5話 そらと買い物
「ふおぉぉ~~………!これがショッピングモールですか!」
今日はそらの服を買いに、ショッピングモールに来ました。
そら、はしゃいでんなぁ。
子どもみたいだ。
「ん?勇さん、どうしたんですか?笑ったりして」
「あれ?笑ってた?」
「はい、笑ってました」
やっちゃったなぁ。
「とにかく、服!買いに来たんじゃないの?」
「そうですよ?」
「~~~っ。とりあえず行こう……」
ごめんな、そら。
申し訳ないけど、今、腹立った。
服屋に来ました。
女物の服屋にいていいのかな?
「あ、勇さん、わたし、これが良いです!」
そらが選んだのは、白と水色のグラデーションのワンピースだった。
「うん、いいね。そらのきれいな雪色の髪にあってる」
「えへへ……。ありがとうございます。それじゃあ試着してきますね」
「うん、いってらっしゃい」
それじゃあ、この間に……。
ーーーーー
えへへ……。
勇さんに『きれいな髪』と言われちゃいました。
………。
勇さん、棒燕様だったときのこと、全部覚えていないんでしょうか。
いいえ!
こんな暗くなってちゃいけません!
勇さんにも心配されるでしょう。
そろそろでないといけませんね。
次の人が待ってるかもです。
ーーーーー
そらが試着室から出てきた。
「勇さん、どうですか?変じゃないですか?」
僕はただ、思ったことを口に出した。
「うん、可愛い。めちゃくちゃ似合ってる」
「っ!」
突然、そらが真っ赤になった。
「っお、女ったらし!」
「何でそうなるの!?」
「僕からもプレゼントがあるんだ」
「えっ?」
「えへへ……。じゃーん!」
僕は、そらに空色の鈴を渡した。
「わあぁーー!すごいです!うれしいです!家宝にします!」
「喜んでくれてうれしいよ」
家宝は言い過ぎだけどね。
「そういえば、友人って誰なの?」
「え?わたしの友人は、みお、全能の神なんですよ♪あ、よかったら勇さんも一緒に来ます!?」
うん、すごいね。
この言葉しか出てこなかったよ。
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あと、サボりました。
ごめんなさい。