人嫌いな狩人と獣
本日1話目
武王丸の一撃が雷帝の足を斬り、アピサルの尻尾を両断した瞬間、戦場は一気に混沌と化した
「ぐうっ...!小癪な!」
雷帝が片膝をつく、だがその瞬間、斬られた足の部分に雷が集まり始める
「だが、片足を落とした程度でこの雷帝が止まると思うな!」
バチバチと音を立てながら、雷で形成された義足が雷帝の体を支える、不屈のスキルがその巨体を再び立ち上がらせた
「四肢欠損程度でとまる余ではない!」
四肢欠損を程度とはさすが創成級である
「さて、第二回戦といといこうではないか」
一方、尻尾を斬られたアピサルも、みるみるうちに傷口が再生していく
「旦那様の名前を受けての反抗...旦那様が認めようともわらわは認めるわけにはいきません」
「カッカッカ、やはり生半可な妖怪じゃないじゃゼ。じゃがなぁ――」
武王丸が眼帯を行くりと外す
そこから現れたのは人のモノではない眼球
眼球は不気味に光り、物事の本質を見抜く
「見たゼ、治る力も雷も。次はその力毎両断するじゃゼ」
アピサルと雷帝の挑発に「ニヤァ」と笑う武王丸
その圧に雷帝とアピサルが思わず吼える
そして再び始まる超常の戦い
マリエルは攻撃や牽制をあきらめ、回復に徹している
それだけ武王丸の攻撃は熾烈を極めた
天使ですら補助に回らざるを得ないかった戦いに
ただの人間が割込み、全てを圧倒するなど誰が予想できただろうか
どのような怪我を負っても戦闘能力が落ちない雷帝も、圧倒的攻撃力の前にこれまでの比ではない速度で傷が増えていき、相打ち上等を発動させるために、雷の余波をあえて被弾し続ける武王丸もすでにボロボロだ
「カッカッカ!滾るのぅ!!!」
武王丸の大太刀が無数の斬撃を放つ
全てを断ち切る武士の全力攻撃
雷帝も戦斧の損傷を恐れてか、雷撃で対抗するが――
「そりゃもう見たんじゃゼ」
真眼を開放した武王丸の大太刀は雷撃の流れを見切り両断する
スキルにより、如何なる障害物によっても減衰しない武王丸の大太刀が初速をたまったまま雷帝に刃が届く
「ぐああ!」
雷帝の巨体に深い傷が刻まれる
「深淵魔法・虚無の渦」
アピサルが全てを飲み込む渦を割り込ませることで雷帝の首を狙う武王丸の攻撃を無効化しようとするが――
「虚無だろうが深淵だろうが、妖相手に我ゃの刃が届かぬ場所はないじゃゼ」
武王丸の果てしない攻撃力の前ではすべてが断ち切られていく
「深淵魔法は因果すら曲げるというのに」
「我ゃ神殺しぞ、因果なぞ紙切れ同然じゃ」
眼には見えぬねじれを断ち切る
「そんな...わらわの深淵が...」
そして武王丸は雷帝から目的を変更し、いつの間にかアピサルの足元にいた
「デカ物は足者がお留守になっていかん」
アピサルは慌てて反撃をするが、武王丸はそれを見切り、巧みにかすめる場所取りをして
「相打ち上等じゃゼ」
そしてスキルの発動条件を満たし攻撃のギアを1段階あげ
「ッカァァァァ!!」
雄たけびと共にアピサルに反撃しその腕を切り落とし
「そっ首もらったぁぁぁ!!」
そのまま首へと迫る
アピサルは何とか身体をひねり攻撃をかわすが
羽と角が宙を舞っていた
「チィッ!」
そこにマリエルが飛び込んできて治癒魔法をかけようとするが
「治癒魔法を――」
「魔法は斬るに限るんじゃゼ」
「そんな!?」
武王丸はたやすく切り去る
再生回復もその起こりを斬られる現状に緊張感が高まる戦場
武王丸はボロボロだが名乗りによって不屈が発動し、致命傷を受けても戦闘能力が落ちることはない
一瞬の油断で首が飛んでもおかしくない状況に全員が距離を取って戦いだす
「カッカッカ、物の怪・妖怪共は不利とみると、皆遠くから術を放るだけになりよるわ」
さすがの武王丸も全方位から飛んでくる魔法の嵐には足を止めて対応せざるを得ないようで、戦場が激しくも停滞する
武王丸の勢いが少し止まった今がチャンスと俺は声を張り上げる
「武王丸!もうここまでにしよう!君はだれにもできない偉業をなした!誉は手に入れただろう」
「カッカッカ、やっぱヌシに我ゃの誉は理解できんようじゃゼ」
「何を言う!?仲間を斬ることが誉なものか!」
「いんや、物の怪・妖怪は皆敵じゃゼ」
「なんでだ!?」
武王丸は魔法を叩き切りながら怒気をほとばしらせる
「仮に一時味方だったとしてもこいつらは未来永劫に近い時を生きる。その何処か一瞬でも人間の敵になっただけで人間は終いじゃ」
武王丸の目に、深い憎しみの色が宿る
「善き神と称えらえられておきながら悪神に転がった愚者がどれだけおると思っちょる!どれだけの人間が殺されたとおもっちょる!」
武王丸はまるで仇を斬るかのようにアピサルと雷帝の魔法を斬っていく
「倒せるもんが倒せるうちに倒しつくす。それこそが人の世のために成せる誉じゃゼ!」
「そんなことは俺がさせない、そんなことする必要がない程、皆を幸せにして見せる!」
「カッカッカ、血の匂いもせん甘ちゃんに言われても何も響かんじゃゼ。バケモンども、何時まで逃げ回っとるんじゃ」
武王丸が天に声をとどろかす
「我が名は武王丸!我ゃの死地はここにあらず!まだまだぬるま湯じゃゼ!ほぅれ逃げるしか能のない低能妖怪共、我ゃに死を感じさせてみろやぁ!」
武王丸の特殊スキル 挑発が発動する
その不敵な笑みに
「雷帝を童が見下すなど万死に値するわ!」
雷帝が引っかかり
そして
「来んちゅうなら、我ゃが次に飛ばす首は大将の首じゃぁ!」
「わらわの旦那様に手を出そうというのか!!」
アピサルも引っかかる
雷帝は目から雷をほとばしらせ
アピサルその真っ赤な目を爬虫類のように獰猛に光らせる
「アピサル様、正気を取り戻してください、主様にはピー助がついてます!混乱よしずまれ!治癒魔法――」
「おまんも来んかい。能無し軟弱玉無しに尻振る、桃色狂いが」
唯一挑発されてなかったマリエルも
「主様を侮辱するなど、万死に値します!」
無数に浮かび上がらせた光の剣と共に突撃していく
「カッカッカ!飛んで火にいる夏の誉じゃゼ!」
武王丸の勢いが止まらない
アピサルの尻尾が、雷帝の体が、マリエルの羽が武王丸によって削り取られていく
それと同様に武王丸も全身真っ赤に染まっていくが
「まだまだぁぁぁぁ」
相変わらずの不屈の主人公
衰えることを知らず戦い続ける
「このままじゃ全員共倒れだ!何とかしないと」
「ピッ!」
俺が何かできる事は無いか慌てだすとピー助が体当たりしてきた
そして真剣なまなざしで見つめてくる
「落ち着けとでも言いたいのか!?」
ピッとうなづくピー助
「落ち着いてなんかいられない!仲間がピンチなんだぞ!」
俺が叫ぶと
「ピ~ピ~」
ピー助が仕方ないなぁとでも言いたげに俺の横に並ぶ
「一緒に行ってくれるのか?」
「ピピッ!」
盾を掲げ金色に光るピー助
その黄金の光は俺の事も包む
慌てた心が、仲間を喪うかもしれない恐怖が薄れていく
「有難う、じゃあ、行こう、何ができるかなんてわからないけど、あの無駄な争いを止められるわずかな可能性にかけて」
「ピッ!!」
俺達が決意を固めて歩き出すと
「ダメ」
ヴァイオレットがいつの間にか俺たちの道をふさぐかのように立っていた
「ボス、危険、駄目。ピー助もダメ。二人とも弱すぎ」
「ピィ!?」
ドストレートな言葉にピー助がショックを受けている
「でもヴァイオレットだってあの戦いを止める力は――」
「うん、あたしだけじゃ無理。だから、出てきて」
そう言いながら、ヴァイオレットは茂みの方を見つめる
「隠れても無駄、いるのわかってる」
草原に残された割れた卵、そこから二つの影が現れた
一人は、長い緑のロングヘア―を頭の後ろで結び、いわゆるビキニアーマーを身にまとった細身のエルフ――(森の狩人)と、大きくて黒い狼――(業炎狼)だった
エルフと言えば精霊魔法の使い手というのがファンタジーの鉄板だが、このエルフは猟師タイプで罠と弓に特化したタイプらしい
業炎狼は、体中に炎を纏っている
強いといえば強いが、人外特化持ちの武王丸相手では、あっさりやられてしまいそうだ
「ヴァイオレット、ステータスを見る限りでは彼女たちが参加しても結局は――」
「ボス、あたしと、エルフが力を合わせれば可能」
俺の言葉を遮りヴァイオレットが意見を述べる
「本当か?」
「暗殺者の直感、大物は無理、だけど、あの武人なら、やれる」
物静かに断言するヴァイオレット
非力そうな二人に何ができるのか、俺にはさっぱりわからないが
(更に無力な俺に出来ることは、信じる事だよな)
ヴァイオレットにうなずき、エルフに声をかけようとするが――
「先に言っとくけど、アタイ等は手伝わないよ」
「――え?」
あっさり拒まれた
「ど、どうして?」
思わず近寄る俺に対し、同じだけ距離を取りながらエルフが答える
「うるさいな、人間嫌のアンタと関わるくらいなら消えることを選ぶって言ってんの」
「ヴゥゥゥ!」
本心からかかわりたくないという1人と1匹
さっき俺が近寄った時に、反射的に下がったあの反応には覚えがあった
あれは――
(男性恐怖症の子と同じリアクション)
芸能の世界は、過去に虐めやひどいトラウマを抱え、負のエネルギーを発散するために飛び込んでくる子が多い
ネガティブを抱えながらもそれでも前向きに進もうとする子ですら、トラウマから思わず相手役と距離を取ってしまうのをたびたび見てきた
(そうか、この子たちは、俺の知らない世界でひどい目にあってきたんだ...それなのに俺は、自分の都合で焦って...)
主役になったとうぬぼれることはしないと心に誓った直後だというのに、もう別の誰かを自分の都合に合わせて便利に使おうとしてしまった
(俺は、本当にダメなやつだ、アピサルやマリエルに信じてもらえたからって、やっぱり主役になる器なんかじゃない)
それでも
(どうしても助けたい。俺の気まぐれで使ったスキルのせいで巻き込んでしまった皆を、せめてこの新しい世界で新しい希望を見つけられるまで出来る限りの協力をしたい)
そのためにも
「頼む!!!」
俺はエルフの娘に土下座をする
「何?そんなことしても無駄、人間とは関わらない」
そんな俺の後頭部に冷ややかな声を浴びせるエルフ
「俺の事は助けなくてもいい!だけど、アピサルと、マリエルは違うんだ。」
あの二人に認めてもらえて、うれしかった、はじめて主役になれた気がした
「彼女たちは、こんなどうしようもない俺を守るために戦ってくれてるんだ。」
あの子たちの方が圧倒的に主役級なのに、それでも俺を認めてくれた
「彼女たちは、愛にあふれてる。アピサルは迫力があるけど、ふとした時の笑顔は女神そのもので、マリエルは、自分の気持ちをまっすぐ伝えてくれる素敵な娘なんだ」
そんな素敵な子たちが今視界の端で血を流している
「だから...あの二人を助けたい、あの二人がこれ以上傷つくのを見たくないんだ。だから、この件が済んだ後君たちがどこに行こうが止めることはしないし、出来る限りサポートもする...」
俺は自分の中にあるだけの誠意を言葉に載せる
「だから頼む!今この瞬間だけ助けてくれ!どうか無力な俺の代わりにあの子たちを救ってくれ!」
「ピッッピィ!」
いつの間にか俺の横に来ていたピー助も頭を下げてくれる
「くぅ~ん」
「ちょっと、何簡単に説得されてんのよ、そんなんじゃまた傷つくよ」
どうやら業炎狼は心が動いているらしく、つぶらな瞳でエルフを見つめている
「くぅん」
その健気さに心が揺れるエルフ
「...やっぱりだめ、人間に関わってろくなことは――」
このままでは埒が明かないと、もう一度言葉を紡ぐために息を吸い込んだその時
「ほう!余のマントが鳴いておる!眷属がいるとな!」
雷帝が凶悪な笑みを浮かべながら叫ぶ
「来い!狼の眷属よ!フェンリルの毛皮に宿りし加護に従え!余と戦場を共にする栄誉をくれてやろう!」
雷帝の叫びが終わるや否や、雷帝のマントが銀色に煌めく
そして業炎狼の体から一気に業炎が噴出した
「グルルルル...ワォーーーーン!!!」
業炎狼が眼を不気味に光らせ、獰猛な表情で雷帝の元へ走り出す
それを見たエルフが慌てる
「理性を失ってる!?」
エルフが急に俺の肩を掴んで言葉を紡ぐ
「アンタ!あの子に名前を付けて!」
「え?」
「早くあの子の主人になの!そうすれば少しは抵抗できるはず!」
「わかった、でも――」
「あの子は...アンタの言葉に心動かされてた...きっと通じる」
エルフの言葉に、無理やりではないのならと意を決する
「わかった、やってみる」
俺は遠くに駆け出した業炎狼に聞こえるように声を張り上げた
「業炎狼!君の名前はこれからケルだ!地獄の門番からとった名前を君に授ける!君の力で俺を守ってほしい!」
その言葉が聞こえたのか、狂ったように戦場に向かって走っていたケルが炎を逆噴射しながら急ブレーキをかける
雷帝の元に駆け出そうとする身体を意志の炎が押しとどめる
「ピー助!ケルのデバフを払うんだ!」
「ッピッピィ!」
俺が指示するとピー助はデバフ解除スキル:希望の光を使用する
ピー助から発せられた光は、天に届き、ケルの頭上から降り注ぐ
しかしケルは相変わらず苦しそうなままだ
「なんで!?」
「あれは始祖の加護、そこのヒヨコでも、浄化魔法でも祓えない」
混乱する俺にエルフが現実を突きつける
「そんな!?」
「ぬぅ!余の命に逆らうとは不遜な魔狼よ、その罪万死に値するわ!」
改善されない状況に絶望する俺達
しかし、雷帝は自分の命令を無視されたのがよほど気に障ったのか、武王丸とアピサルの攻撃を被弾しながらも、構わずケルへ稲妻を飛ばした
「ギャンッ」
身動きの取れないケルはその稲妻をモロに食らってしまい、苦しそうに倒れる
「ケル!?ピー助!俺の事はいい!ケルを守ってあげてくれ!」
「ピィィ!!」
俺の願いにそれは出来ないと首をふるピー助
(ピー助は俺を守ってここを動けない!だったら!)
「ピー助!ついてきてくれ!」
(俺がケルの傍にいけばいい!)
俺は全力でケルの元へ走る
「ピィ!」
ピー助から光が放たれ俺の体が軽くなる
「有難うピー助!!」
ピー助は俺に向かってくる戦闘の余波を盾とスキルで弾きながら俺の道を切り開く
破壊の嵐が吹き荒れる道を進むのは正直怖いが
(こんな小さなピー助にもできるんだ、俺にも勇気を振り絞るくらいはできるはず!)
雷が飛んでこようが、岩が飛んでこようが、お構いなしにケルへの最短ルートを進んでいく
(怖い!怖いけど!)
危険な戦場を仲間の為にひた走る
(これが主役が見るべき景色なら!)
安全な後方で見守るだけのおかざりの主人公じゃない
未来を切り開く本物になる為に
(命を懸けて挑む!!)
ヴァイオレットとエルフは余裕でついてくる
更にはオルトレーンも安全な場所を求めてか、主戦場を観察しながら飛美ながらついてくる
(ステータス低すぎる現実が辛い!)
そしてケルの元にたどり着いた俺達、しかし
(熱くて、近寄れない!)
ケルの周りにはケル自信から出た業火が吹き荒れておりとてもじゃないが近づけない
(それなら、ピー助がケルを守れるように俺がケルの前に出る!)
「ピー助、情けないがよろしく頼んだ!」
「ピィィィ!!!」
絶対守る!そんな決意を醸し出すピー助が雷帝の攻撃余波をはじき、時にはね返していく
「すごいわねあのヒヨコ」
「うん、すごい、モフモフ」
「そっちじゃなくて...まぁいいわ、それより」
気の抜けるやり取りをしていたエルフが俺に声をかける
「ちょっとアンタ、アタイに名前を付けて」
「え?何で急に」
「いいから!人間は嫌いだけど、自分の都合のいいように他人を動かす屑はもっと嫌いなの!」
エルフは雷帝をにらみながら言う
(俺も気をつけなくちゃいけないことだ)
エルフの言葉に気を引き締めながら、名前を考える
「それなら君は、キューレだ。強く戦う女性の意味を込めて、そう名付ける」
「キューレね...人間に名前を貰う日が来るなんてね」
キューレは俺を開放しヴァイオレットに向き直る
「じゃ、暗殺者、アンタの策を聞かせてもらいましょうか」
テンポ維持のためステータス紹介
主人公はすでに把握してます
名前 キューレ (森の狩人)
基本ステータス
STR:SS(英雄級)
VIT:A(熟練級)
AGI:SS(王者級)
INT:S(英雄級)
DEX:SS(英雄級)
LUK:A(熟練級)
HP:8,000 MP:10,000
身長:168cm 体重:55kg
年齢:外見20歳
属性:自然・糸・弓
スキル
弓術: Lv9 - 射撃姿勢時、障害物を透視する
罠作成: Lv9 - 罠の効果、隠匿率に補正大
自然会話: Lv8 - 動植物意思疎通
追跡術: Lv8 - 痕跡追跡に補正大
料理: Lv6 - 料理に補正が付くことがある
特殊スキル
糸魔法:使用時DEX1段階上昇
糸の結界: 範囲を糸で包囲、侵入者完全感知
必中の矢: 魔法誘導される矢
自然の加護: 森でステータス1段階上昇
マザリング: 味方サポート全般効果倍増
名前 ケル(業炎狼)
STR:SS(王者級)
VIT:SS(王者級)
AGI:S(超人級)
INT:A(強者級)
DEX:S(超人級)
LUK:A(強者級)
HP:15,000 MP:12,000
身長:3m(体長)体重:800kg
年齢:外見成犬
属性:炎・獣・忠誠
スキル
咆哮: Lv8 - 雄叫び威嚇・攻撃の伝説級技能
高速移動: Lv8 - 四足爆発加速の伝説級技術
嗅覚: Lv9 - 時間をさかのぼり臭いをたどれる
特殊スキル
忠犬: MAX - 主人の為の行動時全ステータス+1
業炎: Lv9 - 業火を使用可能
野生の勘: Lv7 - 1分以内に訪れる危険を察知
炎の毛: 炎による自動防御結界
業炎弾: 高威力炎球発射
炎翼: 背中から炎噴射し短時間飛行
神狼の血:対神に対し全ステータス1段階上昇