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デッド オブ ホスピタル

キャンピングカーが死体発見現場である廃墟になった病院にに着き、三人が下りて来た。『いかにも出そうな所だなぁ。』辺りを見回しながら二日酔いから復活した真介が言った。『やめてくださいよぉ、あたしそう言うの苦手なんですからぁ。』『吸血鬼なのに?』『吸血鬼でもですよ。』三人はライトを持って廃病院の中に入った。

ここに来る前に、事前にこの廃病院を調べた。リオカルト病院、それがこの病院の名前である。外科、内科、小児科、精神科等があった、特に外科と精神科には優秀な医師が掛け持ちするほどだった。しかし20年前、患者達の暴動により病院は火事になりそのまま廃墟と化したそうだ。『まるでお化け屋敷だな。』『だからやめてくださいってぇ、もう。』優子は響介の腕をぎゅっと掴みながら歩いた。『それはいいんだけどさぁ、腕掴まんないでくんない?なんか歩きにくいんだけど。』響介は歩きにくい顔をしながらもライトで周りを照らして歩いていた。『ここか、発見された部屋は。』その部屋は4人用の病室であり、入ってすぐ左側のベッドに今回発見された死体があった。

『一応他のベッドも見るか。』真介は左奥のベッドを、響介は右の方を、優子は、『ほら、いつまでもくっつかないで、お前は右奥。』『え〜。』『え〜じゃないの、ほら行った行った。』『は〜い。』優子はしぶしぶ、右奥のベッドに行った。『おーい、そっちになんかあったかー?』響介は真介に聞いた。『あったあった、うぇっ、内臓が全部抜き取られてらぁ、優子ちゃんの方は?』『こっちは右手と左足が〜、ウプェッ。』『無いのね、それとここで吐かないでね、ただでさえここ臭うから、臭いがパワーアップするから。』『わがりまじだ。』『響介、お前の所は、どうなってる?』『まだましかな、舌と目玉を抜き取られている後、心臓もだ。』『よし、外に一回出るか、外なら吐いてもいいよ。』響介は外に出て吐いてもいいと言ったが優子は飲み込んでしまった。『もう平気です。』疲れた感じで言った。三人は外に出て話しをまとめ、相手のことを想像した。『これを化け物がやったと思うか?』『違うんですか?』『刃物で切った後があった、それも慣れた感じがあった、と言う事は化け物と言うよりも人間の手による事件だなこれは。』『刃物を使う化け物っていないんですか?』優子は不思議そうに聞いた、それを真介は答えた。『いるにはいるけど、こんなに丁寧にはしないよ。』丁寧とはこの場合、

「廃病院に死体を、それも病室のベッドに置く」と言う事である。普通は殺した場所に置くのであるがこんな風に置く事は無いのである。ライトで肩を叩きながら真介が言った。『頭のおかしい奴がやった事件かな、これは。』響介はしゃがみながら答えた。『かもな、まぁ明日もいるわけだから明日の新聞を見て何もなかったらこれは無しだな。』そう言うとキャンピングカーに二人は戻ったが優子は病院の方をじっと見ていた。『なんかおかしい。』何かが優子の感を触れ、おかしいと思わせた。『おーい、行くぞー。』『あっはーい。』真介の呼びかけに我に還りキャンピングカーに向かって走った。

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