表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
3/2152

あづき坂合戦の事其弐

 新喜劇の社長である義元さんの軍勢が織田氏の三河安祥城に押し寄せました。


「だからその吉本じゃねえよ!」


 駿河と遠江の守護大名である今川義元は地の文に切れました。


 安祥城を守るのは、元猿の父親である織田おだ等京とうきょうです。


「元猿じゃねえよ!」


 前世のそのまた前世の呪いから逃れられない地の文にどこかにいる等京の嫡男の吉法師は切れました。


 駿河勢の先陣を切ったのは由原衆で、小豆坂まで押し寄せてきました。


 等京は手勢を率いて安祥城を出陣して、矢作やはぎに出ました。決して人力舎所属の芸人の事ではありません。


 等京の弟の康京やすきょう光京みつきょう実京さねきょうが由原衆を迎え撃ちました。


 戦いは激烈を極めて、某シミュレーションゲームではなかなかのイケメンに描かれている那古野弥五郎という清洲の武士は由原衆が討ち取りました。


 この頃から駿河勢が頻繁に三河に攻め込むようになりました。


 早く吉法師を討ち取って欲しいと思う地の文です。


「やめろ!」


 地の文に切れる吉法師です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ