夜明けの戌
そこに、力があった。
地上に生きている者の何よりも強い力を、その存在は持っていた。
あまりに強大なその存在は、それそのものを”力”と呼ばれた。
力は、人々をよく助け、暮らしに富をもたらした。
だが、やがて人は力を地深くに封印した。
怖かったのだ。
力が眠る祭壇の在り処を知る者はいない。
力は二度と目覚めない。
人の前に現れず、世界の寿命は尽きるだろう。
地に眠り続ける存在“力”。真の名は人に語り継がれる。
秩序──と。
これはまだ、この世に神がいた日の物語。
地上に生きている者の何よりも強い力を、その存在は持っていた。
あまりに強大なその存在は、それそのものを”力”と呼ばれた。
力は、人々をよく助け、暮らしに富をもたらした。
だが、やがて人は力を地深くに封印した。
怖かったのだ。
力が眠る祭壇の在り処を知る者はいない。
力は二度と目覚めない。
人の前に現れず、世界の寿命は尽きるだろう。
地に眠り続ける存在“力”。真の名は人に語り継がれる。
秩序──と。
これはまだ、この世に神がいた日の物語。
ある牢獄で、妄言者はこう語る
2023/03/29 16:34
一)見世物一座とケダモノの子
2023/03/29 16:41
(改)
一)見世物一座とケダモノの子 2
2023/03/29 16:46
一)見世物一座とケダモノの子 3
2023/03/29 16:51