幼い私とクリームソーダ後遺症
幻邏様&辻堂安古市様の共同主催『クリームソーダ後遺症祭り』の参加作品です。
ぼかした所はありますが、幼い頃の記憶を元に書きました。歳を取ると余計に思い出したりしませんか?、楽しい作品では無いと思うので、ごめんなさい、ご注意下さい。m(_ _)m
・・あっ、途中でお行儀の悪いことをしてますが、分別のつかぬ子供だったので大目に見て下さると助かります!(; ・`д・´)<すいません!
本当は『500文字小説企画』に参加したかったのですが、評価を入れてしまったのでこちらに・・しいな ここみ様すいませんm(__)m
思い出すのは喫茶店?
話すのは父とそれによく似た知らぬ父
つまらないから、ストローの袋で遊ぶ『バネいも虫』
グッグッぴょん!、グッグッぴょん!
仲良く二匹一緒にグッグッぴょん!
「お待たせしました」
声が置いたテーブルに緑の魅惑の飲み物よ!?
ブスリっとストロー突き刺して、シュワと弾ける飲み応え♡
「スプーン使うの」
私によく似た知らぬ姉
カチャンとすくうアイスは甘く溶ける蜜の味♡
母は違う母と言葉少なく話すだけ
・・いつも試していないことをしてみよう
ブクブク!、ブクブク!
吸い込むストロー逆さに使い、グラスに吹き込む泡だらけ
「それはダメ」
姉がとがめるその声に
「ごめんなさい」
不思議に嬉しく思えたの
あっと言う間に緑は消えて、白氷すぐにガリガリと、まだ話と味が続いてる
載ってた赤は最後の笑顔なの
次の遊びはストローの先端、袋を被せ、スプースプー膨らみ遊び
「それじゃあ」と終わりの言葉がした時は、紙に吐き出す種ひとつ
色んな事を教えてくれた、見知らぬ父・母・姉にサヨウナラ
「また?」と尋ねる私には「もう会う事は無い」と告げる父
今の私は後遺症?、緑の女神は追憶へ、漂う私を誘うモノ
ああ、なんて罪深い後の祭・・もう二度と会えないの。
補足として、貧しい父には弟がいました。しかし、貧しいが故に弟さんは養子に出されたのです。そして、その再会が最後になったのです。
幼い私に優しくしてくれたお姉ちゃん・・今頃、どうしているのでしょうか?
幸せでありますようにと、私に出来るのは無責任に祈ることのみです。m(__)m