『書き出し済み』001、こちらオーバンステップ第一迷宮:プロット(例ですよ例)
プロット、といいますか。
本文を書く前に考えたのはこれくらい。
あとは、ダンジョンはどうして、素材が生まれてくるかとか、どんなモンスターが居るのかとか。
職業はどんなのがあるのか、とか、神殿はどういう仕組で加護を与えているのかとかの
考えるのは楽しいけど、おおよそにおいて物語の筋には影響を与えにくい部分がほとんど。
多分、関係的には線画と彩色みたいなものだから、どっちも重要だけどこの時点での優先度は線画のほうが高いはず。
次は、キャラ、世界、法則、アイテムの設定を作っていくのです。
あらゆるものを削ぎ落とすと、
『孤児院が困っているので主人公が助けます、動機は恩返しです、手段はダンジョンハックです』
という設定でした。でした。
本編全然、ダンジョンに潜らないんですけど、これタイトル詐欺では?
<設定>
主人公たちのいる大陸にはダンジョンがある。
ダンジョンは管理不足により大災害を引き起こす可能性がある一方、
そこから得られる資源は人類社会にとって重要なものであった。
不可欠とまでは言わないが、それが近郊にあるかないかで、
街の規模が決まるというなら無視はできない影響だとわかるであろう。
主人公は義のある行いをしながらも悪意と誤解で故郷を追われる。
その際に、運動能力の一部を物理的に破壊されている。
元の職業はギルドのエリート職員。
<プロット>
主人公は故郷を追われた流浪の果てにある孤児院の少女に拾われる。
そのとき、ギルドに管理されていないダンジョンを発見する。
(ギルド:ダンジョン管理を一括に担う大陸横断の組織
孤児院は前の責任者が身罷って以降赤貧に傾く一方。
何かの対処をしなければ十数人の子供は冬を越せない。
少女に命を救われた主人公は今回の冬をこすため。
そして、それ以降の冬に孤児院の子どもたちが怯えなくて済むように、
安定収入を得ることができる仕組みを作ることに決めた。
<ゴール>
周囲に文句を言われない形でダンジョンの管理を孤児院で行う。
条件
・ギルド支部を作る
・有利な販路を作る
・ダンジョンに潜れる人材を抱える
・有力者に正当性を認められる形で上記を行う
<スタート>
主人公と孤児たちと幾らかのお金
<ギミック>
クラス制
適性と神殿の祝福で職人芸も思いのまま……というほど便利にすると面白くないので、成長しやすく、疲れにくく、勘が働く、という程度。多少はプラスもある感じで。
<どんな話?>
・パターン1
下見としてダンジョンから素材を持って帰る。
素材の鑑定を行う。
鑑定結果から素材を加工できる人を探す。
ダンジョンに潜れる人を探す。
素材を卸す時に商会とかに目をつけられないよう根回しをする。
ダンジョンから素材を持って帰る。
素材を売る。
素材加工者が身内なら、加工品の販売を行う。
このサイクルを秘密裏に行う。
・パターン2
ダンジョン管理に必要な人材を探す。
ダンジョン管理のための建物を立てる。
ダンジョン管理のためにギルド支部を作ってその正当性を認めさせる。
その後に素材サイクルを立てる。
・パターン3
パターン1とパターン2のハイブリッド。