1/3
プロローグ
世界は闇で満たされている。
すべての物は闇から生み出されている。
しかし、誰もその事に気づかない。
いや、気づけない。
なぜなら、人々の行動はすべて闇から起こるからだ。
つまり、闇は善でも悪でもない。
まだ何にも染められていないものを闇と呼ぶ。
私はそこからこの世界の理を覆す力を生み出した。
これを魔力と私は呼ぶことにした。
しかし、この力だけでは何も出来なかった。
だから、私は魔術というこの力を使う方法を編み出した。
これがこの世界を平和にすると信じて・・・・・
しかし、世界は理不尽だ。
私の力は戦争というものに使われ、世界を破壊するほどのものまでつくられた。
だから、私はこの「原初の魔法」をある少女の体に封印した。
もうこの魔法が世に出ないことを祈って
大魔術師の日記より