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ココロウガチ -追憶の二律背反-  作者: 凪雨タクヤ
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謎の大型拳銃

これは・・・なんだ?

「え?ナギトちゃんも知らないの?困ったムユ~☆」

知らない。俺の記憶にないものだ。口調から察するにロロも知らないのだろう。


よく見てみると銃はかなりの大口径で、ゲームや映画で見てる中でも登場する大型ハンドガンに近いサイズだ。全長は10インチよりも大きいだろうか?グリップ、ハンマー、バレル・・・とみていくと一つ違和感。


"スライド"がある。


リボルバーのシリンダー上にスライド機構?聞いたことがない。確かにマテバ社のUNICAなど、リボルバーにスライド機構が実装されたものもある。しかしこの銃にしてみると、"まるで意味がない"。


さらにレバーには「ALL←→SIN」の記述。SIN・・・罪か?いや、この場合だとALLに対してSINだとするならSINGLE=単発、という意味だろうか。だとするとALLの意味がわからない。フルオートなら「AUTO」とか弾丸の連なる表記になるはずだ。まさか、「全弾発射」なのか?

バレルの側面には「Slang Hammer Long 50 CAL」の文字。

50口径だって?随分と大層な威力なんだろう。スラングハンマーってのはメーカーか?しかし聞いたことがない・・・。


これは取り扱い注意だね☆とロロが言う。

この銃に心当たりがあるとするなら、あの「契約」だ。

あのノスフェラトスとの契約で得たものだとしたら、使えということだろうか。


「ナギトちゃん。実はこの銃が現れてから、この引き出し図書館に今まで存在しなかった引き出しが出てきたの。」


ここは俺の脳内だぞ?とも感じたが、あの契約で無理やり情報を流し込まれたとかいう妙な理論が通らなくもない。


「つまり、それらを調べたり、鍵を開ける術を探るってわけだな。」

「そ!!ナギトちゃんってばIQ2000ね!!」

「生物を超越してるじゃねーか。」


どうやら俺には復讐のほかにもやらなきゃいけないことが山ほどあるらしい。

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