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レッツお料理!

イベントは、当日を迎えた。


予想を上回る……とまで甘くはないが、ほぼ見立て通りに体験客が来て、教室は賑やかだった。


何より、子どもたちがいる!

祖父母に甘えながら、ああだこうだと言い合って作業を進めている。


「ほら!さっき混ざらなかったお水と油、お酢を加えて混ぜたら、だんだんクリームみたいになってきたね!」


ユカちゃんは、ハイテンションのうたのおねえさんのように、くるくる回った。


「乳化だよ〜〜〜!」


そんな自分がとても気に入っている様子で、見ているぼくはとても微笑ましかった。


「せんせい!なんかね!見て見て!これ白くなってさ」


「せんせー、できました!」


子どもたちはみんな、思い思いに報告してくる、ふふ。楽しい。


ぼくは、アシスタントとして働かされていた。

顧客のマダムのご機嫌をとるためでもある。


「なんか菅野くんさぁ、なんかぁ、変わったっていうかぁ、恋人でもできた?」


マダムがからかってくる


「やだ増岡さん〜!お孫さんのいる前ですよう〜?ぼくがあれやこれや話してもいいんですかぁ??」


マダムはちょっと引いた様子で、あらだったら今度聞くわね、と作業に戻った。


ぼく、そんなに浮かれた顔してたかな……


まぁ、昨日のユカちゃんも可愛かったし。

パパ霊には玄関あたりに急ごしらえの祭壇をつくり、そこに閉じこもってもらった。

まだ成仏しないらしい。


その代わり、僕たちはそこから離れた寝室へと向かい……


お父さん、お嬢さんは素敵な方ですね。

ぼくは、か弱い涙目のユカちゃんも好きでしたが、睨みながら馬乗りになってくるユカちゃんにも悩殺されてしまいました。


美人は罪深い………


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