最近の中三ってマジやばい、と思う現役中三の話
中学三年生というと、読者の皆様にはどのような思い出があるでしょう?
きっと勉強の思い出やら、修学旅行の思い出やら色々とあると思います。
私は現在進行形で、その思い出を作って居る現役なのですが、その中三から見た現役中学三年のヤバさについて書いていこうと思います。
取り敢えず第一に思ったことは、義務教育って失敗なんだな、と思いました。
さて、これを書く経緯としては、少し前に学友にこのように問われました。
「富士山って石川県にあるの?」
この質問をした主を、仮にA氏としましょう。
私は何を言っているのだろう、と疑問に思いつつも取り敢えず騙すことにしました。
なので、このように返します。
「うん、その通り。石川県にあるよ」
まあ、流石に分かるだろ、と思っていたのです。
ええ、思っていたのですよね……。
いや、あの読者の皆さんはご存じかと思いますが、富士山は静岡県にあります。
山梨にもありますが、私は静岡が真の富士山を領有する県だと思っているので、除外します。
さて、そんな富士山ではありますが、皆様一体いつ頃学校で習ったかご存じでしょうか?
私の記憶が正しければ、各県を習うとき、小学校三、四年頃だった筈です。
四十七都道府県を覚えよう、みたいなノリの授業で習う筈なんですけどね……。
しかも、中学一年生の授業の地理でしっかりと復習をします。
そこで、富士山の名前も出て来ます。
だのに不思議な事に、私の学友は富士山が石川県にあると騙されたわけです。
いやあ、可笑しいですね……。
あっ、ここまでで私、筆者のことをやべー嘘つきと考えた方も居るかも知れません。
なので、ちなみにの話になりますが、一応石川県にも富士山はあります。
「小富士山」と書き、「こふじやま」という名前なので、一応私の主張は間違ってなかったりします。
まあ、氏が言っていたのは静岡の富士山なので、間違っていたといえば、間違っているのですがね……。
どうしてそんな山を知っているのかと言えば、別に私が山に詳しいわけではありません。
何処でも案外「○○の富士山」と言われている山とかがあるイメージが私にあったので、石川の富士山もあるのかな、と考えて嘘を吐いていました。
まあ、嘘つきの戯れ言です。
さて、その後のA氏はですね、富士山は石川県にあると信じ込み、クラス中に触れ回ったわけです。
その過程で、確かA氏を含めず三人ほど信じた人が居ました。
……いやあ、恐ろしいですね。
それで、その嘘はですね、A氏が少し調べたことによって少し危うい事態となります。
どうやら富士山が、二県に跨がっていることが分かったらしいのです。
そこまではまあ、良かったのです。
ですけれど、何故かそこからA氏は、恐ろしい判断をします。
何故か富士山が二つあると思ったのです。
ですから私は、このように嘘を続けました。
「実は、富士山は富山県と石川県にある」
流石にA氏もこの嘘には、疑念を呈したのか、こう問われます。
「いや、ないでしょう?」
何故かその時冴えていた私の頭は、このような嘘を思いつきます。
「富山県って、富の山って漢字で書くじゃん。これは、富士山があるからその最初と後ろを取って、富山になっているんだよ」
さて、その時は流石にこの嘘は無理があるだろう、と思いました。
ですが、何故かA氏は信じたのですよね……。
まあ、流石にちょっと疑っている様子でしたがね。
その為、氏はこのように問うてきます。
「富士山が二つあるって、どういう事なの? 一つの山じゃないの」
さて、それに私は少々悩みました。
それで、その悩んでいる間に、裏切りが起きました。
「富山県にはないよ。石川県に二つある」と、言い出した人が居たわけです。
ちなみに言うと、これを言った人は一緒にA氏に嘘を吐いていた仲間でした。
また、この富山県に富士山がないというのもある意味間違いです。
「南保富士」とかいて「なんぼふじ」と読む富士山由来の山があります。
これも石川県のときと同様に、何か富士山っぽい山があるだろうと思ったのでした。
さて、話を戻してA氏の話でありますが、裏切りに私は少々困りました。
なので、更に嘘を重ねることにしました。
「富山に新しい富士山が生まれた」という、何とも馬鹿らしい嘘です。
確か、新しい富士山が火山噴火で生まれて、それが石川県と富山県の県境にある、といった嘘だったと思います。
しかし、この嘘は無理がありました。
仲間の方も協力はしてくれましたが、疑念は残るという形でした。
というか、富山と言い出した辺りから、疑われてはいたのですが、それが確信になったようで、更に氏はネットで調べて真実を知ってしまいます。
富士山が静岡と山梨にある、と。
けれど、何故なのでしょうね……。
氏は、このように言い出しました。
「富士山、二つあるじゃん!」
それからはよく分からないのですが、何故か氏が原因で石川県に富士山があると思っていた方々と情報を交換し、こう何と言いましょうかね……。
富士山が別れて静岡と山梨に移動した、という結論に至ったわけです。
何と言うか、ね。
まあ、あのはい。義務教育の敗北、ですかね。
これがゆとり教育の成果なのか、とも思いますが、別に私達はゆとり教育の世代ではありませんし……。
何が原因なのでしょうね……。
まあ、たぶん一部のある意味の上澄みだからこそ、という可能性はあるのですが……。
日本の教育体系というのは、取りこぼしを作らない物であったはずなのですがね……。
こういったヤヴァイ人達が、今の大人世代を支えるようになる、と考えれば恐ろしくないでしょうか?
私は非常に恐ろしいです。
なので、言いたい。
どうにか、どうにか義務教育を改善して欲しい、と。
あっ、ちなみに言うと、A氏を騙すのはこの後も続きました。
流石に最後の最後はバレましたがね……。
でも、また石川県に富士山がある、ということを信じさせることは成功しました。
ボロを出してバレましたけどね。
追記1
感想欄がちょっと荒れています。
なので、たぶん私が何らかのミスをしているのだろう、と思われます。
故に、ここで私の考えを再びまとめます。
今回はA氏を例としてあげ、氏が富士山を知らないことで、現代中学生の常識的知識の不足を書いたわけです。
勿論、これは氏の例だけに言えることだけでは無いわけです。
礼儀を知らない、敬語が喋れない、そもそも日本語の意味を正確に理解できない、という少々社会で生きていく上でまずい方々もいるわけです。
義務教育というのは、社会で生きていく上での最低限の常識を身につける場所でしょう。
しかし、現実には単なる高校への通過点と化している。
その義務教育の本来の意義が失われているのではないか、と私は思います。
なので、言いますとそういった本来の意義を全うできるように、教育改革をするべきだ、という事です。
追記2
確かに義務教育で習う常識には、一部クソほどの役にも立たないことがあるでしょう。ええ、尤もな話です。
しかし、一応は義務教育、日本国民が義務として習うのですから、最低限の知識としてあるべき知識であると思うのです。
ですから、それは最低限知っているという状態にする教育が重要なのでは、と私自身は思います。
追記3
「授業で習っているから、覚えているそんな訳ではない」というのは、確かにその通りです。
ええ、その通りでしょう。
ですが、常識を教えきれていない、そんな状況がヤバいのでは、という話の訳です。
追記4
今回は”あくまで”個々人的な問題の話をしているわけではありません。
義務教育がその本懐を遂げていないよね、という話です。
追記5
追記3の更に追記です。
「授業で習っているから、覚えているそんな訳ではない。そういうお前こそ、テストでずっと100点を取ってるのか」と言われましたが、もし他にも思っている方が居るなら、ここで解答します。
ご自由にお考えを。私は別に否定もしませんし、肯定もしません。
ただ常識的に考えれば分かるでしょう? 質問する以前に。