4話 そらが居候することになった
ばあちゃん家から帰ってきた。
はい。
なんやかんやでそらがうちに居候することになりました。
「勇さんの家、ちょっとわくわくします♪」
「そんなに喜ぶことかな?」
「喜ぶことですよ!俸燕様と一緒に暮らせるなどわたしたち女神たちにとっては、一生の願いなんですよ!」
女神たち……どんだけ俸燕が好きなんだよ……。
……いや、まてよ、僕が俸燕だったんだから、実質僕がモテているのでは?
いや、そんなことないか!
……自分でいっときながらちょっと悲しいわ。
「そんなこといってる間についたな」
「おぉっ!ここが勇さんの……家……」
「え?」
ふふんっ!
「じいちゃんが引っ越ししたから僕がもらった自慢の家!すごいだろう」
「え?勇さんの家なんかの財閥かなんかなんですか?」
最近そらよくつっこんできてない?
そんなことはさておき、
「僕ん家は母さんがちょっと仕事で成功しただけだから!」
「え?それ自慢じゃないですか?」
「もういいじゃん!」
ーーーーー
「おぉ~~!なかも広いですね!」
そら、大はしゃぎだな。
「あっ、ところでわたしはどこで寝ればいいのですか?」
「あぁ、それはなんか知らんけど布団がエグいくらいにあるからそれで寝て」
「やっぱ勇さん家大丈夫ですか?」
「大丈夫だから!」
「……よかったら……一緒に寝ます……?」
「いや、僕はベッドあるから」
うわ~~……。
びっくりした~……!
「あ、そういえば今度友人と遊ぶんでした。どうしましょう、きていく服がありません……!」
「……それなら、明日服を買いに行こう」
「わぁ~~!ありがとうございます!」
女の子なら、おしゃれはしたい年頃だからな。
いや、神さまだから実際にはすごいおばあちゃんなのでは?
これ言ったらそら怒りそうだな……。
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