(短編化)パラメーターを戦闘力に極振りしてる幼馴染から離れようとしたら、なぜか巨乳のお姉さんに迫られてるんですけど!?
文官統制になった現代日本でも武器を所有することが大っぴらに認められている家々、武芸百家はそれぞれの家で血族意識が強い。
その一つ伍赤家当主の息子である総花と一松家当主、櫻は同い年の幼馴染であり、櫻は総花にほのかな恋心を抱いているが、決して結ばれることはない間柄。
二人が専門高校に入学した早々、理事長から養護教諭を通して生徒会長に指名された櫻は、気心の知れている相手である総花を副会長に指名する。
彼女の思惑が読み取れないわけではない総花、引き受けるが、養護教諭や生徒会顧問、理事長に振り回される毎日。
夏休み、皆藤家の別荘に招待された二人、“謎の男”の襲撃を受けるが、難なく勝利。さらにその三か月後の文化祭当日、今度は櫻の従兄の襲撃を受けるが、五人制の模擬戦を行い、養護教諭や“謎の男”の助太刀を得た二人は勝利する。
これらの事件から二人の絆は深まったかのように見えたが、新年の会議で“家”という“立場”を思いなおす総花。
今動かなければ必ずどこかでほころびが出る。
そう思った総花は、どうにかして櫻を離れさせることができないか思案し始める。
折しも、新年度には入学した“謎の男”の妹が生徒会に加入し、ほかの家の当主子女たちも生徒会にかかわることになる。
総花との時間が取れない櫻は不満に思うが、あえてそれでも彼女を突き放す総花。
そんな中、父親が機密情報を盗聴していたことが明らかとなり、査問の結果、当主を継ぐことになった総花。
そのときに親の世代の因縁を聞いた総花は櫻を守ることはできないとしつつも、どうにかして彼女を守るすべはないかと考え直しはじめる。
総花が葛藤している最中、“謎の男”の仲間が櫻を狙撃するも、総花が身代わりで撃たれ重傷を負う。そばにいながらも守ることができずに呆然とする櫻に、総花の従兄が仇討のために決闘を申し入れる。
申し入れの場にいた櫻の従兄は奸計を講じ、一松家の勝利が目前に見えたが、総花の復活により引き分けで終わる。
櫻の自由を確保すべく“謎の男”の鍵を握る人物の居場所を教えるが、その人物のもとを櫻が訪れたとき、運悪く総花の従兄に襲撃される。鍵を握る人物とともに一松家の実家へ逃亡する櫻、自分を連れ戻しに来いと指名された総花は彼女の実家付近で櫻をはじめとした一松家と戦い、なんとか連れ戻すことに成功する。
しかし、“総花と戦う”という精神的な深手を櫻に負わせてしまったと後悔した総花は高校卒業まで、そして大学に進学後も、姿を消した櫻を探すことができなかった。
大学四年のある日、理事長に呼び出された総花は一人の“少女”を預かる。櫻と似ても似つかない彼女だったが、預かっている最中に起きた襲撃によって“少女”が櫻であることに気づき、彼女が自分と近い場所で生活していることを知る。
その遭遇から四か月後、理事長が倒れ、最も血筋が近い櫻がその跡を継ぐことになる。
最初は彼女を遠くから見守ることに徹しようとした総花だが、彼女の熱意に負け当主の座を降りることを決意。
罵倒しながらも応援してくれる彼女の従兄、冗談半分に次期当主の座を引き受けていた彼の従兄をはじめとした二人の関係を知っている周囲全員から背中を押され、当主の座を降りるための命がけの儀式に臨んだ総花は無事生還し、櫻と結ばれる。
これで20万字なんだよね…情報少ないかな…よくわからなくなってきた(´・ω・`)