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殺し屋は詐欺師に跪く  作者: 男鹿七海
1/12

▼ダブル主人公

■七条龍二

25歳、188cm

殺し屋。偽名:九薙伊澄

異名:影喰い

三剣に出会ってから執着しだし執着心剥き出し 。段々と溺愛していく。初恋相手が三剣

煙草:ヘビースモーカー。酒:ざる

趣味:読書、三味線

Dom。三剣には一度しか命令をしていない。


■三剣龍之介

24歳、177cm

詐欺師。偽名:鹿島政宗

異名:虚構喰い

意外と武闘派だが、滅多に拳は振るわない。

煙草:吸う。酒:ざる

趣味:読書、ピアス収集

Sub。反抗的なSub。


▼サブキャラ

■君下雪都

24歳、185cm

情報屋。偽名:柊紫呉

異名:値段の付かない情報屋

三剣の幼馴染。神崎が経営している煙草屋によく入り浸っているが仕事はしている。神崎と両片想い。

煙草:ヘビースモーカー。酒:強い

Dom


■神崎隼人

25歳、189cm

煙草屋兼情報屋。偽名:姫川零

異名:火種の番人

七条の幼馴染。煙草屋の奥に武器庫がある。君下と両片想い。

煙草:吸う。酒:強い。

Sub

 雨の夜。ネオンが濡れた街を赤や青に染めている。カフェの窓越しに、濡れた通りを見つめながら、俺は静かにコーヒーを喉に流した。

「……又来るのか」

 自分の声に、少しだけ苛立ちが混じる。だって、こうなる事は分かっていたからだ。

 背後の空気が変わった。

 音もなく、黒いコートの男が立っている。自然すぎて、まるで幽霊かと思った。

 七条龍二(シチジョウリュウジ)──いや、今夜の彼の名前は九薙伊澄(クナギイズミ)だ。

 殺し屋。獰猛。だけど──何故か、俺の目の前に居ると、逃げたいと思わない。

「……君」

 俺は呟き、窓の外に目をやる。

「……?」

 七条は目を細め、俺を見つめ返す。獲物を見るようなその視線は、正直、怖い。

 でも同時に、何故か胸がざわつく。

「脅しに来たのか?」

 問いかける俺に、彼は答えない。唯見つめているだけ。その視線は、俺を利用したいわけでも、脅したいわけでもない。

 唯、知りたいだけ──俺が誰と話すか、何処へ行くか、誰に笑うか。

「……重い」

 思わず口に出す。

「知ってる」

 七条は平然と答える。俺は逃げない。怖くもない。だって、俺には自由がある。

 支配される事を選ばない代わりに、相手を見極める力がある。

 だから、彼の執着がどこまで行くのか、少し楽しみでもあるのだ。

「……九薙伊澄」

 呼ぶと、七条の目がほんの少し揺れた。

 俺は続ける。「その執着、……病気だぞ」

「それでも、止めない」

 彼は近付き距離が縮まる。

 俺は微動だにせず、唯見つめ返す。

 ──この男に、どれだけ狂わされるのか。

 俺はまだ知らない。でも一つだけ確かな事がある。

 彼の執着の全てを、受け止めるつもりだ。


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