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美女探訪
ぼくは、細身のスーツをぴったりと着込んだ。
こんな姿になってみたかったんだ。
役作りも完璧だ。
さぁ、いざ先生のもとへ!
こんなに何度も美女の部屋に行けるなんて、魔法をつくりだして本当に良かった。
いっそこのまま、魔法が解けないならいいのに……
ぼくは回を重ねて、余裕が生まれていた。
初めて訪問した時はフワフワした記憶しかなかったが、今は玄関からベッドまで、間取りを全て把握している。
「ただの変態だ……」
ぼくは、周りに聞こえてキャラ崩壊しないように、微かな声でつぶやいた。
少し久しぶりの先生の家は、相変わらず綺麗で可憐だった。
先生はアラサーと言っていたが、童顔と髪や肌のツヤめきのおかげで、20代前半に見えなくもない。
何より腰がエロい。
そんな細い腰で男に迫って、無事でいられると思っているのだろうか。
この美形の姿で妄想すると、あんなことやこんなことも罪悪感なく楽しめるような気がしていた。
ぼくは、無事に契約を済ませ、これから水交換で訪問するであろう日々にほくそ笑んでいた。




