第1話[説明回があるのは糞小説に良くある]
積極的に多方面にケンカを売るスタイル
ダンジョンゲーム、それはウィ○ードリィや不思○の~シリーズ、世○樹など大体が主観で進むゲームである。
それ故に五感とリンクさせ遊ぶヴァーチャルゲームとは相性が良かった。否、良さ過ぎた。何せ製作陣は自分達の思うような罠を開発、設置し必殺のコンボを無慈悲に叩き込んだ。
因みにヴァーチャルゲームは現在糞安くなっており、安いものだと一万位で売られている。ヴァーチャルゲームのバーゲンセールと言わんばかりにメーカーは開発を行った。
さて、このヴァーチャルゲーム、『ヴァーチャルダンジョン』は職業を決め、其処からスキルポイントを振り、スキルを育てながらプレイしていく構成と成っている。故に簡単にヒーラーやタンク、アタッカー等の差別化を図る事が出来、個人の役割もしっかりと決める事が出来る。説明書より。
「これがヴァーチャルダンジョンか。」
二十代に見える男性がそう一人言を呟く。
「ダンジョン系のゲームは大体遊んだけど、どれもおもしろかったな~」
因みにこの男性は現在一人で部屋に居る。一人で居る時間が長いと一人言も多く成るのだ。決して変人では無い。
ゲームの周辺機器の接続も終わった様だ。
「何々、ゲームを起動するには機械から伸びているコードを頭に当てる。それでスイッチをオンにする?」
スイッチが小さくカチリと、音を立てる。
『ようこそ。ヴァーチャルダンジョンへ、私はキャラ制作を担当するシステムAIです。』
何処から聞こえているのか分かりづらい声が響く。
『先ずは職業を決めて下さい。職業は後で変更が可能となって下ります。』
大量の、恐らくこのゲームのウリであろう一つの大量の職業が表示される。
『お客様は[冒険者]をお選びなさいましたが宜しいでしょうか。』
青い色が付いているスクリーンに写っている[はい]を触る。
『分かりました。次に初期ボーナスのスキルポイント十ポイントを差し上げます。此方は再受け取りを行うのが不可能となっておりますので注意為さって下さい。』
樹の様な形のスキルツリーが表示される。先ずは剣に1ポイント、生えたスキル[スラッシュ]に2ポイントを使う。
次に[ランプ]に1ポイント、生えたスキル[光調整]に1ポイントを使う。
最後に、[逃げる]に5ポイントを使い終了する。
『では最後にお客様を象徴致します、マークを作成して貰います。又此方は変更可能となっており、テンプレートから選ぶ又は
組み合わせる事が可能です。』
マークは縁を丸くし、中央に太陽、その回りを2匹の蛇が囲む形にした。目立ちたいが為に作った。マークを作り終わり、尋ねた。キャラ作成はあるのか、と。
『キャラ作成は御座いません。但し、現実の体をベースに作って下りますので不備は無いかと。それに肉体にコンプレックスがある方には事前のアンケートでお答え頂いた様に特殊なキャラ作成が成されて下ります。
簡潔にお答え致しますと肉を着けたり、外したりしています。一応、画像処理を行うことで自分の写真を元に調整する事が可能です。』
結構面倒な事をやっているらしい。まあ、関係は無い様だが。
『さて、只今を、貴方のゲーム開始準備は整いました。では良いダンジョンを。』
そう言われ、意識が戻る。と言ってもベンチに腰掛けていただけの様だが。
「さて、たっぷりと遊びますか。目標は千時間!」
次回の話は一応なんとなーくふわふわ浮かんでますがいつ投稿されるかは分かりません。