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夢の日々

こんなにうまくいっていいのだろうか。


ぼくは、先生の家を訪問しはじめてから、もう4回も甘い時間を過ごしていた。


どの日もまるで官能小説のように美しく、完璧で、そしてどこまでも卑猥だった。


テクニックは、もともと(1人で見る動画で)基礎の心得はあった。

でも、色事は技術と才能。


ぼくは、どんどん先生のいいところを当てていった。

時には3回戦をやろうとして、先生の方が寝落ちしてしまったこともある。


ぼくは、男としての自信に満ちていた。


ただ、魔法が解けるとすごく惨めな気持ちになるので、せめて鏡を見ずに過ごすようにした。


でもある日、鏡に映る自分が、結構な男前に見えた。いやいや、自意識過剰。勘違い……


しかしなんだろう。

弱々しくチーズ牛丼を注文していそうだった冴えない男は、目元に覇気が出て、肌や髪にもツヤが戻り、俳優を目指した時の自分に近づいているような気がしていた。


「よしくんは、可愛いねえ」


おばあちゃんやおばちゃんに、大人気だったころのぼく。

周りから、子役をしたら?と言われチヤホヤされた。


でも、男の可愛いは、成長ガチャが待っている。

ぼくは、見事にキモいかんじの成長を遂げた。


同じように可愛いと言われていた同級生の男は、そのまま綺麗路線に移行できた。


ぼくは、うかれて俳優を夢見た自分を責めた。

でも、夢は捨てきれず、今もこうして劇団員をしている。


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