表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雑貨屋の主人は錬金術師  作者: 村中 順
剣の材料
40/162

第40話 トレジャーハントに行こう

 次の日、僕は二日酔いを錬金術の薬で直した後、シェリーとアルカディアの大図書館に接続して検索した。伝承、冒険記録、史跡、地理、生物学、植物学、鉱石学あらゆる文献を当たり、千年聖霊樹、その場所、植物の化石化による硬化現象などである。


 その結果、千年霊樹がある洞窟は、ここより南の方に行ったところにあるらしい。ただ、地理的な理由から、一度シン王国教会聖都まで行き、そこから、ミクラ大河の支流を南東に下って行くのが良さそうだ。

 その辺りは、魔物対策地域から外れるし、聖霊樹の聖素発散能力は、化石化のために失われているらしい。つまり、魔物は多いと考えておく必要があるだろう。

 そして、化石化した聖霊樹を使った武器は、やはり、聖霊師の杖が多い。加工が難しく、枝のまま使用している例しかない。古い錬金術の書物でも、金属の特質があるが加工が極めて難しいとある。


 これは、やはり一度トレジャーハントするべきだな。


「アーノルド、シェリー、千年聖霊樹の化石を採掘に行こう!」

と僕は、二人に向けて、話を切り出した。


「おっ、良いね。行ってみようぜ」

アーノルドはいつものノリだ。


「ご主人様が行かれるのは反対はありませんが、もし、それが私の為というのなら……」

とシェリーは、言い始めたが


「いや、シェリーの武器の素材が第一だけど、それ以外にも、これまで扱ったことのない材料というのは、錬金術師として非常に興味をそそられる。それに新しい製品ができるかもしれない」

と僕はシェリーの心配を拭うように言った。


「で、あの、レ? あれ?、ミ?、ん?、忘れた。子供ばばぁーズはどうするんだ?」


 双子の聖霊師のミリーとレミーが真っ先に名無しの術を掛け直したのは、お喋りなアーノルド君だった。


   ◇ ◇ ◇


 僕たちは、コロン車 二台が悠々と乗れる川船に乗船して一路教会聖都に向かった。このミクラ大河は、聖素が多く含まれており、魔物は生息していない。そのため、安全な航行といえる。


「聖霊師様は、どうされますか? 一度教会聖都に向かいますが」

と僕は、船の上のコロン車の中で瞑想している二人に聞いてみた。


「大丈夫じゃろ。ちょっと挨拶しておくところはあるがな」「あるがな」

二人とも同時に目を開けて、こちらに振り向きながら話をした。


「それから、洞窟の方はいかがしますか? 僕たちとしては、聖霊師様がご同行いただければ心強いです」

と一応聞いてみた。旅をしたいと言っていたから、行きたいのだろうと思う。


「そうじゃな、我等も行ってみるかな。あのあたりの森はアンデッドが多い故、何かに役に立つじゃろ」「じゃろ」

兎に角、この二人の聖霊師は強い。

この二人の聖霊師は、居るだけでアンデッド対策になる。


 ―――アンデッドは、人属が死んだ後、魔素が入り込み悪霊化したものである。聖霊師が回復を施せば、浄化されて消滅する―――


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ