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英語のコツ 2  作者: Dario Jamer
12/15

英語の発音は重視するな

発音重視してるとダメですよ。

英語の発音について


世の中には、ノーバン(ノーバウンド)始球式というのがあります。

アイドルの可愛い女の子が始球式に現れて、最初の一球を投げて、キャッチャーまでノーバウンドです届く球を投げることができたら、ノーバン始球式といいます。


たいていの場合、女の子はゆっくりカクカクと動いて、山なりのゆっくりの球を投げてキャッチャーに届きます。

まずは投げるための筋力が足りません。投げ方も見よう見まねで、投げる経験回数も少ないので、投球フォームがガタガタで、ボールへの力が上手く伝わっていません。投げたボールはコントロールが上手くいかずにキャッチャーが動いて捕球するレベルです。


これらを英会話のスピーキングに喩えた場合、まずは語彙数が足りません。文法を知ってはいるけど英作文の経験があまりにも少なくて、きれいな英文にはならなくて、相手に伝えるだけの力に乏しく、相手が聞いて考えて理解できるレベルです。という感じでしょうか。


え、ノーバン始球式と発音と何の関係があるか?ですって。イヤ、何の関係もありません。というのは、発音というのは、ピッチングに喩えると、変化球だからです。


キャッチャーまでストライクの球を投げることができるようになって、初めて身につけるようにする高難度のスキル、それが変化球です。

英語も同じで、きちんと英作文して話して、相手に伝わるようになってから、初めて身につける高難度のスキル、それが発音です。


だから、日本以外の国では、ほとんどにおいて、発音の学習は後回しにします。インド人英語、シンガポールのシングリッシュ、フィリピン英語など、発音を重視しない英語というのは、世界的に有名で、世界的に通用しています。日本だけが発音を重視して、アジアの落ちこぼれ英語学生になっています。


野球のピッチャーは、投球練習をします。キャッチャーがいればいいですが、いない時にはコンクリート壁や捕球ネットに向かって投げるし、ボールがなければ手拭いやタオルを使って、何万回も投球練習を行い、投球フォームを整えていきます。

英語も同じように、相手がいなかったら、独り言やつぶやきでいいから英作文して声を出すし、声を出せなくても、頭の中で英作文を行い、何万回も英作文練習を行い、瞬間で英作文できるようにします。


キャッチャーまでノーバウンドで投げるのがやっとなのに、山なりの球でストライクゾーンから外れた球しか投げれないのに、変化球を身につけようとする。それが、発音重視ということです。


楽器やってる人、スポーツやってる人、なんらかの技術スキルのある人、専門家の人、一芸に秀でた人がこれを読んでいるなら、自分の分野での高度なスキルを考えていただきたい。それを、最初から身につけようと努力することがいかに無謀なことか、分かりますよね。英語の発音を身につける、というのはそういうことです。日本の悪習です。


ただし、まるで前世でイギリス人やってました、というくらい、発音の才能のある人はいます。そういう人のために、英語の発音学習の話しを次に書いておきます。

読んでいただきありがとうございます。

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