デッド オア カップル
『『マジ?』』あまりのびっくりでハモってしまった。『マジだって、響介、お前も見てるって。』『俺が?いつ?』『昨日そいつとぶつかってあげくの果ては三半規管を粉々にされて、蹴られたろ。』『う〜ん・・・あっ!あの二人か!』『その通り。クレアとジャンだっけ?あの二人が犯人だ。間違いない!』なんか古いギャグで締めてしまったが二人が犯人の可能性は高かった、三人があの小物アクセサリー店の近くにいたのは7時30分頃、被害者が殺されたのも7時30分頃、そしてクレア達に会ったのも7時30分過ぎである。そしてジャンのあの言葉、『不完全』と言う言葉、あの言葉はクレアに向かって言った言葉、つまりクレアの体は不完全と言う事。この事を考えるとクレアがアンデッドでジャンが素人魔術士と言う事になる。『でもなんでそんな事をするんですか?』『わからん、まずあの二人の事を調べるぞ。』三人はその場を離れ街の図書館に向かい二人の事を調べた。『あった。二人共これを見ろよ。』響介は昔の新聞にあった記事を見つけた。そこにはクレアとジャンの事が書いてあった。二人は看護婦と医者でジャンはその病院でもトップクラスの医者であり、掛け持ちをするほどだった。クレアは優秀な看護婦で患者から人気があった。二人は付き合っており結婚を考えてた。『その二人は働いてたのがリオカルト病院、最初の死体が発見されたあの病院だ、まだ続きがあるぞ。』20年前の患者達の暴動はジャンが原因で起こった事が書いてあった。
当時の精神科でジャンは患者を使ってある実験をしていた。
新聞には書かれてないが恐らく魔術の実験に患者を使ったのだろう。
その実験に患者達は気付き、暴動を起こした。
その暴動の中クレアが殺害されたと書かれていた。『やっぱり二人が会ったクレアさんて・・・』『あぁ、アンデッドだ。そして死んだ彼女のために黒魔術を使って甦らせたのがジャンだ。』『新聞には後何も書いてないな、どうする?』『まずあの二人を探すしかないな、確かジャンの住所は書いてあったよな?そこに行くぞ。』三人は図書館を出てジャンの家に向かった。『これもお化け屋敷かよ。』真介がそう言うのも無理ない、その家はすでに空き家で20年間近く誰も住んでおらず窓が所々割れており大きな蜘蛛の巣が庭に繋かっていた。
『以外にまだ居たりして〜。』『あたしだったら嫌ですよこんな家。』『本当に居たらどうしよう。』『『『・・・』』』人には捨てられない物がある、高校の時のアルバムや読み終わったマンガ等、人それぞれである。家もまた然り、ローンがあったらなおさらだ。ボロボロの家に未だ住む奴らすらいる(多分)ぐらいだ。この家にも居るはずだ。
『『『うおぉぉぉぉぉ勇気ダァァァァ!!!』』』あまりの恐怖に三人は勇者王の口癖を叫びながら三人はドアをドロップキックで蹴り砕きながら家の中に入った。家の中は人が住んでる感じはなかった。『ふぅー、どうやらいないみたいだな。』冷静を装ってるようだが響介の心臓は普通の5倍は早くなっていた。『そうだな。』こちらも冷静を装ってるが内心はドギドキバクバクである。『・・・』優子はあまりのドギバグで声すら出なかった。家の中には蜘蛛の巣やネズミの糞等が支配していた。『くっせーっ!』ネズミの糞の臭いが三人の鼻を襲った。『鼻が曲がる感じがするわこれは。』『吐き気がしてしました。』『吐くなよぉ、俺も吐いちゃうかも知れないから。』今まさに三人のコンディションは最悪になっていた。(若本規夫さん風)




