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あづき坂合戦の事其弐
新喜劇の社長である義元さんの軍勢が織田氏の三河安祥城に押し寄せました。
「だからその吉本じゃねえよ!」
駿河と遠江の守護大名である今川義元は地の文に切れました。
安祥城を守るのは、元猿の父親である織田等京です。
「元猿じゃねえよ!」
前世のそのまた前世の呪いから逃れられない地の文にどこかにいる等京の嫡男の吉法師は切れました。
駿河勢の先陣を切ったのは由原衆で、小豆坂まで押し寄せてきました。
等京は手勢を率いて安祥城を出陣して、矢作に出ました。決して人力舎所属の芸人の事ではありません。
等京の弟の康京と光京と実京が由原衆を迎え撃ちました。
戦いは激烈を極めて、某シミュレーションゲームではなかなかのイケメンに描かれている那古野弥五郎という清洲の武士は由原衆が討ち取りました。
この頃から駿河勢が頻繁に三河に攻め込むようになりました。
早く吉法師を討ち取って欲しいと思う地の文です。
「やめろ!」
地の文に切れる吉法師です。