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中の人

ぼくは、楽しくなっていた。


前回の若いイケメンを演じた時は、あまりに遠い存在すぎてどうしていいか分からず、素の自分が隠しきれていなかった。


おそらく、総合評価としては、残念なイケメンになっていたことだろう。


だけど今回は違う。

ぼくは女性向けのネット漫画を読み漁って、どんなイケおじがモテるのかを徹底的に予習した。


ちょっと押して、引く。

また押して、引く。

基本、引く。


ダンディズムにがっつきは禁物だ。

先生の方からねだってくれたら…


ぼくはまた興奮してきて、イケおじにはほど遠い休日を過ごしてしまった…


「わ…ワインの知識、動画で見ておこう…」

決戦の勝敗は果たして…

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