心理描写
心理描写についての話。
結構な暴論を飛ばすが、小説に心理描写は要らない。
心理描写にはいくつかの種類が有る。
一人称小説、三人称で括弧で括られた物、三人称の地の文の三つだ。
一人称は心理描写を書く事が推奨される、特殊な書き方だ。
この書き方には得手不得手が有って特定のジャンル以外には推奨されない。
まぁ、官能小説なんだが。
パイタッチでドキドキ、指が腹をつたって下半身へドキドキ、耳元でささやかれてドキドキとか。
心理描写が無いと、胸揉んで押し倒してゲイボルグを突き立てましたとか、そんな感じなんで必須になる。
これの亜種が恋愛小説だ。
手を繋いでドキドキ、ダンスパーディーでドキドキ、運動部のマネージャーごっこでドキドキと言った感じになる。
話を引き延ばさないと感動が得られないので、奥手になったり難聴になったりもする。
因みに、ファンタジー物で一人称を書こうとする人が多い理由はエロゲのせいだろう。
最終的に交尾が目的になるので文体を変える事が出来ない、必然ファンタジー要素を幾ら取り入れようが一人称で心理描写が必須になる。
まぁ例外として他のジャンルでも使えなくもないが。
筆頭はギャグ小説だろう。
『蜘蛛ですが、なにか?』『悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ』『転生したら孤児になった!魔物に育てられた魔物使い(剣士)』『異世界詐欺師のなんちゃって経営術』とかだな。
特に前二つは『ステータス』やら『ファンタジー』やらの要素があるから誤認しやすいが、ギャグ小説だから上手くいってるだけだ。けして王道ファンタジーを書こうとして一人称は採用しない様に。
他にはザッピング型になるがホラーで使える。
『かまたちの夜』等のチュンソフトのゲーム、バイオハザードのかゆうま日記など。
ホラー映画の最初に死ぬ奴の視点の映像などもこれと同類だ。
次、三人称小説における括弧。
書き方が新しいとか、お行儀が悪いと言われる事もあるが推奨する。
ただし、一キャラのみに視点を当てないと読みにくい。
複数キャラの心の声と言う意味ならセリフにしても良い場面も多いだろう。セリフにした方がよりギャグタッチになってしまうが。
最後、三人称の地の文での心理描写。
これはマナー違反と言って良い、大変お行儀が悪い。
小説、漫談、吟遊詩人辺りが使うような手法。
強引な話の展開が可能になるので副作用が酷いだろう。
『ちびまる子ちゃん』のナレーションを思い浮かべると良い。
『キートン山田』と言う人が当ててるんだが、アレが一分に一回ペースで出て来ると思えば酷い作品になること請け合いだ。
演劇だと演者がゲームのスタートボタンを押したように一時停止し、そこにナレーションが入ると思えばよい、『誰が見たいんだ?こんなの』と言うのが良く分かる。
『シーン』として成立しないような文章が出来上がっているのが良く分かる。
まぁ、メディアミックス化できないと言う理解でも良いが。
『転生貴族は大志をいだく! 「いいご身分だな、俺にくれよ」』この作品を映像化できると思う人は居ないと思う。




