[ 一章 登場人物 ]
ルイス
『晶』のオリクト所有者。国外逃亡中のため姓は名乗らない。
知識は豊富だが俗世に疎い世間知らず。なのに行動的で意外と大胆。
ユーリ
『幻』のオリクト所有者。エノテイア聖堂国、黒特級(生死不問)指名手配中。
転移の魔晶が使える。身体能力が高く五感も常人をはるかに凌駕する。ルイスに期待している。
クライド・ウィンダム
ガーランド王国、国防軍所属の騎士。要人事件調査隊の隊長。
横柄な部下を律する、話の分かる常識人。アランドール人の血が流れている。
アヤ
イツキの姉。『争』のオリクト所有者。幼顔で妹に見られがち。
要人暗殺容疑をかけられ王国軍に追われている。イツキを守ることが第一優先。
イツキ
アヤの弟。血の繋がりはない。『争』の従属である印を持つ。
しっかりしており冷静に物事を受け止められるだけの度量がある。
サーシャ
『史』のオリクト所有者。ユーリの親戚で幼馴染で元婚約者。
可愛らしい見た目と柔らかな物腰からは考えられないほど外道な思考の持ち主。
シオン
サーシャが連れていた『史』の印を持つ少年。
魔晶が得意。サーシャの力を借りたものの、ユーリを半日結界に縛りつけた。
マルシュ・アイゼン
ジュラ連合国テレジア市の代表。アヤの大叔母にあたる。
武人を髣髴とさせる勇ましい雰囲気の女性。人情に厚く、和平解決を目指す。
リーエン
マルシュの政務を手伝う参謀方。冷めた目をしており、どこか違和感がある。
フリン
テレジア軍の将軍でマルシュの右腕。マルシュ不在時は代表代理も担う。
カルネ
テレジア市で妹の面倒を見ながら出店の菓子屋を営む少女。
メル
カルネの妹。まだ幼く言葉も拙い。ルイスとユーリに懐く。
[ 番外 登場人物 ]
アトラ・アイネル
エノテイア聖堂国、魔晶庁将位。ミハイルとは本質的に合わない。
セレオ・アレル
エノテイア聖堂国、騎士庁将位。ミハイルの才能を買っている。
ミハイル・アシュフォード
エノテイア聖堂国、政庁宰相。歴代一と謳われるほどの知才の持ち主。
ヒイラギに次ぐ権限がある。騎士ではないため宰相の位を冠する。
ヒイラギ
口を開かずに話せる。ミハイルに期待と信頼を寄せており、甘い。
オレド・ブライズ
ガーランド王国、王太子。現国王オルガノの即位前に出来た私生子。
武に秀で、実力主義のガーランドで王太子の地位を確固たるものにした。
フランツ・ロッド
ガーランド王国、王国軍少将。オレドの行く末が気がかり。