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ヒーロー登場
ぼくは、興奮で早歩きになっていた。
先生が……
あの先生が、ぼくを頼ってくれている!!!!
ぼくは心でガッツポーズをとり、さっそく作戦を練った。
先生によると、体験希望者が途絶え、いまの会員数では赤字になるとのことだった。
そういえば、最初のイケメンとして体験入会したあと、入会条件に40歳以上が追記されていたな…
どう考えても、タイミング的に自分のせいだった。
先生は淫乱だが、ビジネスとして恋愛目的の入会は防ぎたかったんだろう。
まぁ、イケおじに魅了されてはいたが。
まずはあれを撤廃させて、入会者を比較的スケジュールが安定しているシニア層に固めつつ、どんどん新規で若い子たちも呼んで……
先生!待っててくれ!
ぼくが先生を助けてみせる!!
お金持ちの女性経営者のヒモとして見られているのではという、卑屈な気持ちが消えていった。
ぼくは、君のヒーローになってみせる。




