ~ゆ~こと~。
「わかったよ。チーム名は?」
「お前が決めろ。」
嘘でしょ?勝手に決まってるってやつじゃないの?
なら考えなくてはならないな。
俺の頭の中は中二病言葉で、いっぱいだ。
ふと浮かんだ。
「フリーズ。でどうだ?」
「いいな」
え?嘘マジ?
「いいね!いいね!」
「わ、私も良いかと思います。」
てなわけで俺が率いるチーム「「フリーズ」」の結成だ!
で、何をどーすればいいの?