表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/59

作戦通り

ぼくは、心の中でガッツポーズしていた。

ても外面は崩していない。


これでも役者の端くれだ。

自分を客観視して役を演じきるのには長けている。


先生は、赤面してオロオロしていたかと思えば、目を潤ませてぼくの腕の筋肉を眺めている。

本当にエロい。


だが、そろそろ魔法のタイムリミットにも気をつけなければ。

美形ダンディの魔法が解けるまで、あと2時間とちょっとしかない。


ぼくはこれからどうベッドに誘おうか迷ったが、Aプランで行くことにした。


「本当に……楽しい体験でした。家に帰ってもひとりなので、先生とお別れするのが名残惜しいくらいですよ」


「ご家族は…」


「妻には早くに先立たれました。子もいません。ずっと仕事一筋できましたが、そろそろ定年ですから、寂しくて」


やった。計算通り。


先生は、ほうっと熱を帯びた目をした。

「通常レッスン以外にも、こうやってプライベートレッスンも承ってますから、もしまた良かったら…」


「それは、今から受けられますか?」

ぼくは、あえて目線を外してつぶやく。


そして、優しく先生の腕をつかみ、懇願するような目で見つめる。

「レッスン代をお支払いすれば、今夜の先生の時間をいただくことはできますか?」


我ながら、攻めた。

でも、ワインで酔いが回った2人なら、こんな陳腐なセリフでも、恋を始めるには充分だろう。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ