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プロローグ

世界は闇で満たされている。

すべての物は闇から生み出されている。

しかし、誰もその事に気づかない。

いや、気づけない。

なぜなら、人々の行動はすべて闇から起こるからだ。

つまり、闇は善でも悪でもない。

まだ何にも染められていないものを闇と呼ぶ。

私はそこからこの世界のことわりを覆す力を生み出した。

これを魔力と私は呼ぶことにした。

しかし、この力だけでは何も出来なかった。

だから、私は魔術というこの力を使う方法を編み出した。

これがこの世界を平和にすると信じて・・・・・

しかし、世界は理不尽だ。

私の力は戦争というものに使われ、世界を破壊するほどのものまでつくられた。

だから、私はこの「原初の魔法」をある少女の体に封印した。

もうこの魔法が世に出ないことを祈って


                        大魔術師の日記より

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