番外編:テーブルの上の街
休日の午後。
公民館の長机に、紙切れが並べられていた。
「これ、クリーンランだって」
誰かが言う。
色ペンで書かれたカードには、
《ペットボトル》《空き缶》《未確認ゴミ》
そんな文字が並んでいる。
裏返された紙を一枚、めくる。
「……これ、点にならないやつだ」
「じゃあどうする?」
少し考えてから、誰かが言った。
「拾う。
だって、放っておくと街が汚れる」
勝ち負けは、曖昧だった。
ルールも、完璧じゃない。
それでも、そのテーブルの上には、
確かに“街”があった。
走る人。
運ぶ人。
考える人。
「これさ……」
笑いながら、誰かが言う。
「ちゃんとしたカード作ったら、もっと面白そうだよな」
――その言葉に、誰も否定しなかった。
街は、
今日も誰かの手で、少しだけきれいになる。
※この物語は、紙とペンがあれば
あなた自身で「クリーンラン」を作って遊ぶことができます。
作り方の一例を、下に記します。
読者が今すぐ作れる?!
「超簡易クリーンラン」
■用意するもの
・紙 20〜30枚(メモ・付箋・コピー用紙でOK)
・ペン
・参加人数は2〜4人
■カードの作り方
紙に以下を書く。
★《ゴミカード(全部で10〜15枚)》
以下のゴミ群を参考に自由に書いてください
(例)
・ペットボトル(得点1点)
・空き缶(得点1点)
・ビニール袋(得点1点)
・ガラス片(危険・得点3点)
・鉄くず(重量・得点3点)
・未確認ゴミ(減点5点あるいは得点5点)
危険…役割セーフティは協力を引かなくとも即得点可能です。
重量…役割リフターは協力を引かなくとも即得点可能です。
★《役割カード(人数分)》
・ランナー:先に1枚拾える
・リフター:重いゴミを拾える
・セーフティ:危険ゴミを無効化
★《判断カード(5枚)》
・協力する
・無視する
・運営に連絡(ジャンケンか何かで減点か得点かを決める)
■遊び方(超簡単)
①裏返しにしたゴミカードを場に並べる
②各自、役割カードを1枚持つ
③順番に「拾う/拾わない」を選ぶ
④点数になるとは限らない
⑤全員で「街はきれいになったか?」を話す
◎ 勝敗が曖昧でもOK
◎ むしろ話し合いが起きたら成功




